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珠玉集

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心の琴線が震えた記事
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#創作大賞感想

創作大賞はわたしももらいますけど、やっぱり推し🍄の幸せがわたしの幸せなので。【創作大賞感想付きサイトマップ】

いくら最推しとはいえ、わたしの愛が重すぎるということは自覚している。 蛇を巻いたあのアイコンを、この3ヶ月間で親の顔より見た。 何なら夫の顔は描けなくても、あのアイコンを描けと言われたら描けると思う。 毎週とは言わないまでも、結構な頻度でなんのはなしですかのみならず、コニシ木の子氏そのものをネタに記事を書き、コングラボードを頂いているのだ。 これを偏愛と言わずしてなんと言おうか。 今年、自分が創作大賞にエッセイを出していなければ、おそらく毎日のように木の子 木の子 木の子と

【雑記/紹介/応援】繊細に描かれる現代女性の生き方。大阪城は五センチ #創作大賞感想

 こちらの件、ひっそりと呟いたところ あやしもさんが隙間を開けてくれました。 そんな無理やり開けると、危ないんじゃないかとソワソワしてたら コッシ―さんが何処かの言語で(多分)背中を押してくださったので うっすら開いた五センチの隙間でちょびっと語ります。 ガンガンネタバレするので、未見の方は先に読んできてください。 あとガンガン引用します。ヱリさん、すみません。  私がヱリさんをキチンと認識したのは例の河童ぶち込み事件でした。  この後すぐに文フリ会場でお会いして

文章との出逢いは縁と必然だと思う

なんとなく入った本屋さんで なんとなく手に取った本が まさに今の自分にググッと刺さる なんてことはよくあること "縁" と "必然" 文章との出逢いはそんなもの📕 それはSNSでもネット小説でも同じこと 100人いれば100通りの受け止め方があり 響き方も解釈も違う だから 「◯◯でなくてはならない」とか 「◯◯であるべき」みたいな すこぶる個人的でしかない解釈なんて不要だし ましてや押し付けるものでもないよね 𓈒𓏸┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈❁𖥧ܾ☼

本当は、誰にも教えたくない。大人の胸キュンな掌編集

本には、想像力の余地がある。 映像作品やマンガと違い、登場人物や風景が具体的な絵で表されているわけではない。 文章だけの表現で、どんな人物か、どんな情景か、どんな心情かを想像の世界で思い描く。 無限の世界を広げることもできてしまう。 また時には、思い描いた情景描写と自分自身がシンクロするようなことがある。 自分が物語の中にいる錯覚に、深く沈んでしまうのだ。 こんな想像体験をする作品はごくまれなのだが、あろうことかnoteの中で出会ってしまった。 それは『球体の動物園』

三十連発、やけどするぜ! <前半> #創作大賞感想

 お暑うございます。  って、創作大賞のこの熱気が一因じゃないかと思ったりします。  すごいですね、すごい! っていう作品のオンパレード。  今年はできるだけたくさん、読みたいなと思っておりました。お仕事でもモニターと睨めっこ、という方、多いと思いますけれども、私もご多分にもれず。これは本業に支障をきたすぞ、というレベルで眼精疲労が半端ない。老眼鏡とハヅキルーペと、あずきのチカラ(商品名)とストレッチで乗り切りました。  読了した小説、三十作品+自分の作品を、ご紹介いたしま

【創作感想】「三年間。no+eの街の路地裏で「なんのはなしですか」と叫んでいた。」

#創作大賞感想 狭義の意味での創作ではないものの、広義の意味で一つのオリジナルなムーブメントを作り出した。ちょっと遠くから最初は私も眺めていたけれど、ジャンル不能なエッセイを書いたとき、ふと「#なんのはなしですか」タグをつけてみた。 すると、すぐにコニシ木の子さんからコメントがついた。コメントだけではない、自らのコーナーで拾い上げてくれた。嬉しかった。この感覚、深夜ラジオに投稿したハガキを読んでもらったときの嬉しさに似ていた。 すでに大きなうねりになっていた「#なんのは

ナアジマヒカルさん作「おーい!落語の神様ッ」を、もっと楽しむ!/#創作大賞感想

「落語」への愛にあふれた創作が、おぎゃあと産声を上げました。 創作大賞にどどん、と参戦、ナアジマヒカルさん作の「おーい!落語の神様ッ」です。 落語家、と聞いて大半の方が思い浮かべるのは、江戸(東京)落語でいうところの「真打」のことでしょう。 作中でも説明がありますが江戸落語では「見習い」「前座」「二ツ目」「真打」と修行工程が区切られていて、「真打」はいわば免許皆伝。 多くの先輩師匠たちに認められ、『ここから先は自分の才覚で好きにやっていいよ』という立場となるわけです。 「

