40歳からのずぼら妊活ガイド〜ヨガ瞑想編

You Are the Placebo

三日坊主を絵に描いたようなズボラの私が、妊活中から始めて、育児中の今も不思議と継続中なのが、就寝前に行う20分のヨガ瞑想。妊活・妊娠中は、それとは別に後述するボディスキャン瞑想もやっていました。継続できた理由は単に、「気持ちがいいから」です。

「瞑想」というと、何かあらたまった感じがするかもしれませんが、要は究極のリラックス法。自分の体と呼吸以外には想念を向けないで過ごす贅沢な時間なのです。はっきり言って、瞑想やると良いことしかない!っていうのは本当です。笑 

瞑想がどれくらいすごいかっていうのは、世界中に限りなく多くの生き証人がいるので私が力説するまでもないですが。事故で脊髄損傷して全身に麻痺が残り、寝たきりになったDr.Joe Dispenzaが、瞑想の力で完全復活するまでの体験を綴った著書「You Are The Placebo:Making Your Mind Matter」を読むと、マーベル映画「ドクター・ストレンジ」の世界もまるで不思議ではなくなって来ます。

話は逸れましたが、言いたかったことは、命をも救えるほどの瞑想の力を信じれば、不妊の問題くらい余裕で解決するんじゃないかと本気で思ったのがヨガ瞑想を始めたきっかけだということです。

ヨガがそもそも瞑想法の一つなのですが、要は妊活に効果のあるヨガポーズをしながら、呼吸に注意を向けてみる、という感じで、自分なりに気持ちよければそれで良しとする。そんなユルい感じでいいんです。

じゃあ、「妊活に効果のあるヨガポーズ」ってなんなの?というと、副交感神経を高めて、骨盤周りの血流を良くするポーズのことですね。いろんな方がYoutubeなどで発信されているので、気に入ったものを探されたら良いと思います。

私はとにかく残り数少ない卵子のクオリティをあげたかったので、不妊症状の改善に特化したFertility Yogaを発信しているYogaYinさんの動画をたまたま見つけてやってました。声が優しくてなんか癒されるのと、動画も短くて気楽にできるのでおすすめ。良いポーズが詰まってます。何度か繰り返し見ながらやってみると体がポーズを覚えるので、動画見なくてもできるようになります。全身鏡の前でやるのがオススメです。

さて、次にボディスキャン瞑想ですが、これはもうちょっと瞑想自体に重きを置いた呼吸法。これもYoutubeでいろんな動画があるので相性が合うものを見つけて参考にしてください。やり方さえ頭に入れば、動画見なくても自分でできるようになります。要は、足のつま先から、頭の天辺まで、意識を各部位一点に集中させながら、ゆっくり3−5回複式鼻呼吸をして、その点を徐々に上に移動させていく瞑想法です。

いろんな方法があると思いますが、椅子に座ったままでも、床に横になったままでもお好きな方で。ただ、横になったままやると気持ちよくて寝落ちしてしまうので気をつけてください。寝ちゃうと意味ないので。ただ、夜眠れないときにベッドの中でやるといつの間にか眠れるのでオススメ。

スキャニングの方法ですが、例えば、右足のつま先から初めて、親指、人差し指、中指、薬指、小指、でそれぞれ一回ずつ複式の鼻呼吸。右足つま先が終わったら右膝、右腿。そのあと左つま先、左膝、左腿、という感じでだんだん上に移動していきます。両足が終わったら、腹、腰、胸、両肩、両肘、両手、両首、唇、鼻、両目、額、天頂まで。足までは左右別々にやって、上半身は左右一緒にやるのが良いみたいです。

最後の仕上げに、足先から天頂までをエネルギーがスキャニングするように一気に登っていくのをイメージしてフィニッシュ。終わった後、グラウンディングと言って、椅子に座って地面から綺麗なエネルギーを吸い上げて、いらないものを地面に送り返すイメージで呼吸を整えるとスッキリします。

毎日同じことを続けるというのが大の苦手な私。でも、気持ちいいことはやっぱり続けられるんですね。「こうしなくては!」という意識ではなくて、しっくりくるようであれば、自然に続くもの。育児中の現在でも、夜、寝支度をして夜間授乳に入る前に短い時間でも必ずヨガ瞑想をするように心がけています。妊活を通じていろんなことを学ぶ機会を与えてくれた娘に、感謝する毎日です。

次回からいよいよ、41歳から始めた採卵とIVFのお話をお届けいたします。


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