Yavie

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Yavie

50代前半グラフィックデザイナー https://www.instagram.com/yoshikoyabe

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  • 「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。

    50代前半グラフィックデザイナー、目を使う職業の人間が「感染性ぶどう膜炎(水痘帯状疱疹ウイルス(VZV:ヒトヘルペスウイルス3型))」に突如襲われ、入院手術を経て、現在も治療中の体験記。

  • 雑談の小径

    50代グラフックデザイナー、日々思うことを書き留めてみる。

最近の記事

「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。 66追記2:2023年12月現状

66 さて、年末なので、自分のために現状をまとめておこうと思う。 休職に入って1年2ヶ月ほど経つ。あと約4ヶ月、2024年4月まで休職可能。会社的にはそのまま解雇したいようだが、どうなるかまだ分からない。 主治医に書いてもらった休職中の傷病手当金支給申請書の最新版によると、現在の病名は「サイトメガロ網膜炎」。サイトメガロとは、wikipediaによると「宿主細胞の核内に光学顕微鏡下で観察可能な「フクロウの目」様の特徴的な封入体を形成することを特徴とするヘルペスウイルスの総称

    • 雑談の小径011

      011 生卵の呪い 子供の頃は生卵が大好きだった。 父親っ子だった私は、父が卵に箸の先で小さな穴を開け醤油をたらし込みそのまま穴から中身を啜るという、遊び?それとも昭和のおっさんの正式な食べ方か?を一緒にやりたくて、父が母に卵を要求すると「私も!私も!」とお願いしていた記憶がある。 ところが中学2年生の登山行事で出された温泉卵にあたって酷い目にあった。なんか茶色いな〜って思ったが、今まであたったことがなかったので何の疑問も持たずに口に入れたのがいけなかった。それ以来、怖くて

      • 「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。 65追記:帯状疱疹ワクチンを打つ

        65 「あーそうそう、帯状疱疹のワクチン受けといてくださいねー。」 感染症科の主治医が年内で病院を辞めるため11月で感染症科を卒業となったが、最後、何かのついでに思い出したかのようにとても大事な事を言われる。 そう、帯状疱疹のウイルスが目に入り込んでえらい目に遭った私、炎症は抑え込んだとはいえウイルスは休眠するだけで除去できるわけでなし、予防ワクチンは打たなくていいのかな?ってずっと思っていたのだ。 病院では助成金は出ないので、区内の指定医療機関を調べてくれた。うちの町には

        • 雑談の小径010

          010 慣れと記憶 歳を取るにつれて、アイドルグループの顔が覚えられなくなった。男の子も女の子も。 はなから覚える気がないのはまあ置いといて、日本人グループで何度もテレビで観ている子達はなんとなく区別できるけど、流行りの韓国系の子達なんかぱっと見全部同じ顔に見える。違いが分からないからグループ名も覚えられない。グループ名だけ覚えていても、どれがどれを指すのかも分からない。 女の子達なんか、化粧と服で印象も変えるもんだから、同じ人なのかもどうかもよく分からない始末。 「人種

        「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。 66追記2:2023年12月現状

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        • 「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。
          66本
        • 雑談の小径
          11本

        記事

          雑談の小径009

          大学時代、大好きだったアメリカの柔らかいグミ状のお菓子「Twizzlers」。 似たような物は欧米を中心に色々なメーカーから色々な形状とフレーバーのものが出ていて、総称とか正式名称が未だ分からなかったけど、「アメリカ人の友人達に倣ってリコリッシュ(liquorice)って呼んでいた」って聞いた。 グミっぽいからゼリーなのかと思っていたが、主原料は小麦粉とサトウキビみたいなシロップ系の糖分、食感はグミというよりゴムとか粘土?w そんな訳分からない感じなので、日本には輸入されてい

          雑談の小径009

          雑談の小径008

          008 父の日記 父が他界して3年余り、実家の断捨離がじわじわと進んでいる。 だが、長年家族で住んできた家、母の思い入れの強い物もまだまだたくさん箪笥や押し入れや物置きの中で出番を待ったまま、なかなか日の目を見ない。 父の、脳梗塞で倒れて書けなくなるまでの数年間の日記が残されていた。 何故か全編英語で書かれているそれは、母は読めないから読まないといい、姉は英語は分かるがやっぱり読まないという。 語学に堪能だった父、子供の頃は英語を覚えるために英語で日記を付けろと言われて

          雑談の小径008

          雑談の小径007

          007 トラウマの絵 子供の頃に見て、その恐ろしさにずっと覚えている絵がある人はたくさんいると思う。 そんな怖い絵の代表格、ゴヤの「我が子を食らうサトゥルヌス」なんかは、マジで厨二の頃に見ているので、別段気にも留まらなかった。意味を知ると怖くなるタイプの絵画なんかも特に引っ掛からなかった。目へのインパクトが少ないからだ。 大人になって、怖い絵をまとめた本が流行った頃に嫌な感じの絵がネットを賑わせたが、まあそれも大人になってから見ているので、気持ちが悪くてもそれが脳に留まるの

          雑談の小径007

          「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。 64今見えている状態ビジュアル版(最終回)

          64 無事に免許更新が完了、目が落ち着くのをギリギリまで待って期限最終日に行ったら「最終日」っていう判子貰ったんだけどw 目の検査は左目から始まったんだけど、見えませんしか答えない私に、検査してくれた人が一瞬、ん? って感じになってたけど、右目ですらすら答えたので、あっさりパスさせてくれたよ、良かった良かった。 現在どう見えているのか、久しぶりにビジュアライズしてみた。 まず最初に急性網膜壊死で手術した左目、2021年9月18日(土曜日)退院直後はちょっとザラ付きがあっ

