カ ナ コ

何者でもない、文と珈琲とパンとワインを愛するオフィスワーカーの休日 https://…

カ ナ コ

何者でもない、文と珈琲とパンとワインを愛するオフィスワーカーの休日 https://www.instagram.com/ka_na_co_____

最近の記事

essay|私には山もあったのかも

トレッキングを趣味にしたい。 ぼんやりと頭に浮かんだ2023年。登山が趣味な会社の人が初心者トレッキングイベントを開催したので参加してみた。参加者の15人ほどで、初心者向けのコースを歩く・登る。初心者向けとはいえ、急な斜面や整備されていない荒れた道…きつい場面もありながら、なんとか下山。みんなで遅めの昼食を食べているとき、すでに腿がガクガクしていた。 から約1年。 連れて行ってもらうのではなく、自ら趣味にしていこう、とどんどんトレッキング欲が高まってきた。 春のトレッキン

    • 読書日記-5

      2/27 精神的安心性、、、何かに追い詰められ続けているわけではないけど「もういいや」で済ませて殻にこもらなくてもいいような、心のオアシスを常に持っていたい。春からはこのシェルターがより活躍しそうな予感。なにかが変わろうとしている春を感じる2月。 あぁ、そして、心が疲れると、おやつを作りたくなるみたい。それから面白いエッセイも、息を吸うように入ってくる感覚。 今夜は回転ずしを食べに行くことにした。 2/28 昨日作ったグラノーラが美味しい、今日はチョコのケーキを作った。お昼

      • essay|心を癒すための

        心を癒すときに行うこと。 手っ取り早く「旅に出る!」なんてこと、できたらいいのだけれど…限られた休日、旅行に避ける資金が沸いて出てくるわけではない。これはほとんどの人が同じだと思う。 いまだに、「脱サラした結果○○で大儲け!」みたいな文句には怪しさしか感じられず、私とは違う世間にいるみたい。 「どうにかして旅行気分を…」と求めると、現代の技術でVRやらARやら、疑似体験に近いことは時間をかけられずにできそうだけども、私が求める「心を癒す」とは、また違う方向を向いている。

        • ‐books-2023年の読書振り返り(72冊)

          2023年の1年間に新たに読んだ本を月別でまとめております。 1月 ・すてきなひとりぼっち(谷川俊太郎) ・スイートリトルライズ(江國香織) ・最果てアーケード(小川洋子) ・スプートニクの恋人(村上春樹) ・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(ブレイディみかこ) ・真夜中の栗(小川糸) ・おまじない(西加奈子) 友人に借りた「最果てアーケード」 インスタ投稿にも書いたけど、「アーケード」という単語を見る・聞くのはいつぶりだろう… この本を読んでからも、触れて

        essay|私には山もあったのかも

          essay|考えたい2024

          引っ越しをした。 さぁ!インテリアを考えるぞ!となり、いろんな方の部屋づくりをSNSを中心に参考にしているのだけれど、どれも良く見えてしまって、「こうしたい!」みたいなこだわりは生まれなかった。 また、ほとんど同時期にお仕事で部署異動となった。 初めて公に出される商品のカタログ作成に関わったのだけれど、A4・1枚サイズ、ここに文章と写真をレイアウト、見やすく・伝わりやすく… 難しすぎる…!!!!!! どうやら空間(部屋でもA4のプリントでも)に何かをバランスよく配置する

          essay|考えたい2024

          読書日記-4

          11/10 土砂降りの朝、びっくりするくらいに寝起きが悪い。 昨日は疲れて夕食も食べずに帰宅してすぐ、倒れるように寝てしまった。回復しきらないまま朝ごはんも食べれずに、不機嫌顔で通勤するも、近所のカフェで「作りすぎちゃったので30パーセントOFF~」という看板。泣き顔のイラストも。 焼き菓子を作りすぎたので、安く販売しているらしい。店員さんの笑顔と対応がすごく心地よくて、「安い日にしか来ない客みたいですいません…」と変な反省をしながら、フィナンシェとフロランタンを購入。 優し

          読書日記-4

          essay|「何か」

          小学生の頃、仲の良かったななみちゃん。漢字は「七海」。 一緒に登校していたはずなのに、どうして疎遠になっちゃったか覚えてないや。 同じ中学には通わなかった。引っ越ししたのか、受験したのか… 幼い頃の記憶なんてそんなもん。 イルカが大好きだったあの子。強く覚えている。 好きな色は、小学生の女の子が想像する、「海と言えば?」の鮮やかな水色。 将来はイルカのお姉さん、と言っていた。 私の中で、ぎりぎり覚えている、小学生(低学年頃?)の容姿をしたななみちゃんは、イルカのお姉さんに

          essay|「何か」

          essay|エトルタの朝

          モネが描いた、フランス・ノルマンディーの風景画です。 何度か、 モネの描くノルマンディー地方の、海を背景にした崖の絵は見たことがあるけれど、 とびきり印象に強く残った「エトルタの朝」。 暖かい光が岩肌と砂浜を照らして、 暖色系の強い絵画、 低い波がザザーっと音を立てているのが聞こえてきそうで、 右端には少し海の街も見えます。 暖かい絵のタイトルが「朝」ということに、とても惹かれたのかもしれない。 朝は好き。 でも、憂鬱なもの。 仕事のある日に気持ちよく起きれる事な

