コミュニティ構築で必要な3つの活動例
こんにちは。コミュニティ事業プロデューサーの石井です。
私の略歴だったりやっていることは下記の通りです。
これまでの主な実績はこちら↓↓
※【コミュニティ集客&運営チェックシート】【コミュニティ施策導入検討資料】の2つ、ダウンロードできる資料も用意しておりますので、最下部をご確認ください
最近は、コミュニティ構築のプチ相談にのることも増えてきました。
今までによく受けてきた具体的な相談内容は、下記のようなものになります。
◆主催者自身に専門性がそれほど高くなくてもできるのか?
◆集客で疲弊しないか心配
◆トラブルが怖いが、トラブルにどう対処しているのか?
◆リーダーシップがなくても本当にできるのか?
◆コミュニティの中からどうやって新しい活動を生み出すか?参加感を引き出すには?
◆メンバーからいただいた質問の全てに回答すると疲れてしまうがどのように対処すればよいか?
◆メンバーとして継続していただくために大切なことは?
◆参加者にどうやってメリットを提供していくか?メリットの生み出し方は?
◆プラットフォーム上で自己紹介をどうやってもらうか?
◆メンバー管理や会費の管理をどのようにしているか?何かシステムを使っているか?
◆フラットなコミュニティをどのようにして作っていくか?(マウントとる人が出てこないか心配)
◆コミュニティを盛り上げる秘訣は?
◆メンバーの温度差をつくらないために工夫していることはあるか?
◆事務のどの部分を外注しているのか?
◆FacebookグループとLINEグループのどちらで運営していくのがよいか?
そして先日は、主に大学生を対象としたプログラミングスクールをやっていて、今までは個人営業でも口コミでも集客できていたが、加えてコミュニティを作りたいという相談がありました。
インスタライブを入口にして、そこからコミュニティに入ってもらい、スクールに参加してもらえるような導線をつくれたらということまで考えられていたので、こちらからアドバイスするようなことはそれほどありませんでしたが、一つあったのは、KPIをどこに置くかということでした。
コミュニティからオンラインスクールにどのくらい送客できるかということですが、前例がないとこの辺りの設定は改めて難しいですよね。。
その他個人的にお伝えしたことは下記になります。
・無料のコミュ二ティは、集めやすいというメリットがある一方で、有料のコミュニティに加えてコミット度合いが落ちるので、参加型のコミュニティにしていくには工夫が必要
・スクールの場合、卒業生のためのコミュニティもあれば、現役スクール生のためのコミュニティもあって、そのあたりと融合してコンテンツを生み出すこともできる
⇒個人的な経験では、毎年(または一定の頻度で)開催されているプログラムは"第○期"という括りでコミュニティが形成されるものの、なかなかそれが長期的に保たれることが難しいので、期をまたいだ融合に価値を感じていただけるような仕組みが必要だなと考えています。
ちなみにコミュニティとは一般的に下記のように定義されています。
・何かを核として自然発生的に集まった集団
・メンバーがお互いの存在に価値を感じ自分の貢献がほかの参加者にプラスに波及していると信じられる状態を有する
・特定の目的に限定されない
今回は、メイン商品の手前の見込み客を束ねるという位置づけのコミュニティの相談でしたが、コミュニティというからには、上記の定義が必要で、スクール側の狙いばかりでなく、コミュニティメンバーのニーズをいかにくみ取れるかも大事になってくると思っています。
一般的に、コミュニティと名乗っていても単純にサービスを提供しているところも多いと思っていて、価値が備わっているかでコミュニティか否かの判断もできると思っています。
参考記事はこちら↓↓
それでは、単なるサービス提供にならずコミュニティとして機能するにはどんな取り組みが必要なのかを、私が知っている事例も踏まえて今回挙げてみたいと思います。
1.横のつながりづくり
これは必須ではありませんが、あるとファンが増えることは多いと思います。
私自身、新たに入ってきたメンバーを孤立させず、(多少強引でも)共通項のある人をまずつなげてみるということを意識してやっています。
