フィルム・マニアックス

「日光写真」
写真なるものとの最初の出会いは「日光写真」だろう。小学館の『小学館○年生』の付録には必ずついてきた記憶がある。(付録だとバカにするなかれ。学研『科学』になると付録は本格的になり、印画紙を用いたカメラがついてきた。しかも現像液まで付いており、本格的なカメラだった。印画紙に反転された画像が写っていて感動したのを覚えている。)

さて、あの日光写真。調べると奥が深い。サイアノタイプという青写真からスタートして、昔のコピー、青焼き、リコーのプルネオに到る。コピー機のことは、餅は餅屋に、ってことで、リコーのHP (https://www.ricoh.co.jp/diazo/what.html)へ。前置きが長くなった。要はなんだかんだで、リコーのプルネオ紙ってのを昔に買ってデッドストック化してたのだが、ふとKiev 88に仕込んで日光写真を撮った。

なんか写ってるのはわかるが、寝ぼけてて面白くない。これでもKiev 88+80mm F2.8で、露出60分!なんと60分ですよ。60分の結晶がゴミ箱行きなのは忍びないので画像処理してみた。

あら、なんということでしょう。明治時代にでも戻ったかのような雰囲気に仕上がりました、とさ。

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