          essay|エトルタの朝

          essay|心の栄養とデジタルデトックス

          夜ごはんを食べて、すぐに寝ちゃった、夜と朝の区別がつかない時間に目が覚める。 こういう休日の始まりはいつも朝風呂、お湯の温度は熱めに設定。 朝風呂上りが一番お掃除モチベが高い。 朝、8時過ぎにスタバに到着。 腕時計を着けない私。スマホがないと時間の確認もできない。公園の時計に8時過ぎの針。 時間を気にしないのも今回の目的。 ホットブレンドショートサイズ、オータムブレンドらしい。 窓際の、よく日の入る席で「何とかならない時代の幸福論」読了。 あー面白かった。 読

          essay|心の栄養とデジタルデトックス

          essay|夏の小言

          来年も夏は来るのに、 終わるのはいつもさみしい。 ずるい 1年後、「もう1年たつのか~早いなぁ」と、 あっという間に季節が巡ってきたと感じてるだろう。 「同じ夏は二度と来ない」なんて、 くさいこと言うつもりはないけれど、 例えば、 夏を共に過ごすのにとっておきなあの子。 まぶしくて、 素朴なのに、 いるだけで最高の夏になるようなあの子。 あの子が、次の夏には、遠く遠く、届かない所に行ってしまって、もうあの子のいない夏になってしまったとしたら。 きっと、 それま

          essay|夏の小言

          essay|音楽

          中学生の頃、ベースを買った。 楽器を買うのは初めて。 それまで街で楽器屋さんが目に付いたこともなく、どこに売っているのかもわからなかった。 高校の3年間は軽音部に費やした。 人生で音楽に触れる密度は、この先も変わらずに、この3年間が特別に濃いと思う。 ずっと、背中にベースを背負っていた。 ケース含め約10kg、3年間でだいぶ逞しくなった。 暑い日も、雨の日も、部活の休みなんて月に2日ほど。 まわりの友達はバイトを始めていた、自分で稼いだお金で遊びに行ってた。 もちろ

          essay|音楽

          読書日記-3

          07/22 土曜日、なんにもない土曜日。あつい。引きこもり。 何もない休日、普段なら、どこに行こうか、とうきうき計画を立てるけど、今日はお休み。 スケジュール帳に「寝る日」と書きたいくらい。 そして友人から嬉しいお届け物。本が届いた。 3冊本を貸してもらった、3冊のテーマは「現実離れ」らしい。 なんとも素敵。 友人の書く感想に私もジーンと浸る。 暑い日にぴったりお似合い、今夜は沖縄料理屋さんへ。 私けっこうオリオンビール好き。 最近、将来の夢が1つ増えた。 糸さんのエッセイ、

          読書日記-3

          essay|テレビのない生活

          いや、私の部屋にはテレビがあるんです。 ですが、テレビ番組を見るということをやめてみました。 本棚に並ぶ朝井リョウさんの「正欲」。 その冒頭にこんなシーン。 「明日死なないこと」と大きな事を言うつもりはない、 けれども、ふと、たるんだお腹を見た瞬間、 「あぁ、正しく生きれていないな」と思った。 最近、私の目に付く広告は、二重がいいとか、痩せていた方がいいとか、シミシワは消すものだとか。 毎日パンを食べる欧米人のような生活を送りたいけど(欧米人の友人はいません、イメージ

          essay|テレビのない生活

          夜、どうしても甘いものが我慢できずに、貰い物のチョコを食べた。次の日寝坊、なんだか体も重い。本当にカラダは正直だなぁ。

          夜、どうしても甘いものが我慢できずに、貰い物のチョコを食べた。次の日寝坊、なんだか体も重い。本当にカラダは正直だなぁ。

          読書日記-2

          06/08 一年の半分の終わりに近づいてきている。 週末になるにつれ、台風が近づいてくるらしい。 そんな木曜日、昼休憩中に読了です。 「ノルウェーの森(上)」 村上春樹の小説は1冊読んだ後の達成感がすごい。 リズミカルな文章。好きです。 リズムと言えば、この日は久しぶりに映画館へ。「RRR」を観に。 ナートゥが頭から離れません。 06/09 在宅勤務ということを活かして、隙間時間に本を読む。 新たに読み始めたのは友人に借りている森博嗣さんのエッセイ。 まえがきから森さんらし

          読書日記-2

          -books-水中の哲学者たち

          この後に『哲学はなにも教えない』という文章もある。 「哲学」というものに初めて触れた。 言葉は知っていた、そういう名の学問があるということも。 哲学は誰しもが持っているものらしい。 「この要素を兼ね備えているので哲学です」といった、明確な決まりなんてない。 ただ、人によって持っているものが違う、そんな哲学の世界を知ることができる1冊です。 考えることは好きです。考えないこと、思考停止は嫌いです。 いつも何か考えてたい、そんな私に、「哲学」ってぴったりでは?と思わせてく

          -books-水中の哲学者たち