見出し画像

誰に遠慮しているのか

僕は魔法使いでもなんでもない
世界に大きな変化をもたらして、
一瞬で全てが素晴らしく感じる、
なんてことは残念ながら起こせない

どこかで少しだけ期待してしまう僕がいる
不安や憂鬱が一瞬で全て消えてしまえばいい
全ての負担が無くなり、誰かに勇気を与えられればいい
期待が苦悶を生んでいると分かっていても

負けたくない、でも負けたっていい
闘う場所を間違えてはいけない
今までずっと何と闘っていたのか
何に駆られ、何に囚われていたのか

負けたっていい、不器用でもいい
人と競い合うことが苦しい
でも競争から外れるのが怖い
何が怖いのか、ただ生き抜ければそれでいいのではないか

守れる人間になりたい、でも自分すらも守れない
枯れるエネルギー、永遠に湧く憂鬱と不安
鬱をエネルギーに変えられたなら
ただ健やかに生きられたなら、本望だ

広くて暗い感情の宇宙が
今日暴れ出して動けなくなる
こんなに苦しいなら心をもぎり取りたい
何も感じない方がいいのだろうか

無力でもいいんだって自分に言い聞かせるけど
無力な自分が情けない、責めたくなる
自分を受け入れるってこんなにも難しいのか
自分を愛すってこんなにも難しいのか

誰かの目を気にして大事なものを見失った気がして
普通から外れたような気がして
すぐに壊れそうでビクビクしている
僕は誰に遠慮して生きているんだろうか

いつも応援ありがとうございます。頂戴したサポートは、生活費・活動費に使わせていただきます。