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もるもりもるけーの8
よし、早速乗ってみよう(^O^)/
普通の大きさのは1グループ4人までだけど6人がけの大きいものもあって車椅子にも対応している。
あ、透明なゴンドラまである!
「はい、5台のうち1台壁は勿論天井、床、座席までが透明なシースルーゴンドラで周りの景色をぐるっと楽しめちゃいます。少し待ち時間が長くなりますが、お値段は同じですので折角の機会に是非どうぞ。」
と、クルーはニコニコしながらシースルーゴンドラを
ポケット屋敷の探し物46 階段の謎
和恵はその場に止まってしまい、奈々は踊り場の壁に耳を付けてしまった。
「ああ、あたしも嫌な予感がしてきたわ。」
もう少しという所で紫穂までふらふら踊り場まで引き返した。
「ちょ、いい加減にしなさい!あんたら影の人が怖いんでしょ!それなら尚更正体を確かめた方が安心じゃないの!?ほら紫穂も褒美がほしーんでしょ!!?」
逸美がキレ気味に喚いた。
「ごめん、緊張してて。」
青ざめ力ない声でボソッと謝り、手
ポケット屋敷の探し物45 3階へ
「で、逸美は図鑑みたいな難しい本1人で読んでたの?私達5、6歳じゃなかった?司も誰かと勉強してたの?」
ローラの指摘に司はハッとした表情をして逸美は横目で司をチラ見していた。
確かにあんまり小さい頃にこんなとっつきにくい、見通しも悪そうな書斎に行くなんて考え難い。
複雑な心境の中秀一に連れられ書斎を出て向かい側の会議室に行った。
秀一はここが今回7人が泊まる部屋で、寝具や金庫、タオルは自由に使って
ポケット屋敷の探し物44 書斎の本の秘密
そのまた左奥の部屋は書斎。
「さ、こちらは図書室とも評判の大きな書斎であります。こちらも皆様がご自由に利用できるよう鍵はかかりません。」
入った途端逸美はキョロキョロし出した。
「どうしたの?」
ローラが尋ねた。
「懐かしい香り。昔ここで本を読んでたこと思い出した。殆どが図鑑だったかな?懐かしいあの本はどこへ行ったんだろ?」
半ば諦めたように逸美は弱い声で呟いた。
「ああ、この書斎は皆様が気持ちよ
ポケット屋敷の探し物43 泳ぐ影
「あれ?また何か出たの?」
面倒くさそうに逸美が尋ねた。
「逸美は忘れたの?あの時の光景。」
ローラは横からそう言って浴槽を見た。
「だから何って?」
「え?何々?」
渋々浴槽を眺める逸美に続いて奈々も同じようにした。
いたんだ、あの日この場所で泳ぐ黒い影…。
みんな青ざめて急いで浴室、洗面所を出て息を整えた。
秀一はみんなが落ち着くのを待ってから東側の部屋へ向かった。
角のトイレの左隣の部屋はオ
ポケット屋敷の探し物42 浴室
階段上がって右側は洗面所でその向こうは巨大な浴室だ!
「わぁ豪華!こんなに広かったら泳ぎたくなるね!」
ローラは嬉しそうに両手の指先を合わせた。
秀一はニコニコしながら
「左様でございます。この浴槽は自由に設定温度を変えることが出来ます。後、いつでも気持ちよく入られるようにお湯は一定時間で入れ替わります。そして、浴室の扉は洗面所とバルコニーへの扉を別々に鍵をかけることが出来ます。」
「そう言えばそ
もるもりもるけーの7
やっぱり外から上へ登って中に入ったら下へ進んでいくルートにしよう。
さ、いざしゅぱーつ!!
外1階 麓エリア
もるもりもるけーのは山だけでなく麓もテーマパークなんだ!
盛りまくりのエントランスの奥に湖、原っぱ2つの広場があって今回みたいに団体客が集合する場所に利用出来るけどそこから見える山の景色が良くて撮影スポットにもなる。
全員で記念撮影も良いね!
おや?はめ込みパネルだ!
さっきのクルーみたい
ポケット屋敷の探し物41 室内の風
しかし、人影らしきものは見当たらない。
「ほらあ、和恵の気のせいでしょ?紫穂も怖がり過ぎよ。」
逸美が紫穂の背中を軽く叩いた。
「ガサガサ!」
「きゃー!!出た!」
突然草が揺れたことで紫穂が驚いて振り向き、逸美の腕を強く掴んだ。
「あんたのが怖いわよ!ただの風でしょ!ほら、草花のいい匂い。」
そう言う逸美も気が動転していた。
「でもここ、室内でしょ?」
と司が首を傾げた。
「あ、申し訳ございませ
ポケット屋敷の探し物40 視線
あの時この場所でみんなで…。
中庭で、その中で…。
「あっ!」
「ちょ、今度は何!?何で急に上向くの!!?」
さっきまで下向いてたかと思えば急に大声出して上向く和恵に呆れる逸美。
和恵の目が見開き息が上がっている!?
「さっき、上の階から視線が!でも殺意は無さそうだった。でも何か和恵らの行動を監視しているみたい。」
「やめてよ!怖いことばっかり言ってもう!」
紫穂は動揺を隠せず拳を握りしめて震えて
ポケット屋敷の探し物39 中庭の異変
でも昔から和恵は美和子に負けず劣らず明るかった。
その明るさが鳴りを潜めた時絶対良からぬことが起きる。
紫穂は身震いした。
「なんか、草とか土とか変な色してるような。」
和恵はポツリと言った。
「ふーん、気のせい…いや?」
逸美は言いかけて異変を感じ黙った。
「ほお、よくお気づきですな。この中庭は昔は天然の土と草でしたが奥様が虫に刺されてから人工芝に変えられ、向こうの木も作り物にしました。そして、
ポケット屋敷の探し物38 中庭の思い出
でも、なんかここじゃない。
和恵はそう確信していた。
音の原因はこれだと思う。
でもあそこは囲いがあった。
奈々はビリヤードの球を撞いてみながら音の原因について考えていた。
「てかあなた、ビリヤードのやり方分かるの?」
とローラに突っ込まれたけど。
みんな遊んでても落ち着かないからなのかコイン5枚なんて少ないからなのか直ぐに秀一の元に集合した。
階段を上がり、1階廊下の客間の向かいの透明な硝子の引
ポケット屋敷の探し物37 趣味の部屋
「はい、お坊っちゃまの許可がお有りですので逆に全く遊ばない方が無礼になります。ただし、まだまだご紹介する所がございますのであまり遅くならないようにお願いいたします。」
「やったー!何して遊ぼ?」
美和子はまだ勝ったわけでもないのに嬉しそう。
「これらはカジノがお好きな旦那様が買い揃えた財産の一つでございます。本当のカジノやゲームセンターのように本格的で夢中になってしまいますよ。あ、お時間だけはくれ
もるもりもるけーの6
火山の1番恐ろしくて1番の特徴は噴火すること…。
噴火ってあの?
さ、まずはしおりを見よう。
ふむふむ、
「火山の色々全部盛り!もるもりもるけーのへようこそ!火山のいいとこすんごいとこ盛り沢山だよ。」
と言う紹介文の後システム料が書いてある。
えっと、入園料が中学生以上、65歳未満が1500円、小学生が800円、未就学生が500円、65歳以上が1000円。
アトラクション利用し放題のフリーパスは一