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小5男子が身に着けていた「怒らずにその場をやり過ごす対処法」

我が家の小5男子は、めったなことでは怒りません。怒るのは年に1回あるかどうか。私も夫もしょっちゅう怒っていますし、親の姿を見て子供がまねしたというわけではなさそうですが(滝汗)、本人に聞いてみたら「怒るってエネルギーの無駄だよね」とか「怒りのエネルギーを他人にぶつけると自分に返ってくる」とか言い出すのですよ…。
頭で分かっていても瞬間的に頭に血が上って怒るときはあるじゃないですかw、そんな私のために、「どうやって怒りを出さずにその場をやり過ごしているのか」息子にインタビューしてみたので、その記録を残しておきます。

語録1「怒ってもいいことは何もない」

「何で怒らないの?」という私の問いに対して小5息子は開口一番

「怒ってもいいことは何もない」

と言い放つのですw
そりゃそうだけど…。自分の思いが通らなくて悲しくなったことは無いの?って伝えると「悲しいなら悲しいって言えばいいし。それをわざわざ怒りにする必要はないし」とのこと。
まあ、確かに「怒りは二次感情だから、怒りの奥に潜んでいる感情を見ることはとても大事だよ。怒りでは伝わらないこともあるからね」とはつたえてましたけど。そんなことをまさか小学生が実践しているとは。いやはやなんとも。

語録2「怒るとそのエネルギーがいつか自分に返ってくる」

まあ、確かに、エネルギーは循環する…とも私は息子に伝えてましたけどね。感謝や優しさのエネルギーは循環するんだよ。だからどんどん循環させた方がいい、でも、自分が疲れてて自分のエネルギーが足りないな、と思ったときは無理して循環しないでいいからね。自分のエネルギーを枯渇させてまで循環させるものじゃない、とは伝えてました、ええ。でも、まさか、息子の口から「怒りのエネルギーも放出したら、いつか自分に返ってくるんでしょ?」って聞くとは思いませんでしたよ。ええ。

語録3「怒って相手にすると、相手から返ってくるから無視するのがいい」

たしかに、しつこくちょっかいを出してくる男子は、どこの世の中にもいます。相手は、反応を面白がるから反応するとエスカレートするのです。
って頭ではわかっていたって、いやなものには思わず反応しちゃいますよね…w
何度もちょっかいを出される→無視する→「無視すんなよ」って言われる→無視してその場を離れる→一人で気がまぎれる方法で気を紛らわす、もしくは親しい友達と一緒に行動することで回避する…など。だそうです。

しつこくちょっかいを出してくる子、わざと嫌なことをしてくる子は、その子自身が満たされなくて困っているのです。家庭環境か人間関係か経済状態か受験のストレスか…何かわからないけれど、とにかく満たされてないのです。
そもそも、満たし方を知っている子や満たされている子は、人が嫌がる方法で自分の目的を果たすことはしません。
だから、そういう子たちは、どうやって自分の寂しさや承認欲求を満たしたらいいか分からず、彼らなりのアラートを発信しているんですよね。

…と、頭では分かっていても、やっぱり巻き込まれたらいやですよね。
で、その方法ではどうにもならないときに、初めて「大人に報告する」という手段をとるんだ…と。
親としては、そこまで我慢しないでもう少し早い段階でアラーム出してくれると、(コトが大きくなる前に)学校に報告できるんですが…ね…汗

語録番外編「ヤバイ奴には普段から気を付けてる」

まあ、クラスメイトに対して「ヤバイ奴」呼ばわりはアレですけどね。本人なりに「面倒なことに巻き込まれないための処世術」なのでしょうか。
普段から、チクリチクリと引っかかることを言う子はチェックしておくように息子には伝えてあります。問題が起きる前には予兆があるものです。困っている子のアラームだって急に大きくなるわけではありません。
高学年になると不登校の子が出てきたり、服や靴を隠されてたりすることも出てきます。
いろいろなことが起きている学校内でも、できるだけ自分らしく冷静にいられる処世術を息子なりに身に着けていることを知って、私も学ばせてもらいました(ええ、私のほうがよく怒るもので…)

【まとめ】「怒り」以外で感情を表現する方法を身に着ける

「怒り」は二次感情です。ということは、怒りという膨大なエネルギーの中に「悲しみ」や「寂しさ」「悔しさ」などのマイナス感情が潜んでいて、それを素直に表面化できずに拗れて「怒り」になるわけですよね。
だから、怒りたくなったときは「怒りで何を分かってほしいと思うんだろうか」と一息ついて考えることが出来るといいかな、と思いました。
怒りって、感情表現としては分かりやすいんですよね。つい、相手も反応してくれるから使ってしまうけど、怒りで感情表現をすることは、人間関係を壊す原因にもなるので、できれば使わないようにしたいものです。



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