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アメリカ在住20年。41歳で結婚後に即不妊治療を開始し、体外受精(IVF)により43歳…

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アメリカ在住20年。41歳で結婚後に即不妊治療を開始し、体外受精(IVF)により43歳で長女、45歳で長男を妊娠・出産。現在は在宅でゆったりめに仕事をしながら育児中です。

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40歳からのずぼら妊活ガイド〜はじめに

40歳で妊活をはじめ、43歳でアメリカでの体外受精(IVF)による妊娠出産を経験したことから、高齢での妊娠出産を望む友人たちからアドバイスを求められることが多くなりました。 現在は生まれたばかりの元気一杯の愛娘を母乳育児中で、これまた日々発見の連続なのですが、とりあえずこれまでの軌跡を振り返りつつ、友人たちに個別にシェアしてきた私なりの妊活ガイドを、育児の合間にまとめて記しておきたいと思います。 とは言うものの、私は医師でも妊活の専門家でもないので、あくまで私個人の経験を

    • 40歳からのずぼら妊活ガイド〜IVF編⑤

      いのちのストック 前回の投稿から、自分でも呆れるほど間が開いてしまいました…(ずぼら健在)。気がつくと、よちよち歩きの赤ちゃんだった娘はすでに、立派なイヤイヤ期の二歳児に。さらには、私が46歳の誕生日を迎える少し前に、元気な男の子の赤ちゃんが産まれて、我が家は4人家族となりました。 ちなみに、今回産まれた息子は、娘と同様、私が41歳の時に凍結した3つの受精卵のうちのひとつ。娘は「低モザイク胚」、息子は「正常胚」と診断された5日目胚盤胞でした。これまでお読み頂いた方は覚えて

      • 40歳からのずぼら妊活ガイド〜IVF編④

        限りなく白に近いグレー もうすぐ7ヶ月になろうとしている我が愛娘は、41歳の時に凍結した3つの受精卵のうちのひとつ。「低モザイク胚」と診断された5日目胚盤胞でした。受精卵凍結までの経緯はこちらからどうぞ。↓ 残り少ない卵子をなんとか搾り出し、やっと凍結まで至った3つの受精卵ですが、着床前遺伝子検査(PGT-A:着床前胚染色体異数性検査)で「正常胚」と診断されたのは、最初の1つだけ。後の2つは、モノソミー22やモザイクなどが複雑に混じった明らかな「染色体異常胚 COMPLE

        • 40歳からのずぼら妊活ガイド〜IVF編③

          ごめんね、2号ちゃん 41歳の一年間は、とにかくできるだけ卵子を凍結する年、と決めていた私。結果的に、合計3つの5日目胚盤胞を凍結するに至りました。 幸運にも初めてのIVFで、5日目胚盤胞(遺伝子正常胚)を一つ凍結できたことから、「なあんだ、これなら次のサイクルもすぐいけるんじゃない?」と調子づき、数週間後にまたサンディエゴへ採卵しに行くことを早々と決めました。担当の看護師から「連続サイクルで採卵するとあんまり良い結果が出ないわよ」と言われていたのにもかかわらず。 とい

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        40歳からのずぼら妊活ガイド〜はじめに

          40歳からのずぼら妊活ガイド〜IVF編②

          One Perfect Egg 41歳の一年間に行った採卵は全部で3回。いずれのサイクルも、生理3日目の初回内診では卵胞が5-6つ程度でのスタートでしたが、最終的に1回目は4つ、2回目は2つ、そして3回目は6つの卵子を採卵するに至りました。採卵でお世話になったHanabusa IVFについては、前回の記事をご参照ください。 3サイクルとも、採卵後すぐにふりかけ式で体外受精させて、5日目胚盤胞(採卵後5日まで培養した着床前の胚)が各サイクルとも1つずつ育ちました。(内心、こ

