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石井裕也監督「月」を鑑賞。わたしの中にも、犯人がいる。

知的障害者施設・やまゆり園で、入所中の19人が殺害された相模原事件を辺見庸が小説化。さらに、問題作を多数排出しているスターサンズが映画化した問題作。

当時の新聞記事。

施設職員であり犯人でもある植松聖は、
「話しかけても返事さえできない生産性のない人間は、抹殺するのが世のためだ」と刃をあげた。

一般論から話そう。
わたしは「れいわ新選組」の支持者である。
「生きているだけでいい。あなたに生きててほしいんだよ」と山本太郎は叫ぶ。
わたしも同感である。
精神障害をもち、60年の人生で約6年しか働いていないわたしも、生産性の無い人間だ。
命は平等だ。

しかし、一般論から少し視点をずらしてみる。
例えば、町で知的障害者の団体が遠足かなにかで、こちらに向かって歩いてくる。
正直になってみよう。
さざなみのようなものが起きないか。
「なぜ、今日、外出してしまったのだ、外に出なければよかった」
という気持ちが起きないか。
心のなかで、「ダメだ!ダメだ!」と首をふっても、どうにもならない。


これから鑑賞する方のために、あえて、映画の詳細は省きました。

覚悟を決めてから観に行く映画です。


本当の知的障害者も登場。
原作本。現在、アマゾンでは売り切れ。ヨドバシも売り切れ。


副読本として、森達也の「U」も欠かせない。


「維新」の優生思想者、長谷川豊。


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