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【コーチング学習vol.1】コーチングとコンサルティングの違いとは何か?

こんにちは、2020年10月1日に個人事業主としてコーチング業で開業した山田と申します。

クライアントの役に立てるコーチングを実践できるよう、日々コーチングについて学び、今後noteにて発信していきたいと思います。

今回のようにコーチングに関連する語彙について考えることもあれば、自身がコーチングを受けたり提供したりする中で出てきた「問い」への解を考察することもあるような内容をイメージしていただけると幸いです。

そもそもこの分野に「正解」というものはないように感じているため、自分自身の納得解を導きだすことを目指しています。
読む方の視点、読む方にとっての納得解も、ぜひまたコメント等でご教示いただければ嬉しいです。

●記事発信の目的としては、以下のようなものがあります。

・自分自身の頭の中を整理するため、理解を深めるため
・同じようにコーチングを学ぼうとしているor学んでいる方々の考察材料となるため
・コーチングを受けようとしている方々にコーチングについての理解を深めていただき、コーチングを受けるときに価値を最大限見出してもらうため

記事の構成として、まず考察開始時点での私の仮説や解を明示します。
それを踏まえ、インターネットや書籍等のメディアから情報を集めながら考察し、より納得感のある解を見つけるということを目指していきたいと思います。

第一回のテーマは、「コーチングとコンサルティングの違いとは何か?」について。
では早速いきましょう。

●問いの背景、この問いへの納得解を出そうとしている意図
「課題(理想と現実の乖離)を抱えるクライアントに対して働きかける」という点について共通点があるイメージのある両者。
もちろん共通点も多いとは思いますが、コーチングにはあってコンサルティングにはないものもきっとあるはず。
他の働きかけにはないコーチングの本質を見出し、クライアントへ提供する価値を磨き込むヒントになるかと思い、今回この問いをテーマにしました。

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<考察開始>

改めてすみ分けを考える上でヒントになるかと思い、まず下記のようにそれぞれキーワードを出してみました。

●それぞれに対する山田の当初のイメージキーワード
・コーチング:感情、スポーツ、共感、問答、導く、相手にやってみせてわかってもらう、等
・コンサルティング:ロジカル、論理、課題解決、左脳的、提案、相手に説明して理解してもらう、外部情報の整理、等。

そして、上記やその他視点踏まえた当初の解が以下。

●上記やその他視点踏まえた、当初の解
「コーチングはクライアントが在り方について最適な意思決定をするための支援、コンサルティングはクライアントが行動について最適な意思決定をするための支援」

これまでもこの2者の違いについては情報が入ってきていたこともあり、ある程度自分の中で納得感のある解を出すことができました。
ただ、より納得感のある解を出すため、インターネットや書籍にて探索してみました。

<調べる中で印象に残った文言、情報>

・コーチはコンサルタントとは違い、クライアントが抱える難しい問題を解決するのが役割ではない。(中略)”コーチはクライアントの問題に入りこんではいけない”(出典:書籍『目標達成の神業』)

・”クライアントがその問題と今どう関わることがベストで、より早く確実に目標に近づけるのかをコーチングし、問題を抱えるクライアントの状態をよりよくしていくことだけにフォーカスすればいい(出典:書籍『目標達成の神業』)

・コンサルタントは問題にフォーカスするが、コーチは「人」にフォーカスする。その者の”コアドライブ”と、その者の”大切な人との人間関係”を軸にコーチングすればいい。(出典:書籍『目標達成の神業』)

・意識の5段階(①セルフイメージ②信念・価値観③能力④行動⑤環境)に関心して、コーチングは”主に”①②へアプローチし、コンサルティングは"主に"③④へアプローチするもの。(参考:【図解】コンサルティングとコーチングの違い。効果など比較してみました。)

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(画像引用:https://sigyou-school.biz/pre/event/the-difference-of-consulting-and-coaching/)

<結果>
結論、上記のウェブサイトに記載されていた内容が現時点でしっくりきました。
書籍『目標達成の神業』に記載されていた「コンサルタントは問題にフォーカスするが、コーチは人にフォーカスする」という内容とも通じる部分があるように感じます。

● 「コーチングとコンサルティングの違いとは何か?」に対する、調べてみた上での納得解

自分なりに意訳した下記が、現時点ではそれなりの納得解です。
「意識の5段階(①セルフイメージ②信念・価値観③能力④行動⑤環境)に関して、コーチングは”主に”①②へアプローチし、コンサルティングは"主に"③④へアプローチするもの。」

コーチングは、コーチからクライアントへ正解らしきものを教え、鵜呑みにしてもらうのではなく、問いを投げかけクライアント自身による考察・発見を促すものという考えとも、つながります。

①と②は日頃無意識下にあり言語化できていないものも多いはず。
クライアントの日々の行動や感じたことの背景にある①②を引き出す上で有効であるからこそ、コーチは手段として問いとフィードバックを用いるっていくことなのかなと解釈しました。

今回考えたことがまた次に考える材料にもなりそうです。
まだまだ考えようはいくらでもあると思うので、日々学び考え続け理解を深め、クライアントにとってより良い価値を生み出せるようになっていきたいと思います。

■参考情報

・書籍『目標達成の神業』
(山田がコーチングを学んだトラストコーチングスクール代表の馬場 啓介さんが書かれたもの)

・【図解】コンサルティングとコーチングの違い。効果など比較してみました。:https://sigyou-school.biz/pre/event/the-difference-of-consulting-and-coaching/

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