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【理学療法士と学ぶ】女性ホルモンとストレスのカンケイ

【動作・歩行・呼吸の専門家】である理学療法士として、身体の歪みや不良姿勢が及ぼす身体への影響や、生活における悩みとの繋がりについての解説と、その改善方法・予防方法として、【運動や、生活に取り入れてほしいこと】もあわせてお伝えしています。

わたし自身が女性ということもあり、特に女性の身体と心についての投稿をどんどん書いていますので、是非読んでいただけたり、「○○について知りたい!」などのリクエストもいただけると嬉しいです。

先日より、女性の身体にとっては【変化】もストレスになること、さらに女性は毎月【変化】が起こるので、よりこの【変化】による影響へのケアが必要だということをお伝えしています。

直近では、ケアの中でも休養が大切なこと、そして現代を生きるの多くは【中枢性疲労】を抱えており、単純に休むだけではなく、あえて【身体を動かすことで休養を取る】ことをおすすめしています。

末梢性疲労では筋肉が、中枢性疲労では脳が使われることによって、エネルギーである酸素を大量に消費します。これによって活性酸素が発生し、筋肉では筋細胞、脳では脳神経細胞が攻撃を受けます(活性酸素は免疫を活性化してくれるのですが、多すぎると自分の細胞をも傷つけてしまいます)。
激しい運動や身体に負担をかけたときには、末梢性疲労だけではなく、呼吸数や心拍数や体温も上がることにより、コントロールするために脳(自律神経の中枢)も疲労します。
た、デスクワークやPC作業中心の仕事は交感神経を刺激します。本来、近くを見る時は副交感神経優意の安心状態のはずなのですが、現代は近く(PC画面、スマホなど)を見ながら、ブルーライトの刺激を受け、また頭をフル回転して考えを深めるため、脳を緊張させた状態となります。その結果、交感神経を働かせた状態で、副交感神経も過剰に刺激されるため、脳内の自律神経機能が働き続け、疲労が溜まっていくのです。

【理学療法士と学ぶ】疲労のメカニズム より

女性ホルモンを分泌する【卵巣】も、もれなくこの自律神経に支配されています。

そのため、自律神経が疲弊してしまうと、バランスが崩れ、女性ホルモンの分泌も乱れてしまいます。

また、自律神経は【生命維持】のための神経であるため、疲弊してしまう、過度の負荷を感じるなどの状況では、【生命の危機】と判断します。

この時には【卵巣】や【子宮】の働きを抑え、自信の生命維持に直結するような他の臓器を活かすよう働きます。

「ストレスで生理が止まる」というのは、このようなメカニズムだったのですね。

さらに、女性ホルモンの1つである【エストロゲン】は高い抗酸化作用を持ちます。

女性ホルモンが正しく分泌されることでストレスに強くなりますし、ストレスを軽減させることで女性ホルモンの分泌が整います。

女性が健やかに過ごすためにも、心身を整えていくことはとても重要なのですね。少しずつでも、運動習慣を取り入れ、整えていきましょう。

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運動習慣作りや自分の姿勢や身体の歪み、呼吸法などの把握・改善はとっても地道ですが、「しっかり取り組もう、改善しよう」と思われた場合は、やはり客観的な指導があることが一番効率的かと思います。

動作・歩行・姿勢・呼吸の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体をチェックしてみることはいかがでしょうか。

現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズ、おすすめのトレーニングもお伝えできます。お気軽にご相談ください。

また、もっと知りたいことやわからないことがある場合も、是非コメントや連絡いただけると嬉しいです。


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