文学系奇術師蓬生 / Hosho
1000文字程度の日記です。
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読書日記
マジックのレクチャーノートです。
仕事の内容とか
▼試し読みはこちら▼ まえがきのようなもの ふと思うことがある。 文学と手品にはどれほどの隔たりがあるのだろう? 今川焼きと大判焼きくらい近い気もするし、お好み焼きの関西風と広島風くらい遠い気もする。わからない。いずれにせよ蓬生はどちらも好きだ。文学も手品も、仲良くしてほしい。だから、書く。ふたつを一緒くたにして美味しそうに語りたい。そんな思いを込めて、一〇の書籍と一〇の手品的考察、あるいは妄想について思いつくかぎり記す。 きっと「こじつけだ」と思われるだろう。 「
昨日は深夜に帰宅。横になったら一瞬で夢の中だった。9時ごろに目が覚めて布団の中でうだうだする。昨日マジックショーで使った食パンのあまりを食べて腹を満たす。食パンを使うマジックショーでよかったぜ。 夜は某所クリスマス会にゲスト出演する。アンコールまでかかって、かなりサービスしてしまう。喜んでいただけたようで幸いです。片付けて帰ろうとした時に、「すごく楽しかったです」と参加者の方からこっそり声をかけられる。オンの時は「お世辞でしょ」と受け流してしまうだろうが、オフの時は油断して
午前中は手品教室の講師として二時間ほど講座をやる。リクエストがあったのでロープマジックを教えたのだが、生徒さんたち大苦戦。こんな複雑で難しい手品を過去の自分はどうやってマスターしたのだろうと不思議に思う。たった数分の手品だが、一日で教えるのは諦めて宿題にする。みなさん頑張ってください。 夕方は御殿場のサンノトコロカフェでマジックショーだった(松坂の鈴鳴舎さん&伊勢のまいさんプレゼンツ。いつもお世話になっております)。今年の6月から始まって4回目になる。次回は来年の3月を予定
祝ったり食べたりした。もやっとしたこともあるが、ここに記すほどではない。きっと忘れてしまうから。わざわざ文字にして苦痛を刻まなくていい。26の時に負った傷は癒えていない。何度も何度も何度も執拗に文字にしてしまったからだ。僕は耳で聞いただけだと大抵のことはすぐに忘れてしまう。人の名前も、地名も、おもしろい雑学も。でも、文字にして目で記憶するとなかなか忘れない。ちょっと特殊な言葉の羅列も、文字にしてしまえば大抵覚えられる。たとえば、「くるんてーぷぷらまはーなこーんあもーんらったな
美容院に行く。いつもの美容師Nさんにカットとシャンプーだけお願いする。 蓬生さんは髪の伸びるのが早いですね、とNさんから指摘される。生まれて三十数年、一度も髪の伸びる早さについて考えたことがなかった。盲点だ。通常は一ヶ月に1センチ程度らしいが、僕は一ヶ月に1.5センチくらい伸びるらしい。毛根が元気なんですね、と言われる。一応褒め言葉として受け取っておく。 夏も髪の伸びるのが早くなりますよ、と言われ二度目のへー。その美容師さんはネイルをしに行った時にネイリストから、夏なので
東洋経済オンラインを読み漁っている。地方創生事業失敗事例へのコメントが辛辣で飽きない。 なんというか、もっともすぎて。
第13回SCCしずおかコピー大賞 の表彰式に招待される。僕の書いたコピーが最終選考に残ったというのだ。応募数3,600の中から残れたのは素直に嬉しかった。 去年応募した際は箸にも棒にも掛からなかったが、この一年、コピーの本を読んだり、プロコピーライターの方から直接教えてもらったりして、ぼちぼち勉強していた。 そして今日。2回目で最終選考ならまあまあの出来ではないだろうか。 5つのお題から10作品が選考対象となり、協賛企業がその中から一つずつ作品に賞を与える。さらにすべて
ドローン規制の緩和というニュースを見る。都市部上空でも自動操縦であればドローンを飛ばせるようになるらしい。すでに離島へ荷物を運んだり、畑に農薬を散布するような目的でドローンが使われているのは耳にしていたが、「とうとう来たか」という印象。知らんけど。 ただ、僕が見たのはまったく別のビジョン。 ——2072年に起きたカスタトロフィにより崩壊した日本の首都、トーキョー。かつての賑わいは見る影もなく、瓦解したビル群は放置され、住所を持たない人々の楽園と化していた。 旧新宿高島屋