          40歳からのずぼら妊活ガイド〜IVF編②

          40歳からのずぼら妊活ガイド〜IVF編①

          やっぱり大事なお金の話 40歳の春に自然妊娠したことが分かった時、「やった〜これで不妊治療しなくて済む!ラッキー!」と能天気なことを考えていました。40歳を過ぎたら不妊治療の中でもIVF(体外受精)にまっすぐ向かうのが当たり前のようになっているアメリカで、まず二の足を踏んでしまうのが高額な費用のこと。自然妊娠なら当然タダなわけですから、まさに「子宝」を授かった!と有頂天になっていたのです。 ところが、この妊娠は6週も継続せずに終わってしまい、半年後にまた自然妊娠をして心拍

          40歳からのずぼら妊活ガイド〜IVF編①

          40歳からのずぼら妊活ガイド〜ヨガ瞑想編

          You Are the Placebo 三日坊主を絵に描いたようなズボラの私が、妊活中から始めて、育児中の今も不思議と継続中なのが、就寝前に行う20分のヨガ瞑想。妊活・妊娠中は、それとは別に後述するボディスキャン瞑想もやっていました。継続できた理由は単に、「気持ちがいいから」です。 「瞑想」というと、何かあらたまった感じがするかもしれませんが、要は究極のリラックス法。自分の体と呼吸以外には想念を向けないで過ごす贅沢な時間なのです。はっきり言って、瞑想やると良いことしかない

          40歳からのずぼら妊活ガイド〜ヨガ瞑想編

          40歳からのずぼら妊活ガイド〜睡眠編

          今のうちに寝ておけ さて今回は、妊活の要と言われる睡眠のお話をしたいと思います。食生活の見直しと同じくらい重要な、生活リズムとストレスコントロール。妊活中の方ならば嫌という程ほど聞かされる話だと思うのですが、そうは言ってもいろんな生活スタイルがあるわけです。 実際に私も、 「その歳で妊娠したいなら仕事やめなさい!」 と、漢方医の先生方にどれだけ言われたことでしょうか。そりゃあそうですよね、と心の中で思いながら、職場でもそれなりに責任のある立場になっていたりして、「これだけ

          40歳からのずぼら妊活ガイド〜睡眠編

          40歳からのずぼら妊活ガイド〜サプリ編

          高齢卵に優しいサプリの話 前回までの食事編に続いて、不妊治療の準備中から服用したサプリについて記しておきたいと思います。 サプリ服用のテーマは「免疫力」と「抗酸化」。今回ご紹介する5つのサプリは、アメリカで出会った妊活本や不妊治療クリニック専門医などから推薦されていたものを、自分なりに組み合わせたものです。服用される際には、それぞれの担当医の先生ともご相談の上でご判断なさってくださいね。 ⑴妊婦用マルチビタミン:Prenatal Vitamins まずは不妊治療でなく

          40歳からのずぼら妊活ガイド〜サプリ編

          40歳からのずぼら妊活ガイド〜食事編②

          Wake Up Call ここでは、前回の記事で取り上げたずぼら妊活食マイルールのうち、 ⑴朝食も含め、毎食全体の30%はタンパク質(豆、魚、肉)を充分に摂る。について少し詳しく述べてみたいと思います。 若い頃からとにかく麺類が好きで、どんなレストランに行っても麺類を食べないことには食事をした気がしなかった私。 ところが40歳の時、2度も自然妊娠をしながら流産に終わってしまった経験から、「これではまずい」とさすがの私も目が覚めました。年齢を考えると、もう何度も流産を繰り

          40歳からのずぼら妊活ガイド〜食事編②

          40歳からのずぼら妊活ガイド〜食事編①

          You Are What You Eat 41歳でアメリカでの不妊治療を始めるまでの私の食生活は、以下のような具合でした。 朝:できるだけ遅くまで寝ていたいのでスキップ  昼:出勤途中に日本食スーパーでNIJIYAで買う弁当と有機味噌汁 晩:基本は自宅で自炊(パスタ・麺類多め) 週1−2で外食 長年にわたって朝食を抜いていたせいか、体重は渡米した16年前と比べても+3kg程度、BMI値も20前後の標準体型でしたが、基本的には好きなものを好きなだけ食べ、大好きなアルコール

          40歳からのずぼら妊活ガイド〜食事編①