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ハズビンホテルへようこそ⑤『アダムDT説』※ネタバレあり

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これまでの『ハズビンホテルへようこそ』の考察をマガジンにしたので、是非、読んで頂きたい。

ここまで、読んで頂き、本当に、ありがとうございます。これで、最後になるので、読んで頂けたら、嬉しい限りです。

実は、第4回で、最後にしようと思った。
だが、深夜に、第4話を観て、昂ってしまい、第4話のエンジェルとハスクの曲まで、和訳してしまう始末。

当方なりの解釈を踏まえ、書き進めていこう。

ルシファーについて


リリスの元夫。チャーリーの父親。堕天使。
再婚しており、2番目の妻とは、お盛んだったことを第8話の戦いで、明かしている。

悪魔に対して、愛想をつかして、現実逃避している。
第5話では、引きこもって、ヒヨコを製作していた。
同話の曲中で、チャーリーの幼少期の頃の映像が映り、机のものが天使のようなフェニックスになる様が描かれる。

悪魔に愛想をつかし、-1から+1を作るより、0から作りだそうとしている。
改善よりも創造を選んだ。

でも、どれも失敗ばかり、当然だ。

ルールやマニュアル通り作れば、素晴らしいものが出来る。
ルールを取り去って、自由に作れば、どこか歪なものが出来る。

それを愛せない。自己嫌悪に似たものを感じる。
作り終えたときに、最高傑作と思うが、時間がたつと良くなく思えてくるのも、クリエイターあるある。

チャーリーから電話がかかってくると、親子なのに、ルシファーは、"どうしよう"とうろたえる。
チャーリーも、父親に頼りたくなく、自分の力で、やり遂げたいと思っている。
ルシファーは、子供の前で、気取ってしまい、イケてるパパを演じようとするが、空回りしてしまう。

これらを踏まえると、曲中にあるように、"パパは、どこか遠く輝いて見えた"と語っているので、近しい親子関係とは、言えない。リリスに親権を取られていく様もみてとれる。

ホテルの紹介やチャーリーの夢を聴いて、その夢を否定してしまう。天国で、受けた仕打ちを子供に合わせたくない。自分のようになって欲しくない。

"天国は、何も聞かない。聞いてもらえなかった。お前の話も聞かない。"

しかし、チャーリーは、"自分に夢を追う大切さ"を教えくれたのが父親であるルシファーだと、伝えることで、娘を大切に思う気持ちを再確認し、夢を応援することが出来るようになった。

武器商人 カミラカーマインとセラフィム セラ


武器商人 カミラカーマイン

地獄一の武器商人。上級悪魔。バレエのような戦闘スタイル。

サーペンシャスがハズビンホテルの面々が優しすぎるあまりに、猜疑心を拭えず、武器を注文した相手。

彼女は、大切である子供たちを守るために、天使を殺した。
それによって、エクスタミネーションを半年も早く起こさせる原因を作ってしまう。

セラフィム セラ

天国の最高位のセラフィム。天国の秩序を守る。

彼女は、エミリーを守るために、裏で、地獄へのエクスターミネーションを行っている。

"それが使命なの。みんなの手本なの。自分を疑ったり、悪魔の運命など心配してはならない。守るべき魂がある"
"疑いを持ち始めたら、ルシファーと同じ道をたどり、落ちるかも。あなたが苦しむのは、見たくない"

天国へ行ける方法である

"自分本位を辞め、盗まず、大物に反抗する"

に対して、受け入れられない。

非道的な行為をしているのをセラフィムのエミリーに知られ、猜疑心を持たれ始めている。

最後、サーペンシャスが天国に昇天した際、チャーリーと"悪魔が天国へ行く方法を探す"のを約束したエミリーは、笑顔であった。
対照的に、セラは、"まずいことになった"という表情をしていた。

この二人は、

守る存在のためなら、ルールや自分さえ犠牲にしても構わない。

点で、共通する。

シーズン2での共演を期待したい。

アダムDT説


アダム

最初に生まれた人間。チンコマスター。唯一、天国へ行けた人間。天使。
エクスターミネーションを行うエクソシストの軍団長。

今シーズンの悪役である。
基本的には、ヤったヤラないのsexの話。自分がすごいという話のみ受け付ける。非常に幼稚的で、怠惰な象徴として、描かれている。

また、悪魔がどんなに改善しようとも、天国へなど行かすつもりは、ない。

アダムDT説

"私こそが始まりなんだ。すべての人間は、私の玉から始まったんだ。私を敬うべきだろう"

果たして、そうだろうか?

リリスは、アダムの支配欲から逃げたと第1話の冒頭にあったが、彼は、誰と事をなして、子を生んだのか。

いや、DTなんじゃないか。

唯一の女性イブに拒絶されたのだ。男としての自信を失う。

そう思ったら、アダムのSEX話も虚勢を張っているように思えるし、
幼稚で、横暴な人間になった理由も納得できる。

当然、リリスとルシファーが生み出した悪魔を忌み嫌うだろうし、
エクスターミネーションで、悪魔を殲滅したいことだろう。

DTなんじゃないかと仮説を思い付いたとき、アダムという救いようのないキャラクターが可愛らしく見えてこないだろうか。

誰かに愛してもらえず、権力でしか、対人関係を築きない。

8話のラストシーンで、

"アダムは、死んだ。取引は、完了。"

しまいには、側近にも裏切られている始末である。

アダムは、ニフティの刃で、死んだとされているが、シーズン2でも、登場を希望するキャラクターである。

サーペンシャスが天国へ

最後に、あっさり、死んだと思われたサーペンシャスが天国で姿を現す。

サーペンシャスは、自身の気球に乗り込み、アダムに対して、特攻をかけるが、アダムの真実の光によって、あっさり敗北する。

真実の光を浴びることで、天国へ行けるのではないだろうか?

"良き行いをしていたか"も、大事だと思うが、何かしら、関係がありそう。

何より、悪魔を忌み嫌い。悪魔に天国への道を塞いでいたアダムが真実の光によって、悪魔を天国へ送ってしまうというアダムに愛嬌を感じる。

シーズン2につながる伏線


宿命を持った魂は、誰よりも強い

アラスターとアダムを戦闘している際に、放った言葉である。

これは、チャーリーのことなのだろう。
彼女にどのような宿命を待っているのか不明だが、ハズビンホテルの世界で、最強の存在になりうることを示唆している。

リリスとリュード

ラストシーンで、リュードがビーチベッドで、横たわるリリスにアダムの天使のリングを投げる。
その際、取引の完了とチャーリーが天国の根幹を揺るがすことになること。
ここ(天国?)に、リリスが居ることが出来なくなるので、チャーリーを説得しろと伝える。

シーズン2へのクリフハンガー。
シーズン2にリリスが登場するのでしょう。

あとがき


1回がそれぞれ、2000文字を超えているので、1万字から1万5千字を読んで頂きました。

長ったらしくて、退屈に感じたかもしれません。

ADHDなので、誤字脱字や読みにくく感じたかもしれません。

間違った解釈も多分にあると思いますが、なるべく、客観的かつキャラクターの意図を汲み取ろうとしました。

ハズビンホテルは、キャラクター劇で、一人一人がそれぞれの闇を抱え、それを乗り越えようとするストーリーです。

説教臭くなく、素晴らしい音楽で、視聴者に伝えてくれようとしています。

当方も、シーズン2を楽しみに待ちたいと思います。

この考察を通じて、スキ、フォローして、支えて下さり、最後まで、書き切ることができました。

最後の最後まで、付き合って頂き、ありがとうございました。

愛してるぜ!!






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