忘年会があった。あるはずだった。「陰性証明書をご持参ください」の部分を見落としていたので、キャンセルさせてもらった。非常に申し訳ないことをした。仕事じゃなかっただけマシだけど、久々の飲み会だと思って楽しみにしていたのに。 「ごめんなさい」の連絡をした後、買い物のために車に乗る。iPhoneを車のジャックに刺すとクリープハイプの「あ」が流れた。あいうえお順で自動再生されるため、この曲が必ず最初に流れる。いつもならすぐに別のプレイリストに変えてしまうのだが、今日はなんとなく最後
午前中、ちょっとしたお芝居を見に行く。大勢が一体となって披露するお芝居というもの悪くない。昼間はイベントの資料をつくり(今日締め切りだった、やべえやべえ)、文章をひたすら書く。夜は商工会議所の集会に参加し、高校生向けの講和や来年のイベントについて話しあう。 密な一日だった。「スケジュールメモリー」とでも言おうか、僕が一日に処理できる約束は3つまでだ。それ以上あるとゲンナリして、処理速度がぐっと落ちる。もちろん仕事である限りはいくらでもやるけど、自分からは予約や約束を入れられ
一日中文章を書いていた。なかなか狙った雰囲気が出なくて苦戦する。量が多く、ぼんやりしているとゴールを見失いそうになるので、一気に突っ走る。集中には音楽もドリンクも不要。ひたすらにパソコンの画面と向き合う。 ただ、座り仕事は体に悪いとも聞いたことがある。調べてみると、たしかに「1時間座ると20分寿命が縮む」とか「死亡リスクが1.2倍になる」とかいった記述が見つかった。 むむ、単位が一律じゃないぞ。ソースはどこだ? そもそもなんで座っていると体に悪いんだ? 気になる、気になる
自分のことを他人の口から語られるのが苦手だ。たとえば、Aさんに話したことが僕の知らないところでBさんにも伝わっていたりするとゾッとする。それは俺の口から話させてくれよ、となる。お前はどこまで知っているんだ、とビビる。僕がYouTubeやTwitterでパブリックに発信したことならいいけど。 人には少なからず裏表があって、Aさんには話せてもBさんには知られたくないことってのも当然のようにあるわけだ。Aさんのことを信用して話したのに「なぜ?」となる。Aさんの評価はガタ落ちだ。も
某企業様からマジック体験(企業研修?)のご依頼をいただいた。形式が新しかったこともあり感覚が掴めず、企画内容と見積書の作成に手こずる。僕は要領が悪いので、自由度が高いほどピュピュピュピュピュピューンな気持ちになってしまう(fromぼのぼの)。 ピュピュピュピュピュピューンすると壁の一点を見つめたまま手が止まる。ただ、僕はまだ「マジック」という土台がはっきりしているから企画を立てやすい。僕がマジシャンではなく、「何をやってもいい人」だったら、お手上げだ。たったこれだけの自由で
朝から沼津へ。子供会でマジックショーだ。直前でめちゃくちゃトイレに行きたくなったが、手品をしているうちに尿意が消える。子どもたちのリアクションがよかったからだろうか。別れ際にサプライズで手紙をもらう。「マジックショー楽しかったです。ありがとう」と書いてある。驚かすのには慣れているのに、驚かされるのはいつまでも慣れない。リアクションが下手くそだ。顔は歪だが、心はありがとうに満ちているんだよ。そんなリアクション。伝わったかな。 帰り道、コンビニでチョココロネを買う。車の中で食べ
本日ワンツースリーの日、つまり奇術の日。僕の日。なのに奇術をしない一日だった。トランプにすら触っていない。本も読んでいない。何をして過ごしたのか、悪事を隠蔽したい政治家ばりに記憶にゴザイマセン。 気が付いたら夜になっていた。21時ごろに横になったら眠くなってきて、次の日朝早いからこのまま寝てしまおう、あ、まだ歯を磨いていない、お風呂にも入っていない、でも、もう、だめ、だ、と薄れゆく意識の中で考えていたことしか覚えていない。翌日朝4時に目覚め、歯を磨き、シャワーを浴びた。昨日
世間はワールドカップで盛り上がっている。ワールドカップもオリンピックも見ない。スポーツは嫌いじゃないけど、僕の体はスポーツを見て楽しめる構造にはなっていなかった。 12月は感動より笑いだ。もうすぐM-1の決勝戦がある。YouTubeで予選を見て準備をする。一押しは真空ジェシカ。東京ホテイソン、かもめんたる(欲を言えばコントが見たい)、金属バット、さすらいラビーあたりも応援している。瞬間最大風速的な意味で言えば、セルライトスパの準々決勝ネタがよかった。 本当はお笑いで競って