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英語は多様だ: MCUと英語アクセント (導入編とムーンナイト)

MCU が,大好きです.

MCU,マーベル・シネマティック・ユニバース (Marvel Cinematic Universe).言わずと知れたアメコミのマーベルコミックスを原作とする実写映画のシリーズ (フランチャイズ) ですが,実はこの note でも,シリーズのスピンオフドラマである『ワンダヴィジョン』について考察的な駄文を投稿したこともありました ↓ (いやむしろ,『ワンダヴィジョン』について語りたかったので note の投稿を始めた,というのが正確です).

ですので,MCU 作品について感想や考察を書きたい気持ちを常に内に秘めているんですが,映画の専門家でもアメコミの専門家でもない私に書けることなんて高が知れているので,書こうにも大したネタはないなと諦める日々を過ごしていました.しかし,少なくとも1つ,私の専門性を存分に発揮しつつ,大好きな MCU について語れるネタを見つけました.ついに見つけてしまいました.それは,ストーリーでも,アクションでも,ヒーローの性質でも,SF的要素でもなく,劇中の人物が用いている「英語の多様性」です.

ということで,MCU作品の劇中で使われる英語について「多様性」という観点でいろいろと書き連ねていきたいと思います.挙げられそうな事例が多数あるため,シリーズ化し,各記事で 1 作品,あるいは 1 キャラクターにフォーカスする形をとります.今回はその導入編として,背後にある学問的な想定や議論などを紹介してから,手始めに先日最終回を迎えたドラマシリーズ『ムーンナイト』の事例を取り上げます.

こんなに違う,英語のアクセント

世はまさに大多様性時代.それまで単純で一様だと思われていたものごとに実はさまざまなバリエーションがあって,そんなに単純なものではないんだということが次々と暴かれる.それだけでなく,そうして明らかになった多様性は可能な限り尊重していこう,尊重していくべきだ,というのが今の一般的な考え方かと思います.

英語もまた,同じ.非英語圏にいると実感は難しいですが,世界には実に多様なタイプの英語が存在していて,その「違い」がしばしば笑いのネタにされたり,あるいは社会的な問題につながったりしています.

さて英語の多様性,「英語の違い」で真っ先に思い浮かぶのは,恐らくアメリカ英語とイギリス英語の違いではないかと思います.様々な形で紹介される話題なので,具体的にどんな違いがあるかを知っているという方も少なくないでしょう.

最近は英語系 YouTuber のみなさんがこういった話題を取り上げることも多く,特に発音を専門とする Daijiro さん はこのトピックに特化した動画をよく上げている印象です.例えばこちら:

取り上げられているのは「ズボン」を表す pants (米) と trousers (英) の違いと,スポーツブランド Adidas の発音の違い (/ˈædiˌdæs/ [英]: 「ア」に強勢 vs /əˈdiːdəs/ [米]: 「ディ」に強勢) のみですが,イギリス人役とアメリカ人役で英語の発音が劇的に異なっているのが見て取れるかと思います.

ちなみに Daijiro さんや Atsueigo の Atsu さんなど,独自の経験とトレーニングでネイティブ並み,いや場合によってはそれ以上の「英語力」を身に付け,様々な観点から英語という言語について事実や独自の分析を紹介してくれている英語系 YouTuber のみなさんは,はっきり言って心から尊敬の念を抱きます.もちろん我々研究者とは異なるアプローチで英語という言語に向き合っているわけですが,時には研究者顔負けの分析を見せることも少なくないように思いますし,何よりも彼らの英語に対するひた向きな態度と,それを世の中に発信する力とにいつも感服します.また英語を研究する身としても,彼らの動画から得た気付きを研究に生かせるのではと思うことも少なくありません.

なので,私の中では英語系 YouTuber の皆さんは「在野のフィールドワーカー」と位置付けて,ちょくちょく動画をチェックしています.「在野」とは要するに,アカデミックな世界にいない,一般の人々,といったニュアンスです.

