ヨーリック

世間に問いかける

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マガジン

  • ウルトラマラソンへの挑戦

    フルマラソンは完走できた!次どうしよう?という方に書き残しておきます。

  • 生物学的、人類学的コミュニティ考察

最近の記事

フルマラソンの先に行きたいと思っている人へ。 その2

ということで初めてサロマ湖100kmウルトラマラソンに挑戦してみたのである。年齢は39歳。スタートは朝5時。準備してスタートに立つってことは睡眠十分で大会に臨むのは困難である。十分に練習はしてきたものの流石に100kmは走ったことがないので何が起こるかわからない。どんなコースなのかもわからない。ドキドキのスタートである。夜明け前に始まり日が暮れることに終わるこの大会は制限時間が13時間。飛ばしすぎないように、と思いながらもフルマラソンを4時間ほどで通過。そこまでは順調だった。

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    • 時間軸の違う映画「離ればなれになっても」考

      年始最初の映画はこちら。 https://gaga.ne.jp/thebestyears/ 年末年始にハリウッド映画とアートを題材にしたドキュメンタリー映画を録画していたものを消化していたので、ここらで劇場で、しっかりとしたヨーロッパ映画を。ということで。 あんまりネタバレさせずに、書いてみようと思います。 見るつもりの人は読まないほうがいいし、予告編さえ見ないほうがいいと思います。 この映画、派手に感動して泣いたり、大いに笑ったり、ハラハラ・ドキドキしたり、全くしな

      • 蛮行を許すまじ!が気持ち悪い。

        事件に対するコメントがなんか気持ちが悪い。 何が気持ち悪いのか、こういうときに感じたことを しっかりとして言語化しておかないと風化してしまうと思い書いておく。 政治家含むメディアやそこにコメントを寄せる人々のほぼ全員が、「蛮行」「許されざる行為」「民主主義の根幹を揺るがす」と連呼している。 確かにそうなのかもしれないが、 口を揃えて一様に同じことを大合唱しているのが気持ちが悪い。 「蛮行」という言葉のコピーが気持ち悪い。 「蛮行」なんて言葉を、昨日以前、過去10年に使

        • フルマラソンの先に行きたいと思っている人へ。 その1

          マラソン始めたんです!今度大会に出ることになったんです! 初めてフルマラソンを走ることになって!という人は結構いると思うのだが ウルトラマラソンに挑戦しようと思います。 には中々出会えない。ということでフルマラソンは完走できたのだけど という人にウルトラマラソンってのを走った人がどんな感じだったのかを 言語化しておこうと思い、この連載を始める。 マラソンを始めるきっかけから。 そもそも走るきっかけは、30代に入り、かなり太ってきたから。 自宅で映画を見ながら痩せる方法を考え

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        フルマラソンの先に行きたいと思っている人へ。 その2

        マガジン

        • ウルトラマラソンへの挑戦
          2本
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        • 生物学的、人類学的コミュニティ考察
          3本

        記事

          唐招提寺御影堂障壁画展について

          富山県美術館で行われている 「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」 https://tad-toyama.jp/exhibition-event/15114 展示の順序があまりにも残念だったので、ここに記しておく。 東山魁夷(1908-1999)は、20世紀の日本画の中では 横山大観や平山郁夫や片岡球子らと肩を並べ 間違いなく戦後の日本画家10名に選ばれるであろう大家です。 その筆致は、数枚見ただけで、次回違う場所で出会ってもこれ東山じゃない。 と素人でも見分けられるほどのし

          唐招提寺御影堂障壁画展について

          伝わるのは、言葉でも演技でもなく熱量。

          今日は友人の広屋くんのやっている劇団ノーミーツの長編Zoom演劇公演 「#門外不出モラトリアム」を観劇。といっても、もちろん画面上。 ストーリーに関するネタバレ、ほぼなし。です。 公演開始30分前から入場できるのとか、 なんだか、席でパンフレット見る時間みたいだけど、 見ているのはパンフレットではなく、見に来ているお客さんたちのチャット。 そしてリアルに視聴者数のカウントが上がっていく。 なんだかみんなが席について、ザワザワしている感じに似ている。 そして開始5分前か

          伝わるのは、言葉でも演技でもなく熱量。

          命を大切に!は間違っていないか?

          「命を大切に!」 よく聞く言葉である。でも、この言葉に少し違和感がある。 まあ、タイトルに間違っていないか?と書いたので この人は間違っていると思っているんだろうな。 と読み進められるのだと思うので、先に行っておくと、 半分間違っていると思う。そこでまず、反対の言い方を考えてみる。 「命を粗末にするな!」なんだかドラマで、自殺しそうな場面で吐かれそうなセリフだ。 もしくは、暴走行為を繰り返す不良に警察官がいいそうなセリフだ。 このセリフは「命を大切に」ほど違和感がない。

          命を大切に!は間違っていないか?

