亀井義昭

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亀井義昭

フィルムカメラマニアックス レコードマニアックス カセットテープマニアックス バリバリデジタルの恩恵を享受した生活を過ごしていますが、アナログ好き、ってことです。

最近の記事

フィルム・マニアックス

「印画紙フィルム」 富士フイルムの黒白印画紙は既に全ラインアップが販売中止で絶滅種。販売店の在庫がかろうじて流通している模様。その印画紙をフィルム代わりにカメラに入れて写してみよう、という話題で、2号印画紙ならまあまあちゃんと写ることは確認できた。では硬調の4号では? Hasselblad 503CW/ Carl Zeiss T*Distagon 50mm F4 富士フイルム フジブロWP FM4(有効期限1994年12月) 想像どおりのカリカリ。モノクロコピーしたよう

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      「カットフィルム・アダプター」 写真フィルムといえば通常はロールだが、写真乾板から発展したものだけにフィルムは元々はシート状のものだった。シートフィルムで馴染みが深いのがレントゲンフィルムあたりか。最近全然病院にも行かないのでレントゲンを撮られることも無くなった。大学時代に地球科学の岩石鉱物学を専攻していたので、X線回折像を写真に撮る際に頻繁にシートフィルムを使っていた(鉱物にX線を照射して結晶の構造解析をするため)。 一般の撮影にはプロでもない限りシートフィルムを使うこ

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        「期限切れフィルムの賞味期限」その2 期限切れモノクロフィルムの場合はどうか? 色は関係ないので、コントラストとか粒状性に支障が出るかな?…ってことで、 有効期限1995年3月のKodak TMAX100 ブローニーです。25年といえば、四半世紀前。 で、作例↓ロモグラフィーBelair(6×9) フツーに撮れてます。現像はちゃんとTMAXデベロッパーを使っています。ネガはちょっと眠気なのでフォトショップでレベル補正しちゃってます。1995年のTMAXも星3つ。 次は

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          「期限切れフィルムの賞味期限」 フィルムが高騰していることを先に述べた。で、どうするかというと、期限切れフィルムを安く買う。これに尽きる。問題となるのが、どれくらい古いフィルムまで使えるのか、ということ。食料品ではないので腐ったり食べて腹をこわす、という心配は無いが、①感度が落ちる ②コントラストが低下する③カラーバランスが崩れる④粒子が荒くなる、などの劣化が現れる、と言われている。ネット上の情報をググるとせいぜい2、3年と書かれていたり、冷蔵庫で保管されていれば、かなり延び

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          夢十夜

          (過去のFBの記事をこっちに転載してます) 第一夜 こんな夢を見た。 昔のNHKのLIFE!を観て寝たためか、私はゲスニックマガジンの記者で、安倍総理大臣の囲み取材をしていた。 「安倍総理、今回の日本経済の破綻は新型コロナという災害によるものではなく、人災でしょう。緊急事態宣言による外出規制、休業要請は政策ミスだったとお認めになったらどうですか」 「そうだ、そうだ」記者たちから同調の声が上がる。「政策ミスを認めないで自然災害のせいにする、いー仕事だな」 総理はキレてこう言った

          夢十夜

          (過去のFBの記事をこっちに転載してます) 第六夜 こんな夢を見た。 電力自給自足法ならびに電波電磁波規制法のために、電気は自家発電でなんとか確保できるものの、通信は郵便、つまり手紙、情報は役場に張り出される壁新聞か街頭の瓦版にてのみ入手できる。発電もタービンを回すと電磁波を発生させるため風力発電はNGで太陽光か化学反応、つまり燃料電池に限られる。スマホで何でもできた生活からのギャップは大きく、アンダーグラウンドな脱法電波パブに癒しを求める者も多い。 私の職場はテレパス研

          夢十夜

          (過去のFBの記事をこっちに転載してます) 第七夜 こんな夢を見た。 ベーシックインカム制度が導入されて、生活様式の変容を受け入れざるを得なくなった。これが「新しい生活様式」の意味するところだったのか、とようやく国民は気付いた。「これは大いなる実験であります」「新しい生活様式、新システムのためには辛抱と犠牲と実験が必要なのであります」総理の演説でのお決まりのフレーズである。ベーシックインカム…すべての国民に対して毎月10万円が支給される。最低限の生活を送るのに必要とされて

          夢十夜

          (過去のFBの記事をこっちに転載してます) 第八日 こんな夢を見た。 「休業要請に従わないパチンコ店」や「休止要請に従わないイベント」について評論家が公開討論している。主催者に問題があるのか、参加する客側に問題があるのか、というギロンだ。「店を開くから人が集まるんですよ。閉めさせれば集まり様が無い」会場から大きな拍手が湧く。「いや、このような緊急事態下では個々人の意識が問われる。自粛できる根性を鍛えるためにも店は閉めなくて構わないのだ、閉めさせなければ休業補償をする必要も