話を戻します.アメリカ英語とイギリス英語の違いですが,恐らくもっとも有名なのは car や your などに見られる母音の後ろの r 発音 (postvocalic /r/) だと思われます.イギリス英語では発音されない (car /kɑː/ ) のに対して,アメリカ英語では舌を巻きこむような形で発音されます (car /kɑːr/ ).

もう一つ有名なのは,water や better などに見られる 母音に挟まれた t (intervocalic t) の発音でしょう.アメリカ英語では,多くの場合 d や r のような発音に変わるフラップ (flap, flapping) という現象が起き,water であれば「ワラー」のような音になる一方,イギリス英語では flapping は起きず,場合によっては「発音が落ちる」ことで「ウォッアー」のような音になることがあります.正確に言えばイギリス英語で起きているのは,喉の奥の方で一瞬音を切ってから再び息を放出する,「声門閉鎖音 (glottal stop)」[ʔ] という音に変わるという現象で,「声門化 (glottaling)」と呼ばれています.

この辺のメジャーな発音の違いも含めて,英米の英語の差を分かりやすく紹介してくれている Bilingirl Chika さんの動画がありますので,見ていただくと差を実感してもらえるかと思います:

また,上の動画では触れられていないんですが,私の中ではもう一つ,非常に,いや,最も「イギリスっぽい」と感じさせる発音上の特徴があります.それが,曖昧母音 /ə/ の多用です.曖昧母音 (シュワー) とは,口を緩く開け舌も顎も唇も緊張させずに発する脱力系母音ですが,英語では強勢の置かれない短い母音はよくこの音に変化します.典型的なのは定冠詞 the で,スペリングからすると最後の e は「イー」と読みたくなりますが多くの場合カタカナで表記すると「ザ」となるような音で発音されますよね.この「ザ」の最後の母音が曖昧母音です.

イギリス英語では,アメリカ英語に比べて特にこの曖昧母音が多い.強勢の置かれている母音もやたらと (主観です) 曖昧母音になります.というか,もともとの発音が曖昧母音なのです.ちなみにこれは私の発見でも何でもなく,よく指摘される点ではありますが,あまりにもありふれているために「英米の差」のような話題で取り上げられることが少ないのだろうと推測します.そんな中でもよく言及されるのは no の発音で,アメリカ英語では「ノウ」のような発音(/noʊ/) になりますが,イギリス英語ではやや「ナウ」に近い発音 (/nəʊ/) で,少し籠ったような音に聞こえます.

念のため断っておきますが,アメリカ,イギリスと一言で言ってもその中にも多種多様な地域差があって,全く以て一様ではありません (それこそ多様) .ここでは一般的に「標準」とされるもの = イギリス: 容認発音 (Received Pronunciation, RP),アメリカ: 一般米語 (General American, GA),あるいは,人々が抱いている「イメージ」「ステレオタイプ」の話と考えてもらえればと思います (「イメージ」や「ステレオタイプ」なのであれば実際とは異なるのでは? と思われるかもしれませんが,その辺の問題については今後お話したいと思っています).

世界の英語と変異理論

しかし世界には,イギリス・アメリカ以外にも「独自の」英語が話されている地域が数多く存在します.カナダやオーストラリア,ニュージーランドはもちろんのこと,ケニアや南アフリカ共和国,シンガポール,インドなどもその1つです.

このような世界的な英語の広がりは北米への入植を始めとするイギリスからの大規模移住,および帝国主義の時代における植民地化に端を発する部分が大きいですが,近年ではグローバル化も手伝って,それに留まらない多様な形での「英語化」が生じていると言えます.学術的には,「世界英語 (World Englishes)」という研究分野で世界各地の英語の特性や,歴史的背景と今日の社会的状況,言語と文化的アイデンティティとの関係などが広く議論されています.

