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アイデアを形にする:イノベーションを実現する鍵
新しいコラム「アイデアを形にする:イノベーションを実現する鍵」を公開しました。多くの組織にとって、イノベーションは持続的な成長のための重要です。
しかし、革新的なアイデアを思いつくことと、それを実際に形にすることの間には大きな隔たりがあります。特に、後者に苦労する企業は少なくないでしょう。
コラムでは、アイデアの実現を促進したり阻害したりする様々な要因について、個人の心理的要因から組織の文化や
非生産的行動の悪影響は目撃者にも及ぶ:非生産的行動の目撃による悪影響の二重プロセスモデル
この度、当社のチーフフェローである能渡真澄と共著で執筆した論文が、組織学会の学術誌『組織科学』最新号(第57巻4号)に掲載されました。
「非生産的行動の悪影響は目撃者にも及ぶ:非生産的行動の目撃による悪影響の二重プロセスモデル」というタイトルの論文で、従業員の問題行動がテーマです。
従来の研究では、職場における非生産的行動の直接的な被害者への影響が主に注目されてきましたが、本論文では「目撃者」
アイデアの生成から実現へ:イノベーションを導く鍵とは
「アイデアの生成から実現へ:イノベーションを導く鍵とは」というコラムを執筆しました。イノベーションのプロセスについて、研究知見をもとに探った内容となります。
コラムでは、アイデアの生成から実現に至るまでに、何が成功を左右するのかを検討しています。例えば、同僚の支持がアイデアの採用に与える影響などに触れています。
他にも、上司からのアイデア拒否が従業員の創造的自己効力感とアイデア生成にどのような
従業員の非倫理的行動を助長する意外な要因
WEB労政時報の連載「HRウォッチャー」にて、「従業員の非倫理的行動を助長する意外な要因」というコラムを寄稿しました。非倫理的向組織行動について解説しています。
非倫理的向組織行動とは、従業員が会社の利益のために取る非倫理的な行動のことです。会社への強い愛着や一体感が、かえって従業員の倫理観を歪める可能性があるのです。
コラムにおいては、会社との一体感、人事制度、上司のリーダーシップスタイルな
影響力の心理学:部下から上司への有効な働きかけとは
「影響力の心理学:部下から上司への有効な働きかけとは」というコラムを執筆しました。部下が上司に対してどのように影響力を行使しているかに注目しています。
コラムでは、部下による上方影響力の実態と、その背後にあるメカニズムを探っています。具体的には、まず影響戦術の3つの主要なアプローチを紹介しました。
さらには、印象管理が上方影響行動に与える効果、上司との関係性が部下の影響戦術の選択に及ぼす影響な
秘密が心に与える影響:深まる絆と増す重圧
「秘密が心に与える影響:深まる絆と増す重圧」というコラムを執筆しました。少し変わったテーマですが、人間関係における秘密の役割と、その心理的影響を考察しました。
秘密は私たちの職業生活にも深く根ざしていますが、その影響は複雑です。例えば、他人から秘密を打ち明けられると、親密さが増すますが、その一方で責任も重くなります。
コラムでは、秘密に関する心理学研究をいくつか紹介しています。例えば、秘密につ
利益と倫理:非倫理的向組織行動の影響と要因
「利益と倫理:非倫理的向組織行動の影響と要因」というコラムを執筆しました。組織の利益のために取る非倫理的行動、いわゆる「非倫理的向組織行動」を取り上げました。
非倫理的向組織行動は、一見すると、短期的には組織に利益をもたらすように見えます。しかし、長期的には組織と従業員の双方に深刻な悪影響を及ぼす可能性があります。
コラムでは、この行動を促進する要因として、組織風土や倫理的リーダーシップの欠如
コンパッションと共感:似て非なる二つの作用
「コンパッションと共感:似て非なる二つの作用」と題する新しいコラムを執筆しました。セルフ・コンパッションという概念について研究知見をもとに解説しています。
自分自身への思いやりを意味するセルフ・コンパッションですが、それがメンタルヘルスや人間関係にもたらす効果、さらには、共感との違いなどを多角的に考察しました。
自己批判に苦しんだり、他人との比較に疲れたりしている方に、セルフ・コンパッションは
