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『GR人材育成ゼミ(吉田雄人ゼミ) 第8期』第2回を開催しました!

5月18日、地域課題解決を目指す人材を育てる『GR人材育成ゼミ(吉田雄人ゼミ)』第2回目の講義が開催されました!

初回に続き、緊急事態宣言下によりオンライン開催。今回も12名全員が元気に参加です。素晴らしい~!

ちなみに8期生の半分近くが地方からの参加で、東京近県、京都、熊本など様々な場所から集まって学んでいます。

第2回ゼミのテーマは「人口減少における発想の転換~観光~」

第2回目の講義はGRゼミ主宰のユーティーこと吉田雄人氏が講師となり、「人口減少における発想の転換~観光~」をテーマに開催されました。

地域課題の多くは日本の人口減少が背景にあることから、その現状の説明と、ユーティー氏が8年間市長を務めた横須賀市を例に「発想の転換」がいかに地域課題解決にとって重要であるか?の解説がされました。

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人口減少への対策「街の魅力を掘り起こし、来訪者・観光消費を増やす」

講義前半では、人口減少への対策として「街の良さを伝え、来訪者を増やす」「観光消費で、これまでの経済活動の量を確保する」施策について学びました。

4名✖3チームにわかれたアイスブレイクで、「いままで印象に残っている観光商品って?」を数分でチームディスカッション。ゼミ生から色々な「観光商品」がでてきました。

*ちなみにゼミ生のにゃんPさんが印象に残っている観光商品は、長野県長野市「八幡屋礒五郎の七味唐からし」。なんにでも合う七味で、観光のみならず地元の人にも愛されている商品なんですって!

「ハコモノ(公共施設)の建設に頼らない町おこしとは?」横須賀市事例

次に、「ハコモノ(箱物=公共施設)の建設に頼らない町おこし」について、その背景や打ち手について学びました。

*「箱物行政」とは、競技場・美術館・博物館・劇場など、公共施設の建設に重点を置く、国や自治体の施策です。費用対効果の悪い建築物を作ってしまった場合には、税金の使い道としてふさわしくないと批判の対象になります。

ゼミ生からは「ハコモノ建設って市民で反対できないんですか?」「ハコモノの定義は?」「建設時には地元はどのくらい潤うのか?」などの質問が寄せられました。

横須賀市では、ハコモノに頼らず、地元にすでにある資源に付加価値を与えることで、画期的な町おこしを行いました。

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有名な「よこすか海軍カレー」は、横須賀市の町おこし施策の一つ。行政・海上自衛隊・商工会議所が三位一体の組織で、ブランド管理体制を確立し、プロジェクトを推進しました。横須賀市では、カレーの他にも「米海軍基地開放イベント」や大きな反響を呼んだ「ドル街横須賀」、「アニメ・サブカルチャーへの取り組み」など多くの施策を成功させました。

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講義では、それぞれの施策を進めるにあたっての舞台裏、事業者との連携で起こった出来事、メディアとの関係、施策の効果などについての解説がありました。

「マイナスをプラス」に。発想の転換で新たなイノベーションを!

横須賀市の施策について、ゼミ生からの質問で絶え間ないチャットで質問が寄せられました。具体的には、「商工会議所や事業者との連携について、どの事業者を入れるかなどでもめたりしませんか?」「民間の会社を入れていくのに、拒否反応はありませんでしたか?」「民間を巻き込むにあたって、市側で何を気を付けましたか?」などなど。

講義の最後、ユーティーより、本日のまとめとして「地元の良さを活かし、マイナスをプラスに。発想の転換で新たなイノベーションを!」というメッセージがおくられました。「発想の転換」がいかに重要になってくるのか、様々な実例から、ゼミ生にとっても大きな気づきにつながったようです!

おまけ:GRゼミのチームづくり「ブレスト」

GRゼミでは、チームづくりのため、ブレストを有効に活用しています。

<ブレスト5つのルール>
ルール1:仲間のアイデアに乗っかる
ルール2:3セズ(議論セズ、判断セズ、くどくど説明セズ)を守る
ルール3:とにかく否定しない
ルール4:とにかくたくさんの数を出す
ルール5:時間を守る

「アイデア出しはすこし不得意でしたが、このルールの中だったら楽しくできそう」「”アイデアいっぱいの人は深刻化しない”という言葉が響きました」「とても楽しく皆と仲間になれる過程を実感しました。社内でも活かしたいです」など、ゼミ生もブレストを楽しんだようです!

次回5/25は、 藻谷浩介氏による「人口減少を迎えた地域社会の生き残る道」講義です。お楽しみに!!

お問い合わせは随時受付中!

GR人材育成ゼミは、社会課題解決に興味のある方、自由な雰囲気でとても有益な情報を得ながらよい仲間に出会えます!まずはお気軽にお問い合わせください!

※9期生は、2021年9月頃募集予定です。

▼このような方におすすめ

・地域課題に取り組んでいるNPO職員
・自治体との連携を目指す社会起業家
・新しい「何か」に取り組みたいと思っている社会人
・地方創生に関心のある大学生
・いつか政治で地域を変えたいと思っている政治家の卵
・自治体との協業を模索している企業人
・現場で頑張ってるけど壁を突破しきれない公務員

▼問い合わせはこちらまで

一般社団法人 日本GR協会
E-mail:seminar@graj.org





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