デザインチームCheeze解散とこれから🧀
3月も半ばですね、3月といえば年度末。お仕事としては1年の節目の1つとなる時期です。お忙しくされてらっしゃる方も多いことでしょう、お疲れ様です。
後藤が関わってる会社も3月が期末の会社もあるため、やはりちょびっとだけ慌ただしい。
そうそう、実はといいますか(別に隠してはないですが笑)、2021年11月から、Cheeze(株式会社チーズ)というデジタルデザイン専門のチームのCEOをしておりました。UX/UIデザインを本気で考えていこうぜ!ということで、仲間と共にデザインとは?に本気で取り組んでいました。
そんなチーズも当初の目的のおおよそを達成したということで、この度2023年12月末日をもってチームが解散しました。3年の予定を巻いての2年間でしたがとてもステキな時間を過ごしましたし、色々残務処理がこの3月いっぱいで落ち着きそうと言うことで、思い出と自身のこれからということでポストしたいと思います。
デザインに向き合うと経営のやり方が見えてくる
改めてCheezeという会社は、デザイン、特にデジタルデザイン(Webサイト、アプリ、システムなど)を専門に行う会社でした。昨今のDXだのデザインシンキングだの色々言われる流行りの中において、UXデザインやUIデザインに本気で取り組める期間というのは、実は自分自身の成長にとってもとてもステキな2年間でした。
ここで後藤なりのデザインとはについてを熱弁する気はありませんが(笑)、デザインってどうしても目に見えるビジュアルの部分ばかりが取り上げられてしまいます。そのため、デザイナーなんていうとアーティストと同じような扱いをされる方が未だにいらっしゃいます。でも、仕方ないことですよね、デザインって難しい。
もちろん僕もデザインとは?を語れるほど技術があるわけではありませんが、デザイン=設計をするという観点で考えたときに、スーッと自分の中で腹落ちをしてきた2年間でありました。
特にUX(ユーザーエクスペリエンス)、人間(ユーザー)中心設計、Webアクセシビリティなど、ビジュアルの部分以外のデザインを考えることは自身の経営力を強化することにとても役に立ち、かなりレベルアップをしたと思っています。
結局のところどんなにカッコ良かろうがユーザーが使いづらければ意味がない(かっこよさは大事だけどね!笑)。
見た目のビジュアルの部分だけではない、デザインって多くの大切な情報を集約した上でこのビジュアルが成り立っているということを理解したときに、あぁ経営も一緒だなと。
そう考えるとアプリをデザインする、ビジネスやサービスをデザインする、会社をデザインするっていうのはとても似ていて、むしろ営業や開発だけでなく総務や人事、広報などを含め、その座組みや仕組みをいかに事前に想定しデザイン(設計)しておけるかの重要性を学べた2年だったと思います。
カルチャーが成熟するとチームが強くなる
Cheezeは会社経営の多くの部分をカルチャーとしてしっかり形成するために、3年分の計画を作ってスタートさせました。MVVは重要かもしれませんが、それを掲げるだけではメンバーからしたら何のこっちゃとなることがほとんどです。
経営におけるあらゆる部分全てをMVVに紐づくようにして、メンバーがなぜこれをやるのか、なぜならCheezeはこういうMVVだから、こういうコンセプトだからこうするんだ、を常にセットにして話したり進めるように心がけていました。
おもしろいなと思ったのが、ある日それが成熟しカルチャーとなってきた手応えを感じたタイミングがありました。そうなると僕が毎日のように目を光らせなくても一定のクオリティで業務が回るようになってきていました。
経営者やチームマネージャーの仕事をしていて一番嬉しい瞬間でしたね。
そして、「あぁ経営ってちゃんとデザイン(設計)をしなければダメだな。もちろんそうじゃなくても短期的には成果を収められるかもしれない(むしろそれが得意だった)。だけど長期的に持続できる組織とはを考えると、やはりきちんと設計しなければダメだ」、そんなことを実感させてくれました。
まぁでも結局はいいやつかどうかだったりもする
と、まぁ色々つらつら書きましたが、そうは言っても結局はメンバーに恵まれたなと思います。未経験やキャリアがあっても数年だったり、というか一番最初のメンバーは新卒でした(笑)
救われたのが、彼らは本当に懸命だったこと。目の前のことに実直に本気で取り組めるメンバーでしたし、仕事に対して自分ごとのようにコミットすることができるやつらでした。
外部メンターとして株式会社コラボの仲間であるHOCORUの渡邊さんとKnotsの桑原さんに参加していただいてましたが(感謝しております!!)
Cheezeのみんなのディスカッションがあまりにもガチ過ぎて仲を心配したほど(笑)良い熱量を持ったチームでした。
結局のところ、チームで成果を出す上で大切なことは「チームを大事にすること、そのために自己研磨ができること、そしてそれらを素直に実行できるいいやつであるかどうか」なんだなぁと。
技術は経験すればいいし、上の人間が教えたり実演してみたり、手ほどきをしてあげればいい。だけど人間性はどうしようもない(笑)いいメンバーに本当に恵まれたと感謝しています。
彼らは今年の1月から株式会社ザイナスさんに全員移籍をしています。先日久しぶりにザイナスさんのnoteを見たらどうやらちゃんと頑張ってるみたいです(笑)
株式会社ザイナスさんは大分県を代表するIT企業の1つだと思います。後藤のザイナスグループでの仕事はこれで終了するので今後は気にかけてあげることはできませんが、きっと僕なんかよりも優秀な方がたくさんいると思うので、以前から伝えてる通り、後藤が正解ではなくて色々な経験から吸収をしていきながら自分なりの正解を見つけていってほしい、成長していってほしいなと思います。
皆さん、もし見かける機会がありましたら優しく声をかけてやってください!
