感情の多様性

この作品を出して、不快に感じる人がいたらどうするんですか?
これが日本をどれだけ面白くなくしているか?思考停止させているのか?

最近何でもかんでもダイバーシティ!多様性と声高に叫んでいるのを見て
天の邪鬼は今日もヘキヘキとしております。

いろんな世代、いろんな人種、いろんな宗教、いろんな性別、いいことです。
そこにはいろんな考え方があると同時にいろんな感じ方が含まれるはずです。

誰もが祝福している結婚式の瞬間だって、
「くたばっちまえ、アーメン」と思っている人がいるわけで。
(古すぎてわからない方はhttps://www.youtube.com/watch?v=RXpyrX8Q3Gc)

全員が全員、褒めてくれるなんてことはないわけです。
全員が全員に対して、同じ反応であることはおかしいわけです。
それが面白いと感じる人がいれば、不快と感じる人がいる。
それが悲しいと感じる人がいれば、面白いと感じる人がいる。
そもそも面白いと悲しいは同居しない?と思っているかもしれないけど
映画『ライフ・イズ・ビューティフル』の中で、
一番悲しいシーンは、劇場でみると一番みんながクスッとするシーン。

個人の中だって同時にいろんな感情が渦巻いていたりする。

不快に思っている1人出たので、この作品の上映は中止します。
極端にいうとそういうことが起きている。
問題を起こした俳優が出ているシーン全部カット?
それを見て不快だと思う人がいるから、それは不謹慎だから、

全員が見て同じに思う作品なんて世の中にないと思うのです。
そのご意見は承っておけばいいと思うのです。
お金出す側も、作る側も、流す側も、なんの覚悟もリスクもなく
コミュニケーションはできると思っているんですかね?
何の配慮もなく作っているのですかね?
想定外が起こり続けているんですかね?

とやかく言われようと、それは、「貴重なご意見としてうけたまわる」
ダイバーシティや多様性っって、表現に対して、どのように受け取る人がいるか?
を考えることなのではないのか?と思ったわけです。



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