          夢十夜

          (過去のFBの記事をこっちに転載してます) 第九夜 こんな夢を見た。 テレパス研究所の同僚がとんでもない発見をした。肉体と精神の分離に成功した、というのだ。全ての病気は肉体と精神のシンクロ率の低下によって引き起こされることが証明され、特に精神系の病気を引き起こすとされていたセロトニン仮説が否定された。肉体と精神のシンクロ率が全てをコントロールする。 精神は瞬時にクラウドなポジションにある惑星に移動して、その惑星内のポッド(枝豆のさやと思っていただいて結構)で眠る。文字通

          夢十夜

          (過去のFBの記事をこっちに転載してます) 第十日 こんな夢を見た。 いや、うがい、手洗い、マスク着用でセキュリティを完璧にしたので夢は見なくなったのだった。 それにしても、夢見の悪い時代になったものだ。

          夢十夜

          第五夜 こんな夢を見た。 正面の巨大なモニターの周りには何十もの小型のモニターが配置されている。手を触れることなく、任意のモニターを巨大化できる仕組みになっているようだ。メインモニターではトランプ大統領が記者会見を行なっている。右下の小さなモニターには日本の総理官邸の内部が映っている。 「ようこそ!指令艦へ。なぜ自分がここにいるのかわからない方がほとんどでしょうから、経緯を説明します。あなた方は赤外音楽を聴く事のできた人類です。我々があなた方を選別してこの指令艦に避難させた

          夢十夜

          (過去のFBの記事をこっちに転載してます) 第四夜 こんな夢を見た。 白ずくめの男たちがドヤドヤと我が家に押しかけ、ラジオにテレビ、電子レンジ、携帯電話にスマホ、パソコンやルーターを押収していった。「おい、これもだ」とネズミ撃退器まで段ボール箱に詰め込み、火炎放射器で焼却していく。これがレイ・ブラッドベリのリアル「華氏451」か、と恐怖した。 電波電磁波規制法が施行され、電磁波を発するものは全て使用が禁止されることとなった。使用のみならず所有も禁止されて、発見され次第没収

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          (過去のFBの記事をこっちに転載してます) 第三夜 こんな夢を見た。 「賛成諸君の起立を求めます」 ジークコロナ、ジークコロナ、歓声が鳴り止まない。ギレン総帥の演説の中にいるのかと錯覚するようだったが、そこは全コロナ代表会議だった。 話は少し前に遡る。 「人類がそういう態度なら、こちら側としても徹底抗戦の態度で臨むべきである。我々が自由を要求して何度踏みにじられたか。我々はただ自己の複製をしてるだけだぞ。」 「徹底抗戦と言っても、宿主を殺して全滅させてしまっては、我々も存

          夢十夜

          (過去のFBの記事をこっちに転載してます) 第二夜 こんな夢を見た。 安倍内閣の新型コロナウイルス感染症対策本部に呼ばれて、何故か私に対応方針を述べるように求められている。議題は「緊急事態宣言の解除」について、のようだ。 委員「総理、このままではいつになっても解除宣言ができません。ワクチンは急がせてもあと丸一年はかかります。さらに一年間延期しますか?」 総理「何がなんでもオリンピックは開催します。オリンピックが開催できるように緊急事態宣言解除のスケジュールを組んでください

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          「日光写真」 写真なるものとの最初の出会いは「日光写真」だろう。小学館の『小学館○年生』の付録には必ずついてきた記憶がある。(付録だとバカにするなかれ。学研『科学』になると付録は本格的になり、印画紙を用いたカメラがついてきた。しかも現像液まで付いており、本格的なカメラだった。印画紙に反転された画像が写っていて感動したのを覚えている。) さて、あの日光写真。調べると奥が深い。サイアノタイプという青写真からスタートして、昔のコピー、青焼き、リコーのプルネオに到る。コピー機のこと

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          「絶滅危惧種と絶滅種」 写真が好き、と一口に言っても、写真を撮るのが好きな人、芸術作品として写真を鑑賞するのが好きな人、機械としてのカメラが好きな人、そして、フィルムが好きな人、いろいろいるだろう。目下、デジタルが当たり前の時代になり、フィルムの選択肢は無いだろう、ってとこかも知れない。フィルムはデジタルに比べてコストと時間がかかる。フィルムでできることはほとんどデジタルでほぼ一瞬で再現できてしまうだろう。でも、絶滅危惧なフィルムが好き。若い世代が「写ルンです」を使ってくれ

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