夢十夜

(過去のFBの記事をこっちに転載してます)

第二夜

こんな夢を見た。
安倍内閣の新型コロナウイルス感染症対策本部に呼ばれて、何故か私に対応方針を述べるように求められている。議題は「緊急事態宣言の解除」について、のようだ。
委員「総理、このままではいつになっても解除宣言ができません。ワクチンは急がせてもあと丸一年はかかります。さらに一年間延期しますか?」
総理「何がなんでもオリンピックは開催します。オリンピックが開催できるように緊急事態宣言解除のスケジュールを組んでください」
委員「そうは言っても感染の終息がまだまだ見えませんよ」
総理「画期的な提案があるそうで、この場に来ていただいている方がいます…」
と言って私に視線を移す。全員がわたしに注目する。え?俺はどういう役職だっけ?何を言えばいいのだ?…と考える間もなく私は喋り出した。「お任せください。総理が緊急の記者会見を開きます。メディア各社を呼んでください。会見のタイトルは"緊急事態宣言の解除について"としてください。会見内容は以下の通りです。フランスのサノフィ本社、ならびに世界各国の主要な製薬会社からワクチン開発に成功した旨の情報が寄せられ、超法規的措置によりPMDAをすっ飛ばしてワクチンを承認いたしました。医療・福祉関係者と危機管理にあたる職場(自衛隊、警察、消防など)から優先的に接種します。ワクチンの量産が既にスタートしているので、一週間後から一般国民への接種が可能になります。よって、来週より緊急事態宣言を解除し、ワクチン接種済みの者は自由な行動を許可します。以上。」
委員「え?ワクチンの承認までは1年以上かかるんじゃ?」
私「オリンピックの開催は必須事項で開催日程に合わせたスケジューリングをという総理からのご指示ですので、来週解除するんです」
委員「だから、ワクチンは?」
私「接種します。生理食塩水をワクチンということにして接種します。生理食塩水なので無害ですし、副作用も引き起こしません。今必要なのは安心材料なのです。ワクチンと治療薬、この二つが無いと安心した外出が出来ない状況になってます。接種したフリでも十分ですが、リアリティをだすために液体-生理食塩水-を注射するのです。なあに、そもそも感染症なんて存在してないのです。感染症は人類が創り出した幻想ですから。」

どうせ私は夢から覚めたら消えて無くなる存在だし、これくらいハッタリがなければ、今回のコロナ禍からの出口は無いのだ、と思った。

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