[2024創作大賞応募作品応援記事]わたしはこの物語を回収したかった

第一章わたしの試み なんのはなしですかと初めてタグをつけて投稿したのはGW明けのこと。 その創作スタイルに、新鮮さを感じて人に伝えたらどうっていうこともないことが、ユーモラスになる感じがしてついうっかり投稿してしまった。 回収されたあと、月曜日にマガジンになっていて驚いた。その時点でマガジンは7通目、他のなんのはなしですかの投稿者さんたちは、みな大層な盛り上がりで、しかも皆さん仲が良さそう。 おまつり会場にステージがあって、紛れ込んでそのステージを眺めているような気分にな

【創作大賞感想】私にとっての眠り

吉穂みらいさんの『眠る女』を拝読しました。 わたしは、「眠り」についていろいろ思うところがあります。 少し昔の私は、自分が何をすればいいのか、何を目標にするべきなのが全く分からなくて、ただ何もせずに日々を生きているまるで死んだような人間でした。 ただ、生かされている。暇な時間はSNSにかじりつき、特にこれといった行動も起こさずで、私は逃げるように眠っていました。 いや、正確にはSNSに楽しさを見つけてはいたのですが、やはり逃げ、それに尽きます。私は私の人生から目を逸らし、他

本気で創作大賞受賞して欲しい「書評家」

「本気で創作大賞受賞して欲しい」シリーズ第3弾。 いつからシリーズになったのでしょう。私も知りません ╮(´-ω-`)╭ そして、こともあろうか今回、受賞して欲しい賞は、なんと 「ベストレビュアー賞」 は? それ受賞して欲しいとかってアリ? アリです。アリなんです。 だって今回応援したいのは この人! じゃん。 「吉穂みらい」さん。 ほら。納得でしょ。みんな納得。 少なくとも、この感想文集に作品を入れてもらえた14人は、首がもげるほど首肯している、しまくっている

推すか恋すか。【創作大賞感想】

今回は青豆ノノさんの創作大賞 『ソウアイの星』についての感想文です_✍ ざっと説明すると、バンドのボーカルを推すか恋すかに揺れる女性・流香の物語です。 恋愛小説部門です。 しかし、恋愛しません。 いや、恋愛しているような、いや、恋愛しているはずなんだけど…主人公の彼女が毎度『恋せず推す』と言うんです。 ずーっと彼女は花占いをしています。 恋愛する・しない・する・しないみたいな(笑) もう、どっちなんだいって思わず言いたくなります😂 なぜ、創作大賞には『お仕事小説部門

創作大賞感想 自分への記録と記憶

創作大賞が終わりました。自分の気持ちは、何一つ後悔が無いと言い切れます。何にも意味がないことに全力を尽くしました。 何より、何も意味がないことを一緒に楽しんでくれた人達に感謝しています。 意味がないことを皆で、意味あるものへと創り出したと思っています。 会ったことも、話したこともない世界中にいる人が「なんのはなしですか」の一つの言葉で一緒に全力で遊んでくれて本当に感謝しています。 この言葉に、少しだけ恩返しを出来たかなと思っています。今、多くの気持ちを書くことが出来な

創作大賞感想【花畑お悩み相談所/穂音】

「あ、位相がズレた」  そう思った時からもうこの物語から逃れられない予感がした。 「そこのスイッチ押してきやがったか」というぞくぞくする感覚。   第一話、誰もが知っているであろう童話が少し内容を変えられて提示される。実はもうここから位相のズレが始まっている。  その童話たち(改作童話は複数ある)が主人公のもとへメールとして届くのだ。送り主は意識不明の孫。  昏睡状態にある孫からの、届くはずのない不思議なメールをめぐる冒険の始まりである。  そして主人公(祖母)の前に

本気で創作大賞授賞してほしい「文化人」

いまさらだけど、いまさらでもいい。 いまさらでも担がねばならないものがある。 それがこちら、「なんのはなしですか」を叫び続けた コニシ木の子 さんの、創作大賞オールカテゴリ部門 応募作品である。 このタグと知り合ったのは今年の春である。つい最近だ。 大好きな noter 青豆ノノさんのエッセイや、他の方の記事を読んでいて何度か目にした「なんのはなしですか」という文字とタグ。 話の流れでポンと置かれるその文字の威力といったら! 威力というか、脱力感? 必死になって記事を読