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お薦めの1冊✨『小さな会社を強くするブランドづくりの教科書』岩崎邦彦先生

第1章ブランドづくりのベクトルを統一しよう
第2章ブランドの力
第3章強いブランドの条件
第4章ブランドづくりのファーストステップ
第5章強いブランドは、感情に訴える
第6章なぜ、2番手ではダメなのか?
第7章ブランドづくりは引き算である
第8章強いブランドの強力な土台
第9章目に見えないブランド価値を形にする
第10章良い名前、悪い名前
第11章誰の為のブランドか?
第12章広告に頼らないブランド作り
第13章強いブランドの価格戦略
第14章強いブランドにはハーモニーがある
第15章ブランド作りのゴールはない

日本経済新聞出版社 小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書より一部引用

この目次を見て、興味が沸く方、何か心に引っかかるワードが見つかった方は是非読み進めて頂きたい。

第1章ブランドづくりのベクトルを統一しよう

・ブランドは心の連想である
・ブランドは「意味」である
・ブランドづくりとは、顧客の心の中に、品質を捉えたポジティブなイメージを形成し、顧客との感情的なつながりをつくることである

第2章ブランドの力

・強いブランドは、価格競争に巻き込まれない
・強いブランドは消費者のリピート購入をもたらす
・強いブランドは顧客が顧客を呼ぶ

第3章強いブランドの条件

・強いブランドの4条件
①明確なコンセプト、明快なイメージ
②感性に訴求する
③独自のポジションがある
④低価格ではない

・明確なコンセプトがあり、消費者の心の中に明快なイメージが形成されている
・売り手のセンスやデザイン力などによって、消費者の感性に訴えている

第4章ブランドづくりのファーストステップ

強いブランドを作る為のファーストステップ
それは、
ブランドのありたい姿=ブランドアイデンティティを明確化すること。
売り手側に明確なブランドアイデンティティがあれば、買い手側に強いブランドイメージが生まれる、、これが原因と結果の法則である。
ブランドアイデンティティは、実践的な価値基準であり、儀礼的な社訓ではない。
ブランドアイデンティティを設定する際の3つの条件
①価値性
②独自性
③共感性


「最高品質の高糖度トマトで、おいしさの感動をお届けします」
出来るだけ、簡潔でありながら、①価値性、②独自性、③共感性が含まれていることが望ましい。
強いブランドは、「コト」を提供する

トマトの購入には、1回あたり、幾ら迄払いますか?
335円
なのに対して、
おいしさの感動に、1回あたり、幾ら迄払いますか?
8939円であり、支払上限額は約27倍に跳ね上がる事実。

第5章強いブランドは、感情に訴える

ブランド価値の2面性
「機能的価値」→良い、悪い、→アタマに訴える
「情緒的価値」→好き、嫌い、→ココロに訴える
強いブランドは顧客のアタマとココロに訴える
例えば
アップルは
機能的価値→使いやすい、性能が良い
情緒的価値→デザインが好き、カッコイイ、おしゃれ、スタイリッシュ

感情に訴えるブランドづくりに成功する為には、社外のパートナーとの連携が有効である。

第6章なぜ、2番手ではダメなのか?

自分の土俵で、一番手を目指す
新規参入が容易なジャングル地帯では、ブランド作りは困難。
競合が少ない砂漠地帯の商品ほど、ブランド力が強い。
逆張りの発想がブランド作りは必要。

第7章ブランドづくりは引き算である

引き算という考え方
訴求ポイントの引き算、品揃えの引き算、言葉の引き算
例えば
当初案「ゴールドのように輝くフルーツ」
改正案「ゴールドの様な輝き」
採用「ゴールドの輝き」

第8章強いブランドの強力な土台

知覚品質を高める為の重要な要素
①品質の有形化
 こだわりをパッケージで表現する
②体験してもらう
③五感・情緒に訴える
 理性ではなく感性に訴える
④低価格ではない
⑤希少性
 ここにしかない(場所の限定)、この時期しかない(時間の限定)、これだけしかない(数量の限定)
⑥オリジナリティ
 個性、独自性を、平均的ではなくて、
⑦物語性
 ブランドの歴史、生涯の苦労や努力、途中の困難や失敗、ブランドにまつわるエピソード
⑧社会的証明
 論より証拠、受賞、公的認証制度、

第9章目に見えないブランド価値を形にする

強いブランドにはハーモニーと一貫性がある


第10章良い名前、悪い名前

シンプル・覚えやすい
独自性・固有名詞
発音しやすい・聞きやすい
検索しやすい・入力しやすい
音感が良い
読みやすい・書きやすい
意味を暗示
利用シーンに適合
名前は、ブランド作りにおける最強の武器であり、財産である。

第11章誰の為のブランドか?

買いたい人をターゲットとする
消費者には、買いたくなる商品を提供する
流通業者には、売りたくなる商品を提供する

第12章広告に頼らないブランド作り

ブランド作りにおいて、最も重要なメディア
それは、口コミ
口コミが発生しやすい商品ほど、ブランド力は強い
体験が口コミを誘発する
インフルエンサーの力
パブリシティ
コンタクトポイントを把握すること

第13章強いブランドの価格戦略

プレミアム価格
強いブランドに生まれる価格の好循環

第14章強いブランドにはハーモニーがある

ブランド拡張をすべきか否かに迷った時の判断基準
・拡張する商品が、ブランドアイデンティティと整合しているか?
・ブランド拡張によって、現在のブランド価値がさらに高まるのか?


第15章ブランド作りのゴールはない

ブランドにも健康診断を
知名率
理解率
利用意向
利用率
満足度
推薦意向
ブランドイメージ

ブランドが失敗する10の理由
①品質管理がしっかりしていない
②戦略がない
③共感性の欠如
④コミニケーションが一貫性がない
⑤無関係のブランド拡張
⑥なんでも屋になる
⑦消費者の声を聞かない
⑧値引き競争をする
⑨感性に訴えない
⑩動きが無い

ブランドは進化する


気になるワードを拾い集めた形になりました。
お役に立てれば幸いです。

岩崎邦彦先生について



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