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息がしづらい

ぼくは最近、出来るだけ緊張を減らすように日常を生活している。
稽古場での過ごし方もそうだし、自分自身に余計なプレッシャーをかけるような思考が生まれれば、それを捨てるようにする。

やはり緊張やらプレッシャーやらが身体に余計な力を入れさせているのだなと思う。

稽古中に不意の失敗をしてしまう。演技どうこうではなく、テクニカル的な部分で。
そのあとしばらく、ぼくは緊張にとらわれていた。
もちろん同じ失敗を繰り返さないためには必要な時間だったのかもしれないけど、自意識の中で信頼がサーっと引いていく感じがした。
ものすごく怖かった。

自分がちゃんと意識を持って注意をすればどうにでもなる問題である。
ちゃんと切り替えることができれば良いのだけど、しばらく自己反省の時間が続いた。

それとはまた別の種類の緊張。

女性への緊張。

ぼくはどこまでいっても女性が苦手だ。

と言うよりかは、男性が女性と接するときに気をつけなければいけない社会的ルール、社会的モラルみたいなやつがものすごく苦手だ。

無法地帯・無道徳地帯になればいいって話ではない。
ルールやモラルは圧倒的に必要だと思うし、それを平気で踏み越えていく男をぼくは冷ややかな目で見ている。

ただぼくは逆に何がルールに抵触していて、何がモラル違反なのかに対して気を張りすぎている。

シンプルに言えば、女性に対してどう接していいか本当に分からない。

もちろんひと付き合いは男女関係なく、相手を傷つける可能性も自分が傷つく可能性もある。
意図せずに相手を傷つけると、自分も同じくらい傷つく。
だからどんどん慎重になってしまう。

でも男性よりも女性に身を委ねるときの方が圧倒的に怖い。男女がどうのこうのみたいな時代が少しずつ変わろうとしているのに。

自分が緊張する要因は出来るだけ“やんわり”しておきたい。
でも本当はもっとフラットなところで関係性を築きたいと思っている。

自分に自信がないという話だけではない気がする。

自分の脳みその中で何かがブロックされている気がする。
相手を傷つけたくない、というよりかは自分が傷つきたくないというエゴなのか。

その結論は逆に息苦しい。
ひとつ分かるのは【拗らせている】ということだけ。

はあ。本当にため息ひとつ出てしまった。
「考えすぎ」って一蹴してほしいや。

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