世界英語という用語を提唱したのはブラジ・カチュル (Braj Kachru) というインドの言語学者ですが,世界英語と言えば必ず出てくるのが,このカチュルが提案した同心円モデルです.これは世界の英語を「内円 (inner circle)」「外円 (outer circle)」「拡大円 (extending circle)」に分け,同心円状に広がっている状況を表現したもので,内円にはイギリス,アメリカ,オーストラリアなど第一言語として英語を用いている地域が,外円にはインドやシンガポールなど通用語・公用語として,あるいは第二言語として英語を用いている地域が,そして拡大円にはイギリス以外の多くのヨーロッパ諸国や中国・日本など,「外国語」として何らかの形で英語を使用している地域が含まれます (Kachru 1985).

Kachru, B. 1985. Standards, Codification and Sociolinguistic Realism: The English Language in the outer circle. In Quirk, R., & Widdowson, H. (Eds.), English in the World (pp. 11-30). Cambridge: Cambridge University Press.

また「世界」とまでいかなくても,アメリカやイギリス内での地域差,社会階層 (労働者階級,中流階級,上流階級など) などによる差も顕著で,これも長らく言語学の研究対象となっています.このような差異は「変異 (variation)」と呼ばれ,社会言語学の領域において「変異理論 (variation theory)」という枠組みで研究が行われてきました.変異とは一般的な用語で言えばおおよそ「方言」に相当するものですが,「方言」は地域ごとの差を表すのに対して,「変異」はそれにとどまらず,もっと小さなコミュニティや社会階層,「若者」のような年代区分,さらには公のスピーチと日常会話といった「スタイル」の差なども包括する概念です.一言で言えば,「場面や状況によって変わる言葉遣い」全般,とったところでしょうか.

変異理論と言えば絶対に言及せねばならないのが,アメリカの社会言語学者ウィリアム・ラボフ (William Labov) とイギリスの社会言語学者ピーター・トラッドギル (Peter Trudgill) のお二人です.ラボフはアフリカ系アメリカ人の用いる独自の英語,African American Vernacular English (AAVE) の記述と社会的地位の向上に貢献したことで知られていますが,変異理論の礎を築いたと言っていい多大な功績を残しています.上に挙げた例との関連で言うと,母音の後ろの r 発音 (postvocalic r) について,20世紀中ごろのニューヨーク市を対象に行った調査 (Labov 1972) も極めて有名です.なお, AAVE は一般的にはエボニックス (Ebonics) と呼ばれるいわゆるアメリカの「黒人英語」で,今後この note シリーズでも触れることになると思います.

Labov, W. 1972. Sociolinguistic patterns. Philadelphia: University of Pennsylvania press.

トラッドギルも主としてイギリスの英語を対象に様々な分析を行っていますが,例えば walking などの進行形における動詞の ing 形の発音社会階層・男女差といった複合的な要因と相関していることを示したり (Trudgill 1972),ビートルズの歌の発音が初期と後期で変化していることを示したり (Trudgill 1983) しています.

Trudgill, P. 1972. Sex, covert prestige and linguistic change in the urban British English of Norwich. Language in Society, 1 (2), 179-195.
Trudgill, P. 1983. On Dialect: Social and Geographical Perspectives. New York: New York University Press.

以上のような学問的背景のある「英語の多様性」「英語の違い」というテーマですが,本シリーズではその中でも研究の蓄積も大きい「アクセント」,つまり発音の違いに焦点を当ててお話していこうと思います.

事例1: ムーンナイトの英語

最初に取り上げたいのは,Disney+ で配信された MCU のドラマシリーズ,『ムーンナイト』(Moon Knight) です.キャプテンアメリカやスパイダーマンに比べるとかなりマイナーなキャラクターで,私もこのドラマが配信されるまで全く聞いたこともありませんでした.

なぜムーンナイトなのか.このムーンナイトというキャラクター,アメリカ人であるマーク・スペクターという人物がコンシュー (コンス) というエジプトの神のアバターとなって力を得ることで変身した姿なのですが,そのマーク・スペクターは解離性同一性障害,いわゆる多重人格症を患っており,スティーブン・グラントという別の人格を持っているという設定になっています.そしてなんと,スティーブン・グラントはなぜかイギリス英語を話すのです! つまり,同じ役者さんの演じる同一人物がアメリカ英語とイギリス英語を切り替えるという,まさに「英語の多様性」を知るのにうってつけな素材を提供してくれているのです.ちなみに演者のオスカー・アイザック (Oscar Isaac) はアメリカ人なので,マークの発音はご本人そのままなのだろうと思いますが,スティーブンの発音はトレーニングと指導を受けて「演じている」ものということになります.

