ポケット屋敷の探し物100 美容と悪夢

「ここに来る前の週、風邪引いてしまってドブに突き落とされる夢見たの。あれは本当に怖かった。だって美しいあたしがドロドロ遺体になって発見されるのよ!考えただけでぞっとするわ。起きたらすぐリバース。それで治っちゃったけどトラウマものね。」
「あーあ、折角美容に良い話だったのにまた顔色悪くなっちゃったね。」
逸美が意地悪く笑うから紫穂は慌てて手でお湯をすくって顔にピチャピチャかけた。
「紫穂、湯船の中で顔洗うのは汚いよ。」
ローラに注意されたから紫穂は目をむいて
「このあたしが汚いって!?」
って聞いたからみんな無言で頷いた。
それを見て紫穂はカッとして、
「悪かったわね!この美しい肌がふやけるといけないから先に出るわ!」
と怒って先にお風呂を出てしまった。
「そういえばあし喉が渇いた。ねえ、ティールームでお茶しようよ。」
おねだり口調で美和子が提案した。
「ほらほら、お茶は美容に良いよ。潤いの元である水分が少なくなった今こそ飲む美容液でしょ?」
と司が拗ねている紫穂を丸め込んでみんなでティールームを目指した。

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a