今とこれから
Cheezeは残念ながら解散となりましたが、ありがたいことに関係する会社、大切にしたい仲間がどんどん増えていっています。その中の一人としてご一緒させていただいてることを本当に嬉しく思っています。
株式会社moreMost
現在、非常勤取締役として参加してる株式会社moreMostでは新設のデザインチームと経営改革のお手伝いをしています。
デザインチームの育成だけでなく、新しいMVVの策定から、会社の体制や人事のあり方など、ありがたいことに僕の色々な角度のぶっ込み(笑)を受け入れてくださっており、信頼を感じているため楽しく関わることができています。
現在、過去最高のメンバー数がいるだけでなく、更にどんどん採用を進めていっており、また新しい人が4月から入社する予定です。
ここ2〜3年でこれまで以上にブレイクする予感がしますし、そのお手伝いができたらなと思います。
そして最近、代表の江藤さんのやる気と勢いがハンパなくイケイケです(笑)
株式会社クオックス
株主としてお手伝いをしている株式会社クオックス。新しい社長として大久保さんがジョインし、スーパーエンジニアの本田さんが開発に専念することで、これまで以上にクオックスらしさが増してるように思います。
また、本田さんに頼り切りではないチームとなるべく組織強化をしていってると聞いています。
クオックスのこれからも楽しみです。
本田さん、バイクで怪我しないでね(笑)
CloudBCP株式会社
津久見のCloudBCP株式会社というスタートアップにもアドバイザーとしてお手伝いをしています。
資金調達はもちろんのこと大手企業との協業など、少しずつですが着実に成果を出していっておりチーム一丸となって頑張っています。
津久見という人口約15,000人の小さな地域から頑張るスタートアップ、めっちゃおもしろい。水害など災害を経験した地域だからこそのこのサービスは社会にとって必要とされているサービスだと思いますのでこれからも応援し続けていきたいと思います。
衛藤さん、サーフィンにハマってるらしい(笑)
(ここから後から追記)
こうやって書くと僕が率いてるみたいに思われる方がいらっしゃったので注釈として追記しますが、前述してます通り仲間に入れて頂いてるのは僕の方です。本当にありがたく思っています。
それでも、ここに記載してないコラボやフリーランスの方々も仲間として合わせたら50名ぐらいの関係性になってきました。力を合わせればホームページだろうが、アプリだろうが、業務システムだろうがなんでもいけます。
DX推進だったり、既存に満足できておらず新しいパートナーを探してる会社さんがいらっしゃいましたら、是非お声がけくださいませ。大手企業案件含め多様な経験がある者から、若手でイケイケの者まで。何より良いものをつくりたいという熱意のあるメンバーばかりですよ。
(ここまで後から追記)
4月から
4月からは上記にプラスしてまた新しいプロジェクトも始まります。2011年から経営者を始めて40歳となり、今年は41歳の年です。ありがたいことにたくさんのところからオファーをいただく中で、物理的に全てはできないため、おこがましくもその中から選ばせていただいているような状況をとてもありがたく思っています。
正直、ここ数年楽しいこともたくさんありましたが、同じぐらい辛いことも多くあり、気がついたら40歳。「あれ、オレ本当は何やりたいんだっけ?」という気持ちになり、次の目標みたいなことがあまり見えずにいました。
40歳になったら「もうこういうのはやめよう」は決めていたのですが、やりたいこととなるとイマイチ踏ん切れずにいたり、テンションも下がってたし。
そんな中で「次何やるの?楽しみにしてるよ」とか「このプロジェクト一緒にやろうよ」、「後藤くんならいくら出すからうちこない?(いきなり結構掲示されてびっくりw)」など、大分だけでじゃなく東京や福岡の方からもお声がけいただき、「あ、まだ自分に価値があるんだな、できることがあるんだな」と、気持ち的に持ち直した自分がいます。
基本的には、お金も大切なのですが、お金はまぁもう食いたいときに飯が食えて、飲みたいときに焼酎飲めるぐらいは何とかなるので(笑)
それよりも自分が貢献できるかとか、やりがいだったり、あとはこれまでの恩だったりでお仕事を選ばせてもらっており、申し訳ないことに多くはお断りをさせていただきましたが、この苦しかった期間に励ましのお声がけを頂いた恩は忘れないので、いつか何かしらの形でお返しができたらと思います。
学歴も特別なスキルも持たない自分が勢いだけで会社を作り、わがまま三昧、好き勝手にやりたい放題、言いたい放題やらせていただき、そんな僕を支持しサポートしてくださっている方がいることに感謝をしながら(同じぐらい嫌いな方もいるかと思いますがアンチあってですから同じく感謝!笑)、また4月に皆様に新しい報告ができることを楽しみにしています。
それでは、皆さん、またお見かけしましたら乾杯しましょう🍻
そして、Cheeze FOREVER、ありがとう!
あ、オドリバラジオも聴いてね!笑
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