これは原作のコミックにはない設定のようで,このような演出になった背景が例えば以下の記事で紹介されています:

実際どれくらい異なっているのか.是非ドラマ本編を見ていただきたいのですが,Disney+ 独占配信なので,今のところ会員になるしか視聴する方法はないのが心苦しところです.ということで,Marvel 公式が出している予告動画を使って,マークとスティーブンの発音の違いを体感してもらおうと思います.

まずはこちらの動画.

スティーブンが「主導権」を握っている状態ですが,彼らは鏡越しに「会話」をすることができるため,鏡に映ったマークが話しかけてくる,というシーンです.再生してもらうと,まずは鏡の中のマーク (動画では見えていません) が

I'm here. You're not alone.

と言います.英語字幕がついているのですが,残念ながら映像・音声と字幕がずれてしまっているので,音に集中して聞いてみてください.

その直後,マークの発言を受けて,スティーブンが振り返ってこう言います:

I know I'm not alone.

ということで,この短いやり取りでマークのアメリカ英語版 alone とスティーブンのイギリス英語版 alone を聞くことができます.

マークの alone は語頭の a の発音が直前の not の t とくっついて,上で紹介したフラッピングが生じ,「ラ」のような音になっています (「ナラローン」のような音ですね).一方スティーブンの alone は,マーク同様に同じく not に続いているにも関わらず,しっかりと not と alone を切って発音していますし,また,alone の o が上で紹介したように曖昧母音を伴った /əʊ/ で発音されています (「アラウン」のような発音ですね).うーん,ブリティッシュ.

これほど分かりやすくはないのですが,続いて以下の動画も見ていただきたいと思います:

こちらは字幕がちゃんと映像・音声と同期しているので,セリフが追いやすいと思いますが,再生していただくとまずはスティーブンが鏡に映ったマークに向かって以下のように発言しています:

Am I like some sort of secret agent?

これに対して鏡の中のマークがこう答えます:

It's a little more complicated than that.

着目したいのはスティーブンの sort of の発音で,まず sort の r (母音の後ろの r) が発音されず,/sɔːt/ となっている点です.対して,ほとんど聞き取れないくらいの短さですが,マークの more では r が発音され /mɔːr/ となっていることが一応確認できます.イメージとしては,「モ」だけでなく,「モ」の後にもう一音別の音が入っている,といった感じでしょうか.これがイギリス英語だったら恐らく短く「モ」と言っているように聞こえるだろうと思われます.また sort of の of が sort の t と切り離されて,ほぼ曖昧母音 /ə/ 単体 (わずかに f の /v/ 音も聞こえますが)  で発音されているという点もイギリス英語的です.アメリカ英語なら,sort とくっついて,「ソータ」のような発音になっているところだと思われます.

ということで,短い予告動画を観るだけでも,母音の後ろの r (postvocalic r)  や母音の間の t (intervocalic t),曖昧母音といった英米の英語を隔てる発音上の違いが散見されるということがわかります.またこれもよく指摘されるように思いますが,アメリカ英語は単語間の音をつなげがちで,イギリス英語では比較的単語境界を区切って発音しがち,という点も2人 (2つの人格) の差異として表現されています.

私は英語ネイティブではないので,スティーブンの発するイギリス英語がどれくらい「自然」なものなのかは分かりませんが,少なくとも非常に「イギリス英語っぽく」聞こえるのは確かで,イギリス英語らしさやイギリス英語のイメージなどを表現することにはかなりの程度成功しているように思います.

