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連絡は「情報で人を動かす」・相談は「こちらで答えを用意する」

「生きづらさを克服する7つの仕事術」と言う本からです! 良かったらどうぞ!

連絡は「情報で人を動かす」ものに

 連絡は「仕事を進めるための、協働者(横方向)に展開する情報共有活動」です。
 コロナを機にチャットツールを導入した企業も多いでしょう。
 そんな中で情報価値のある投稿は、「チームメンバーのアクションに繋がるもの」です。

パワポのテンプレートを会社に提案した

 例えば私は最近会社にパワポのテンプレートを提案して会社に提案して通りましたが、折角なので部署にも使うように勧めました。
 そうすると上長が「これからは今まではパワポはバラバラでしたが、これを使うようにしましょう」と言って下さった。

 チームメンバーがそれを見て動くような発信こそが、価値ある情報(連絡)と言えるでしょう。

相談は「こちらで答えを用意する」

 これまで相談は、上司や先輩、顧客に答えを求めるものであった。職場にいれば、上司に「ちょっといいですか」と話しかけることが出来ました。
 ですが、テレワークではそうはいきません。
 上司も部下も互いの様子がわからないために、相談を躊躇しています。
 マネジメントの観点で部下の様子も分からず困っている上長の方も多いでしょう。

相談するかどうかの基準としては、「チームへの業績の影響度」を考える

 よくどれを「上長にそうだんすべき」か、はたまた「自分が判断すべきか
」迷うことがあると思います。

 相談するかどうかの基準としては、「チームへの業績の影響度」を考えると良いでしょう。上司にとって最大の課題は「チームの業績」です。
 それに影響が大きいものは相談、そうでないものは自己判断と線引きすると良いでしょう。

「影響度・中」の相談は予め「自分が答えを用意しておく」

 では、どちらともいえない「影響度・中」はどう扱うべきか。
 これを解決するのは、「解決策つきの相談」です。
 上司が「自分で判断してほしい」と思うのは、判断に対する負担感からである。
 従い、負担を減らすために、「自分なりの解決策」を用意すれば良いでしょう。
 相談する際、解決策を複数用意することができれば、尚良いでしょう。

 これを続けていくと、「問題解決能力」の評価も上がる筈です。

【参考】濱田秀彦(2021).『「ニューノーマル」最強仕事術』講談社