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2020年7月の記事一覧
【紹介】アゴタ・クリストフ著『悪童日記』【強かな双子に惚れる】
知る人ぞ知る? と言っていいのでしょうか、本読みの間では人気の高い作品『悪童日記』の紹介です。
あらすじとか 戦時中、双子の少年たちがおばあちゃんの家に預けられます。そこで双子が目にしたこと耳にしたことが六十数編の短い日記のような形で語られます。戦争中というだけでもすでに悲しいのに、双子の預けられたおばあちゃんが強烈です。〈おばあちゃん〉という章の三行を読むだけでよくわかります。
ぼくらは
【苦手な方必見】本の読み方〈五つのルール〉
今回は「本の読み方」というざっくりしたテーマでお話ししてみたいと思います。「記憶に残る読書法」というテーマでお話をしている方はよくみますが、「そもそも集中して本を読めない」「一冊も読みきれない」という方、いらっしゃるんじゃないですかね?
私の後輩にも「何ヶ月も前に本を買ったけど読めてないです」というやつがいるので、そんな「本を読めない人」に向けて、私が意識して使っているいくつかのルールを紹介し
【紹介】相沢沙呼著『medium 霊媒探偵城塚翡翠』『午前零時のサンドリヨン』【マジシャンが再現】
あらすじ 推理小説作家・香月史郎と霊媒・城塚翡翠がタッグを組んで難事件に挑みます。翡翠の霊媒の能力は、死者の言葉を代弁し事件解決をアシストしますが、その言葉自体には証拠能力もなく、また殺害現場に行かなければ発動しないなどの条件があり、香月史郎がその言葉を推理によって現実世界と繋ぎます。しかし、巷を脅かすシリアルキラーの魔の手は翡翠にも忍び寄る——。
非常に説明しにくい! このミステリーがすごい!