追記: "init" [2022年5月21日追加]

投稿してから,もう一つ取り上げようと思っていた現象があったことを思い出しました.そのままでもよかったのですが,せっかくなので追記しておきます.alone の話をするために紹介した一つ目の動画を再び利用しますが,alone の部分より少しだけ巻き戻します:

このシーンでは,スティーブンがマークに向かって

It’s the same body, isn’t it?

と言っています.人格は違っても同じ体だろ? 同じことできるだろ? というニュアンスですね.例によって字幕と音声・映像がズレているので字幕は無視して音だけを聞いてください.着目したいのはこの最後の isn't it で,「~ですよね?」「~でしょう?」「~だろ?」という確認のためによく用いられる「付加疑問 (tag question)」と呼ばれる構造ですが,is の s 音と n't の t 音が消失し,"init" 「イニット」のような発音になっています.これはイギリス英語の特徴 (スラング?) としてよく指摘されるもので,実は上で紹介した Daijiro さんの動画でも登場しています.該当箇所から再生される形で再度紹介しておきます:

Adidas がアメリカ人に通じなかったイギリス人が「有名なスポーツブランドだろ?」と聞き返すところで,この init が登場しています.字幕自体が init となっているので分かりやすいですね.規範的な書き方をすれば,

It's a very famous sports brand, isn't it?

となるところでしょう.

今後扱う予定の事例

ということで,今日はMCU作品を題材に「英語の多様性」を扱うシリーズ投稿の第一弾として,学術的な背景と,ある意味もっとも分かりやすい事例である『ムーンナイト』の英語を取り上げて紹介しました.いろいろと粗い部分や分析に誤りがあるところが見つかるかもしれませんので,お気づきの点があればご指摘いただければ幸いです.

最後に,当シリーズで今後取り扱う予定のキャラクターや作品を紹介し,今後の予告としたいと思います.

スパイダーマンの英語

みんな大好きスパイダーマン.MCUではソニーピクチャーズとのあれこれで翻弄され続けてきたキャラクターかなと思いますが,今のところトム・ホランド演じるピーター・パーカーが活躍中,という状況です.扱う英語の種類としては今回に引き続きアメリカ英語とイギリス英語なのですが,ピーターはアメリカ人で,普通にアメリカ英語を話しているため,特に「多様性」の種はなさそうな気がします.しかし,実は思わぬところにイギリス英語の影が潜んでいました.

ワンダ・マキシモフの英語

『ワンダヴィジョン』について3回も記事を書いていることからお察しの通り,私,ワンダ・マキシモフが好きです.かなり好きです.ただ,ワンダを演じるエリザベス・オルセンは生粋のアメリカ人ですし,ワンダも普通にアメリカ英語を話しているので,「英語の多様性」という意味ではこれと言って取り上げる話題がないように思えるかもしれません.しかし思い出してください.ワンダの設定を.ワンダの生まれ故郷は…

ブラックパンサーの英語

チャドウィック・ボーズマンが亡くなってもう2年近くの月日が経ちました.未だに喪失感はぬぐえませんが,彼が演じた偉大なヒーロー,ブラックパンサーもまた英語を使うキャラクター.ボーズマン自身はアメリカ生まれのアメリカ人でアメリカ英語を話す一方,ブラックパンサーことティ・チャラはアフリカ大陸に存在する架空の国家,ワカンダの若き王.当然,アクセントも変わってきます.

ブラック・ウィドウの英語

かつてロシアのスパイであったナターシャ・ロマノフ.いつしか彼女は祖国を捨て,アメリカを拠点としスーパーヒーロー軍団であるアベンジャーズの一因として活躍するようになりました.スパイ時代も含めてアメリカ生活が長く,また演じるスカーレット・ヨハンソン自身も生粋のアメリカ人 (ただしお父さんはデンマーク人でデンマーク国籍もお持ちのようです) であるため,登場当初からずっとアメリカ英語を話しています.ただ,彼女を主役とした映画『ブラック・ウィドウ』に登場する彼女の「家族」はそうではありませんでした.

以上,乞うご期待!


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