          「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。 64今見えている状態ビジュアル版(最終回)

          「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。 63白内障手術

          63 3日前から除菌系の点眼を指しまくっての手術当日2023年4月24日(月曜日)、病院都合で広い部屋にエントリー。 あー確かに全体的に一般の部屋の2倍近く広いのかな、ちゃんとバスタブも付いてる、使わないのにw 朝イチで手術する事になったようで、看護師さんとバタバタと手続きして、久しぶりに車椅子で手術室へ。 点滴のラインを取るのにいつもの会話。「あー血管細いですねー。」「良く言われますね。」「なに、私さん、看護師泣かせ?」「でも4回まで失敗していいですよ?」 執刀医が腕をも

          「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。 63白内障手術

          「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。 62手術前検査&診察

          62 右目の白内障手術(2023年4月24日(月曜日)予定)のために、検査と診察を受ける。 いつもの通り視力検査と眼圧計測および眼底検査が行われるも、右目のレンズがすでに検査の光を通さないほど濁ってしまっているので、検査技師さんが大困りw もう1人と、どうします? なんてごにゃごにょ話し合ってたけど、大丈夫なんかな? ってちょっと不安にw 眼科はいつも混んでいるので、検査が終わってから瞳孔開く目薬が効く時間も含めて診察まで結構待たされるんだけど、待っている間に何となく看護師

          「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。 62手術前検査&診察

          雑談の小径006

          006 名前も知らなかったアレの使い方 子供の頃、足に関する躾をきっちりとされてきた。 脱いだ靴はきちっと揃えないと怒られたし、布団も踏んではいけなかった。人を跨いではいけなかったし、物も踏んではいけなかった。 足でものを動かすとか、足で何かをすること自体が、行儀の悪いこととして教え込まれたわけ。 小さい頃からそう言われ続けてきたので、それが当たり前だと思ったし、他の家庭でも同じなのだと思っていた。 ところが結婚して異文化が入り込んできた。布団は普通に踏むし、床に置いた新

          雑談の小径006

          「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。 61骨粗鬆症1年後

          61 ステロイドをガンガン投与されていた昨年2022年2月に調べた骨密度で骨粗鬆症と診断され(骨密度低下はステロイドの副作用の一つ、第37話参照)、コツコツと骨密度を上げる薬ビスホスホネートを飲み続けて1年。1年前と比較して、腰骨の骨密度は少し上がり(なぜか上がってるんですよねえ、と、「なぜか」って枕詞が付いてたw)、左股関節は同程度、右股関節は少し下がった。これは、ビスホスホネートを飲んでいたおかげでそれほど下がらずに済んだ、という意味で、今年2023年1月末でステロイドが

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          雑談の小径005

          005 思い出す音楽 近頃の昭和レトロブームで古い映像や流行ったグッズなどがテレビで流されるので、何となく子供の頃をよく思い出すようになってるんだが、なんなの? もうすぐ死ぬの? 年取っただけなの?w 音楽でイメージを定着させるのはメディアの定番で、このテーマ曲やフレーズを聞けばあの番組やあの商品を思い出すという、人間の心理をうまく活用することで視聴率や売り上げを伸ばしてきた。 子供の頃に見て今でも覚えているもの、今も使われているもの、ちょっと思い出すだけでも、連想ゲーム

          雑談の小径005

          雑談の小径004

          004 スマホの予測変換 スマホで文章を打つとよく使う単語を学習して、最初の文字だけで変換候補が出てくる。 予測変換の表示は小さいのでいちいちルーペを覗きながら単語ごとにちまちまと変換していたが、最近は面倒なのでぼんやり状態のまま文字打ちと変換を繰り返し、文章を完成させてから読み返して、間違っている部分を直したりしている。 ところが、打ち込む文字を間違えたまま変換するので、だんだんスマホが間違った変換を覚え出した。 ***** 間で不満症を変換するのは結構危険で、一番最初

          雑談の小径004

          「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。 60白内障の件

          60 暖かくなったらやる予定の白内障手術、今すぐではないけれど、そろそろ一度執刀医に診てもらうことに。左目の手術もやってくれた先生だが、それ以来なので会うのは久しぶり。 身分証明として、絶対忘れることはないけれど念のために名前と誕生日を、とか言われるw 左目の現在の眼底映像を見ながら、こんなに綺麗なのになぜ真ん中の視野が欠けているのかやっぱり分からないって。そして、シリコンオイルのおかげで症状が落ち着いた箇所があるらしく、「オイルがなかったらもっと悪くなってた。オイルなんか

          「ヘルペスウイルス性ぶどう膜炎」を患ってます。 60白内障の件

          雑談の小径003

          003 オルゴール そういえば、最近オルゴールの音を聴いてない。 子供の頃はどの家庭にも当たり前のようにいくつか置かれ、オルゴールの繊細な音が身近にあったと思う。うちにも当然いくつかあった。 1つは直径12センチくらいの手毬の飾りで、子供部屋の柱にぶらさげてあった。紐を引くとゼンマイが巻かれる仕組みで、その曲は「恵子の夢は夜ひらく」。およそ子供向けではないその風貌と曲は、気づいた時にはそこにあったので、どうやって入手したのかは分からない。 親子の犬のぬいぐるみのオルゴール

          雑談の小径003