『明石駅の鯛を思い出すようなセンチメンタル的精神で』
『明石駅の鯛を思い出すようなセンチメンタル的精神で』
きみなんてタイヤキになってやかれろ。
熱々の鉄板に挟まれて、後悔すればいいんだ。
何を後悔するのかなんて知ったことじゃないけど、
じっとその様子を眺めて、
美味しい焼き目が付くのをただ待ってる。
しっとりした生地とカリカリの尻尾。
中の具がチョコでもあんこでもカスタードでも
構わないけど、
それを尻尾から食べるのか、頭から食べるのか考えて、
やっぱりお腹のところからちぎることにして、
あの子と半分こでもしようかな。
だってもったいないよね。
きみって美味しいんだもん。
きっとね。
(明石駅のタイのオブジェ(潮騒の塔)は、2016年に撤去されました。)