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essay|エトルタの朝

モネが描いた、フランス・ノルマンディーの風景画です。


何度か、
モネの描くノルマンディー地方の、海を背景にした崖の絵は見たことがあるけれど、
とびきり印象に強く残った「エトルタの朝」。


暖かい光が岩肌と砂浜を照らして、
暖色系の強い絵画、
低い波がザザーっと音を立てているのが聞こえてきそうで、
右端には少し海の街も見えます。

暖かい絵のタイトルが「朝」ということに、とても惹かれたのかもしれない。



朝は好き。

でも、憂鬱なもの。

仕事のある日に気持ちよく起きれる事なんてほとんどなく、特にこれからの寒くなる季節は布団が恋しくてベッドから出られなくなる。

朝が憂鬱なものとしてインプットされているから、光が満ちた多幸感溢れるエトルタの朝の風景に、憧れに似たものを感じたのかもしれない。



ブラインドの隙間から差し込む光がフローリングに影と光を作ってた。

ゆるやかに明るい日が差し込むのを見て、落ち着きを取り戻す感覚があった。



ベッドから出たくない朝こそ、頭の中にエトルタの朝を思い浮かべよう。

毎朝の小さなお守り。

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