オンライン主体のコミュニティの場合は、交流(対話)できる場をオンラインに設けることで少しは双方向型のコミュニケーションが生まれるようになってきました。
そして各々でコミュニティの価値を言語化できるようにもなってきているのではと感じます。
一方別の事例では、サッカー少年団のパパ友達が平日夜にフットサル+懇親会をするようになって学年問わず縦の交流が生まれています。
(私が主宰しているフットサルで、5年以上定期的に一緒にやっています)
ここでポイントになってくるのは、主催側が全てつくろうとしてはいけないということです。
私のオンラインコミュニティもアンケートを実施した上で交流したいというニーズがあることがわかって開催するようにしましたし、やるならやるで、距離感を考えることも重要になってくると思っています。
2.情報発信の場(ツール)をつくる
これはニュースレターでも、メールマガジンでも、Facebookグループでも媒体は何でもいいと思うのですが、重要なアクションです。
発信する内容は、一般的に見えづらいことやわかりづらいこと、勘違いしやすかったり誤解されやすいことで、具体的には、
・理念、何でやっているのか
・提供しているサービスやコミュニティの活用法
(うまく活用している人の事例紹介)
・その他周辺の情報提供
などです。
そして発信したことに対してリアクションしてくれる人は今後のキーマンにもなり得ます。
例えば私が提供しているコミュニティスポーツをとっても
・運動不足解消、健康のため
・趣味を見つける
・地域交流
・仲間づくり・出会い
・親子・家族内の交流
・余暇
など、これだけの機能があると思っていますが、最初は個人で参加していたが、そのうち親子で参加するようになるといったこともありますし、参加を重ねるたびに新しい参加者との交流に面白さを感じるようにもなります。
こうして見えにくい部分を一つずつ可視化して発信していくことで機能や価値も高まっていくと思います。
※ただし、情報発信しても全く読まない人が一定数いることも事実なので、見ている人と見ていない人を明らかにし、見ていない人に対しては別の対策を考える必要があります
3.イベントの開催
イベントが主の活動だとコミュニティとの選別ができないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでのイベントは、コミュニティメンバーと一緒につくっていくようなものをイメージしています。
このようなプロセスを経ることで、コミュニティメンバーの愛着も高まっていくものだと捉えています。
ここまでの3つのプロセスを実践したオンラインコミュニティの事例は下記にまとめています↓↓
埼玉県春日部市役所シティセールス広報課にてマーケティングの支援もしています↓↓
このように横のつながりをつくったり、発信を増やしたり、メンバーと一緒にイベントをつくることで、顧客の本音を引き出すことにつながったり、対話の機会へと広がることもあります。
そこから口コミでの広がりや、新たなサービスの開発につながったりという
時には予想していなかった効果につながることもあります。
当然提供しているサービスによって、コミュニティが必要となる場合、必要にならない場合があって、専門性を高めることの方が重要なケースもあるとは思いますが、行き詰りを感じた時には、角度を変えてコミュニティ(新しいコミュニケーションづくり)が一つの解決策になり得ますし、人々の潜在的なニーズを顕在化させる役割も果たせるのではと思っています!
以上3つの取り組みを挙げましたが、この度電子書籍kindle版を出版しました!
コミュニティづくりに関して、さらに詳しくまとめておりますので、合わせてご覧いただけますと幸いです。
追伸1
オンラインで
・地域密着型コミュニティの作り方入門講座
・FACEBOOKグループ×コミュニティ運営入門講座
などのコミュニティ関連講座を定期的に開催しておりますので、ご興味ありましたら、下記ページをご確認ください。
追伸2
コミュニティづくりや運営に関する相談も常時受け付けておりますし、週1回の頻度でコミュニティをテーマにした新着記事やその他関連ニュースなどをお届けするメールマガジンを配信しております。
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