「戦略人事」のセッションレポート:HRカンファレンス2024春
日本の人事部が主催する「HRカンファレンス2024春」に登壇しました。「真の『戦略人事』を実現するため、いま人事パーソンには何が求められるのか」というセッションです。
髙倉千春さん(高倉&Company共同代表)とともにパネルディスカッションを行いました。長年叫ばれてきた「戦略人事」ですが、実現できている企業は多くありません。
その原因と対策について、髙倉さんと議論を深めることができました。個
スライド完成「組織サーベイで本音の回答を得るには:バイアスを抑制する技術」
組織の課題発見と改善に欠かせない組織サーベイ。その効果を最大限に引き出すために欠かせない「回答バイアス」への対策について、講演用スライドが完成しました。
回答バイアスの定義から始まり、その種類や影響、そして具体的な対処法まで、幅広くカバーする内容になりました。様々なバイアスへの個別の対策方法を挙げています。
また、調査方法が回答者の心理に与える影響についても掘り下げています。例えば、社会的望ま
自分に優しく、人に優しく:コンパッションの意義
「自分に優しく、人に優しく:コンパッションの意義」というタイトルでコラムを書きました。日々の仕事や生活の中で、私たちは様々なストレスにさらされています。
そんな中、「セルフ・コンパッション」という概念に注目が集まっています。セルフ・コンパッションとは、簡単に言えば、自分自身に優しく寄り添うことを意味します。
失敗や困難に直面した時、自分を責めるのではなく、思いやりの心を持って接することです。セ
採用力を高める4つの鍵:研究が示す組織魅力の源泉
「採用力を高める4つの鍵:研究が示す組織魅力の源泉」というコラムを執筆しました。人材を惹きつけ、活躍を促すには、候補者から見て組織が魅力的でなければなりません。
コラムでは、候補者の組織魅力の認知にはどのような要因が影響するのか、経営学・心理学分野の研究知見をもとに探っています。コラムでは4つのテーマを取り上げました。
1つめは個人と組織の適合性。2つめは組織の属性と文化。3つめは候補者の関心
コンパッションを育むトレーニング:思いやりの力を高めるために
「コンパッションを育むトレーニング:思いやりの力を高めるために」というコラムを執筆しました。自分自身や他者に対する思いやりを養うアプローチを紹介しています。
コンパッションは人間関係や精神的健康に有効ですが、興味深いことに、意識的に訓練することで高められることが科学的に明らかになっています。
コラムの中では、慈愛メディテーションやマインドフル・セルフ・コンパッションなど、継続的な実践を通して、
管理職になりたくない理由:そのメカニズムを検討する(セミナーレポート)
当社が先日開催したセミナー「管理職になりたくない理由:そのメカニズムを検討する」のレポートが完成しました。コーポレートサイトに掲載しています。
セミナーでは、当社チーフフェローの藤井貴之が、「管理職になりたくない」と考える若手社員の心理について、特に心理学の知見から深掘りしました。
管理職のネガティブなイメージや責任の重さ、周囲との関係性の変化などへの懸念が、若手社員のモチベーションを下げてい
自己開示の心理学:本音で話せる職場のつくり方(セミナーレポート)
先日、「自己開示の心理学:本音で話せる職場のつくり方」セミナーを開催しましたが、この度、当日の内容をまとめたレポートを公開しました。
セミナーでは、当社フェローの黒住を講師に、職場のコミュニケーションにおける自己開示の重要性と、それを促進するための方策について議論しています。
本音で語り合える信頼関係があれば、円滑な情報共有やアイデア創出、適切なサポートの提供などが可能になります。一方で、自己
組織サーベイの質問項目を洗練する:良い項目と悪い項目の見分け方
当社チーフフェローの能渡が、7月31日に開催するオンラインセミナー「組織サーベイの質問項目を洗練する:良い項目と悪い項目の見分け方」に登壇します。
組織サーベイは従業員の現状把握や課題発見に有効です。その一方で、質問項目の質が低いと意味のある結果が得られないため、慎重な設計が求められます。
本セミナーでは、良質ではない項目がもたらす弊害、そして、良質な項目の作り方のコツを、統計と実務の両面から