          宗教について

          角野さんのnoteを読んで、思い出したことを書き留めておく。https://note.com/kadono/n/ne0bc8d07615c?fbclid=IwAR00Jd-qFmo2-BkN-043WcOZstVhgZLSSYZD3-wpm7qO_Tyjioi6Qw-yUqw 美術を学んでいた時に、どーしても避けて通れないのが宗教画。 そんなわけで宗教と幸福について考えていた時期があった。 先に行っておくと、宗教が好きである。 どれくらい好きかというと、街中での宗教勧誘に

          宗教について

          判断をする/しない=責任を取る/取らない

          コロナ、それに伴う様々な事象で、などいろんなことが起きすぎ。 社会実験が行われ、いろんな判断が迫られている。 出勤時間をどうするか? 人が集まっているところに行っていいのか? 風邪っぽいけど、ウィルス検査に行っていいのか? よく言われるのが「個人の判断で」という言葉とガイドライン 例えば、イベントをやめてください!と政府や厚労省は言わない。 あくまでガイドラインを出す。その先にあるのは要請。 イベントで話をすると 政府がやめろ!と言ったらイベントのキャンセル料はどうなる

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          松尾芭蕉のどこがすごいのか?

          水星のクレーターにも名前のある松尾芭蕉。 海外に行くと知名度は日本以上だったいるする。 結構意外だ。だって、あちこちウロウロしていたおっさんのイメージしかないし。 知っているのも「松島や ああ松島や 松島や」とか俺でも詠めそうだし。 なので、芭蕉がどうすごいのか?を、芭蕉といえば、で分析してみる。 「古池や 蛙飛び込む 水の音」 書き手としていうと、何がすごい?ってここに入っている要素がすごい。 視覚情報が2つ。 「古池」という風景を示す静止画。さらに「飛び込む」と言う

          松尾芭蕉のどこがすごいのか?

          感情の多様性

          この作品を出して、不快に感じる人がいたらどうするんですか? これが日本をどれだけ面白くなくしているか?思考停止させているのか? 最近何でもかんでもダイバーシティ!多様性と声高に叫んでいるのを見て 天の邪鬼は今日もヘキヘキとしております。 いろんな世代、いろんな人種、いろんな宗教、いろんな性別、いいことです。 そこにはいろんな考え方があると同時にいろんな感じ方が含まれるはずです。 誰もが祝福している結婚式の瞬間だって、 「くたばっちまえ、アーメン」と思っている人がいるわけ

          感情の多様性

          ワクワクに必要なのは、聖なる一歩。

          先輩、なんかワクワクする仕事とかないっすか?と聞かれる。 そんなリクエストに少しイラッとする。 退屈な日常を抜け出そうとワクワクやドキドキを簡単に求める。 それは分かるが、ワクワクやドキドキはその辺に落ちてはいない。 どうして落ちていないのか? 落ちてる時点でドキドキしないのではないか。 ワクワクやドキドキの中身を見てみると期待と不安だ。 期待の方が少し大きいけれど同時に不安があるから、 ワクワクするしドキドキする。 やったことがないことに対して、ドキドキが含まれる。 そこ

          ワクワクに必要なのは、聖なる一歩。

          全面拒絶!という思考停止。

          先日、乙武さんのお話を聞く機会があった。 五体不満足な彼は自分と同じ境遇の人たちにも等しくチャンスが得られるよう それこそ、体を張って、矢面に立って、、これまでのスタイルを打ち破りながら 様々な活動をしてきていた。スポーツライター、コメンテータだったりと 活躍の場を広げながら、障害者の希望の光となっている。 そんな彼は啓蒙による自分の活動限界を感じ、制度を改革するために立候補した。 そこで、あの事件となった。 道徳の教科書にまで載り、勝手に聖人君主と崇められていた偶像だった

          全面拒絶!という思考停止。

          アナログな言葉→デジタルな言葉

          少し前のことになってしまうが、言葉で表現することと2日間に渡り、合計10時間向き合った。このワークショップに参加したのは50名。 少し時間を置いた方がこのことは振り替えられるかもと思い、 この下書きは、直後に書いたのだが、読み返し、書き直しアップしようと思う。 文章表現トレーニングのワークショップ。 真剣に5時間、言葉と向き合っては、一つの文章を書く。 これを2セットやったわけだが、 そこで紡がれた言葉は、確かに普段目にしている言葉とは違うものだった。 いや?本当に違うもの

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          プラカード持ってデモ行進するようなコラムたち

          昨日、少し変な三人で2時間くらい書くってことについて話をしていて気がついたことを一晩寝かせて(寝てないのだけど) やっぱり面白いことだと思ったので書き留めておく。 彼女は文章を書くのが好きだという。 でも、言いたいことや書きたいことがあるわけではない、という。 でも書く。 彼女の書く文章の不思議さがとても心地よく面白く下らなく、どーしてそうなるのか?が気になって色々聞いてみてわかったことと、でもやっぱりわからないことがあった。 みんな、自分の考えを言葉に!とか、相手に簡

          プラカード持ってデモ行進するようなコラムたち

          JR山手線に現れた神車掌に「言葉」の力を学ぶ

          夕方17時半過ぎ、五反田駅。殺人的に混んでいる山手線。 何とか乗り込みドア付近に立つもののなかなか発車しない。 「後続の電車が遅れておりますので、1分少々停車いたします。」 混雑時の山手線にはよくあるアナウンスだ。 1分ほど停車している間にも人がどんどん乗ってくる。 ようやく電車が発車し、次に目黒に到着。 もれなくドア付近にいたので押し出されホームに降り立つ。 ホームには溜まっていたお客さんがわんさか居る。 そう、ここは一番混み合う階段付近。 降りたドアがあまりに混んでいたの

          JR山手線に現れた神車掌に「言葉」の力を学ぶ