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「学校に行く意味」とは?

もし、あなたが自分の子どもに「なぜ学校に行かなきゃいけないの?」と聞かれたらどう答えますか?

✏勉強をするところ?
✏人間関係を学ぶところ?
✏社会性を身に着けるところ?

一番大きく割合を割いているところに「勉強をする」「必要な学力を身に着ける」と言うのがあると思っています。
うちの小5男子は学習障害があるのですが、学習障害の子の学校生活について相談したら、泣きたくなるほど悲しくなったので記事にしたいと思います。。。

普通学級の中に、「読み・書き・計算」のいずれかが困難な「学習障害」の子がいる

ところで、学習障害(LD)と言うのはご存じでしょうか。知的に遅れがないのにも関わらず、学習に対して特定の分野に困難なことがあるために、学習自体の意欲が低下したり思った成績が取れなかったりする子どもたちです。

LDについては、2012年の文部科学省の調査によれば、学習面で著しい困難を抱える生徒は4.5%と報告されています。文部科学省が2012年に発表した調査結果によると、全国の公立小・中学校の通常学級に在籍する児童生徒のうち、発達障害の可能性があるとされた小中学生は6.5%にのぼるとされています。
(略)
平成18年と平成25年の人数を比較してみると、自閉症は約3.1倍、注意欠陥多動性障害は約6.3倍、学習障害は約8倍に増えています。
(引用元:幻冬舎GOLD ONLINE)


学習に必要な「読み・書き・計算」のいずれ(または複数)が極度に苦手なのに、知的に遅れがない場合は普通学級に在籍している子がほとんど。

定型発達の子が普通に出来ることが出来なかったり、出来たとしてもとても本人にとっては大変なこと。
例えば、最初から1人だけ100m走に30m多くハンデをつけられている(でも誰も気が付いてない)ようなもの。要するに「そのコンディションで、どうやって他の子と同じようにやれというのか」という状態。

普通学級に、何らかの発達障害を抱えている子が約7%もいるらしいですよ。
うちの子(小5男子)も学習障害なんだけどね。詳しくはマガジンにまとめてあるから読んでね。

市の教育機関に相談したら…

で、そろそろ中学のことを考えないとな…って思って、市の教育機関に相談したのです。
その時に「そういえば、どうしてうちの子は通級(通級指導教室)を勧められないんだろう」って思って、相談員さんに聞いてみたのですよ。

いろいろ調べたら、2006年5月から学習障害も通級の対象になっている「はず」なのです。
ここに引用した記事にも学習障害は通級の対象になっていますしね…

●通級指導学級(情緒障害等通級指導学級)

これまで通常級に通う障害のあるある子どもに対しての教育の場として、東京都だけでなく全国で設置・実施されてきた教室・指導のことです。

簡単に言うと、普段は通常の学級に通う様々な障害のある児童・生徒が、週に何時間かそこを抜け、他校に設置された専門的な学級に通う、それが「通級」です。つまり全教育課程をそこで受ける特別支援学級と異なり、教育課程の一部指導を在籍校以外の専門的な学級で受けるものをいいます。かん黙以外の情緒障害(情緒の現れ方が偏っていたり、その現れ方が激しかったりするもの)、学習障害や注意欠陥多動性障害、難聴や言語障害などのある児童・生徒に対する教育の場となっています。

※すべて「知的発達の遅れがないこと」が前提となっています。
(引用元:幻冬舎GOLD ONLINE)

私が住む自治体は「学習障害は通級の対象外」だそうです

相談員さん曰く「学習障害の通級指導は全国的に遅れているけど、うちの自治体も例外なく遅れてて、学習障害の子は通級の対象に入ってない」ということでした。
これを聞いて私はびっくり。2006年って何年前でしょうか?14年も経っているのにまだ「遅れている」でいいのでしょうか。

というわけなので、我が子の場合、学校での学習障害に対する対応は、担任の先生のちょっとした「心遣い」程度でしかないのです。
たまに、時間があれば、先生が「補習」で勉強を見てくれる(かもしれない)という程度です。

市の担当者からは「勉強の足りない面は塾に行っていただいて…」と言われてしまいました。
いや…実質そうなるんでしょうけど…。じゃあ、言わせてもらいますね。

「学習障害の子が学校に行く意味って何?」

毎日の大半を過ごす学校…適切な学力を身に着けるために行く学校…。
普通学級の授業についていくのも大変なのに、通級のフォローからは外れて知的に遅れがないから固定級(特別支援学級)も対象外…。

えーと、読み書き計算(のどれか)が大変だというのが分かっていて
本人も大変だからと困っていて
知能検査(WISC)でもその傾向は明らかになっていて
配慮が必要だと(学校側も)分かっているにもかかわらず
げんじょうは、学校の匙加減1つで、先生によっては対応してくれるか分からない「合理的配慮」だけ。(タブレット持ち込みも前例が無いと上記の担当者に言われたしw)

それで、普通学級に在籍してくださいって…学習面で不備があれば塾に行ってくださいって…。

悲しいのでもう1度言いますよ。

「学習障害の子が学校に行く意味って何?」

じゃあ、そこまで言うなら、その、塾や家庭教師をつけて勉強したり、療育やトレーニングに行った分の時間数を出席扱いにしてくれるくらいのことはしてもいいと思うのよね。(実際に、療育やトレーニングに行っている子は欠席や早退をして通っている子が多いので)

現状は分かるけど、言っていることがめちゃくちゃだということを自治体も理解して、早急に整備してほしいと願います。



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