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Yoshi-yoshi
2020年7月24日 07:12
17世紀後半は世界の覇権がオランダからイギリスに移行しつつある。1664年には新大陸のオランダ植民地であるニューアムステルダムをイギリスがニューヨークに改名した。そんなイギリスの前に現れたライバルがフランスである。18世紀に両者は世界中で支配権をめぐって争うことになる。一方、ロシア帝国も西欧の技術・制度を導入し、東方への版図拡大を行った。そして、中国では清王朝が繁栄しつつある。清王
2020年7月23日 06:32
イギリス南部に巨石でつくられた環状列石が見られる。この巨石遺跡は紀元前3100年から前1100年頃に築かれたとされ、巨石が直径30mほどの円を描いている。この場所では、太陽崇拝の祭祀や天文観測が行われたと考えられている。使用されている石はこの場所から400kmも離れた場所で産出されるものもあり、その運搬方法は分かっていない。実は日本にもストーンサークルが見られる。秋田県北部に大湯環状列
2020年7月20日 06:25
16世紀後半になってくると、世界各地で国家の存在感が現れてくる。というのも、力強いリーダーシップを発揮する人物が登場するからだ。スペインのフェリペ2世は1571年にマニラを占領している。フィリピンという国名は彼の名前に由来する。そのスペインの無敵艦隊を1588年に撃破したのがエリザベス1世率いるイングランド王国である。しかし、この後、世界の覇権を握っていくことになるのは、1581年にスペ
2020年7月9日 06:32
明治時代、群馬県の富岡製糸場には全国から女工たちが集まった。政府から雇われたフランス人の技術者の指導のもと、質の高い生糸の生産が目指された。彼女たちは地元に帰り、指導者として技術を伝える使命も担っていた。しかも、当時の生糸は日本にとって外貨を稼ぎ、世界で生き残るための生命線でもあった。寄宿内には医師が常駐する病院があり、食事や薬も無料で提供されたという。のちに、日本の生糸は世界中に輸出さ
2020年6月5日 06:03
イギリスのウェールズ南部にブレナヴォンという町がある。古代ローマ時代から製鉄で栄え、産業革命時の製鉄所などが残っている。今では炭鉱も閉山されたが、労働者の町の雰囲気が残っている。日本の近代化は幕末から明治時代にかけて進展する。そして、着手から50年間ほどで産業革命を経て経済を発展させた。その痕跡の一つが、高島炭鉱である。日本で初めて蒸気機関による採掘が行われ、のちに三菱財閥の採掘によ
2020年5月22日 06:33
外国からのプレッシャーはいつの時代もあった。1757年にイギリスはプラッシーの戦いでフランスに勝利し、ムガル帝国の(現インド)の支配を進めて行った。 国内の藩王国との様々な戦争を経て、1857年にインド大反乱が起き、1858年にムガル帝国は滅亡した。この100年間のイギリスの粘りたるや、恐るべきものがある。イギリスは実質的な直接支配を始めた。 清帝国(現中国)はどうだろう。18