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推すか恋すか。【創作大賞感想】

今回は青豆ノノさんの創作大賞
『ソウアイの星』についての感想文です_✍

ざっと説明すると、バンドのボーカルを推すか恋すかに揺れる女性・流香の物語です。

恋愛小説部門です。
しかし、恋愛しません。
いや、恋愛しているような、いや、恋愛しているはずなんだけど…主人公の彼女が毎度『恋せず推す』と言うんです。

ずーっと彼女は花占いをしています。
恋愛する・しない・する・しないみたいな(笑)
もう、どっちなんだいって思わず言いたくなります😂

なぜ、創作大賞には『お仕事小説部門』はあるのに、『推し事小説部門』がないのか😑
これがあれば、きっとこの部門に投稿していたはずです(▭-▭)✨
そして、私の『推し事小説「なんのはなしですか。」』と張り合っていたはずです。
(青豆さんに勝てる気はしませんが😇)
#なんのはなしですか 🤣

所々コメント等で、青豆さんは『まだ改善できる点があることや、描写?内容?をもう少し深堀りしても良かったかも等』と書いているのを目にしました。

たしかに、主人公やその内側にいるもう1人が、なぜそういう言動を取ったのか。深堀するのも、読み手の理解を深める1つだと思います。

でも、私は逆に、そこを深堀りしない事が青豆ノノ節だと思うんですよね🤔
読者に委ねるっていうんですか?
バースデーバルーンでも、そう感じました。

あえて書かない。
この作者の意図は?そう思わせることができるのが、青豆さんの強みだなと私は思っています。

コニシさんの感想文でも、青豆さんの作品は作者が見えてこない。とありました。
私も同感です。
青豆さんは青豆さんという女性、清楚、落ち着いてて、noteでは明るく社交的なのに現実は割と人見知り、時々お茶目で面白い、など彼女のイメージが私の中で確立されています。

それなのに!!!
小説になった途端。その青豆ではなくなるんです。違う青い豆になるんです。同じなのに違うんです。
今まで中身が見えていたはずなのに、急に青い豆の中身が見えなくなるんです。
そんな感覚に陥ります。

これはこの作品だけではなくエッセイも含め、他の小説や作品を読む青豆推しにしか分からない感覚。いや、むしろ私だけが感じているものかもしれません🙄

そう、感想でしたね。
つい青豆愛が溢れてしまいました。
落ち着きます。
(∩ˇωˇ)∩スゥ…(⊃ˇωˇ)⊃ハー

この作品は正直、納得いくかと問われると、納得がいきません。
これで良かった。そう思う人もいると思います。
そう、この作品はハッピーエンドかどうか、読者によって決まるんです。それぞれの読者次第なんです。
さすが青豆さんです。

私は、『おめでとう』と言いたい側だった。ただそれだけの事なんです。
ストーリーがダメだから納得できないとか、そんなことはミリもありません。
ただ、主人公に『はっきりせんかい!』とはたまに思いました。たぶんルナ側です🤣

そして、描写について。
舞台となっている吉祥寺。青豆さんの見た景色、感じた雰囲気を感じた通りに書かれており、吉祥寺に彼らがいると感じられました。
(私は行ったことはないですけど🫢)

個人的にすごいと感じるのは、人物描写です。
細かな動きや視線から人情の機微を感じることができます。
特に1対1の描写においては、特に表現の凄さ、幅の広さを感じれました。
語彙力ヤバすぎません?どんだけ人観察してるんですか?それとも青豆さんの実体験を文字に落とし込んでいるんですか?
とにかく女性の表現に長けている。
目の前に女性がいる感覚になる。

そして、青豆さんは自分のインスピレーションを文字にそのまま表現できる。それを人が理解できる内容に変換するのではなく、そのまま感じたままに表現している。語彙力がないと出来ないことだと思う。
ありのままの不思議な感覚に陥る。
理解の及ばない表現の先に読者は、作者の意図せぬものを見出そうとしてしまう。
そこが青豆さんの書く小説の魅力だ。
つまり我々は委ねられている(2回目)


ここまで、ソウアイの星以外の作品にも通ずる感想?を書いてしまいました。
申し訳ないです(;'ω'∩)

つきましては?
青豆さんの心ゆくまで、この作品をブラッシュアップをしたら、さらに良い作品になるだろうなと、期待しか持てません。
それか、これを糧に続編恋愛小説という線も気になるところです!
もし書くことがあれば、楽しみにしています( -`ω-)👍🏻


ここまで読んで頂き、ありがとうございました!


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