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セブ島留学が決まったら(持っていくべき物は? 現地で買えば良い物は?)

昭和生まれ、57歳の英語が苦手なのおじさんが、1カ月間フィリピンのセブ島で英語留学してきました。そこで見たり経験したことで、他の方のお役に立ちそうなことを書き記しておきます。
セブはフィリピン第2の都市。学校の隣には大きなショッピングモールもあります。それでも、持っていった方が良い物は? 持っていって良かったものは?


持って行くもの、買いそろえておきたいもの

セブ市のフィリピン第2の都市で人口は92万人超と大きな街です。学校の近くは近代体なビルが立ち並び、道路1本を挟んで大型のショッピングモールがあり、ダイソーやユニクロも入っています。何でもかんでも日本から持って行く必要はありません。預け入れ荷物を20キロに収めたいですしね。
現地の売り場の写真と対比しながらご紹介するので、持っていくべきか、現地で買うべきか判断の材料にしてください。

医薬品、衛生用品

これだけは、ケチらないで存分に用意して渡航してもらいたいです。「万が一のため」と思って自宅にあったものなどで間に合わせていたら、全然足りませんでした。
残ったら「出番がなくてラッキー」と思って持ち帰るか、友達にあげて帰るくらいの気持ちで。
知らない土地で体調を崩して心細くなっているとき、昔から使い慣れて自分の身体との相性もわかっている薬のブランドは信頼性抜群です。
それに、具合が悪いのに暑いなかを出かけるだけで大変です。

胃腸薬
特に胃腸系は重要です。
私は下痢に悩まされる日々が続きましたし、私の周りでも渡航2週間以内に具合が悪くならなかった人はいませんでした。
フィリピンの料理はオイリーで甘いです。学校で提供されるQQカフェの料理は学生用と教師スタッフ用は分かれていて、学生用は教師スタッフ用よりは優しい味になっているといいますが、1日3食食べるとダメージが蓄積します。

これは食べ過ぎでした

自分がお腹を壊した理由を思い返してみると、料理が油っぽいだけでなく、
入学後しばらくは普段は使わない脳がフル回転するので脳が栄養を欲しがる、食事のトレーが普段の茶碗と違って大きい、色んな料理があってついつい取りすぎてしまう、大学生の友達と混じってつい食事量が多くなる、といったことが重なったのだと思います。アホですね。恥ずかしい体験ですが、シニアのご同輩の皆様、お気をつけください。
若い人たちは、ナイトマーケットで食べたものがあたってしまい、胃痛で吐いたり、お腹の具合が悪くなっていました。

正露丸、太田胃散、ビオフェルミンあたりでしょうか。

サプリ
普段、飲みつけているサプリは忘れずに持っていきましょう。
キューピーコーワゴールドはどうしても元気が出ないときに助かりました。

のど飴
学校の授業は朝から晩まで喋りっぱなしです。VICKSドロップは現地でも買えましたが、お気に入りのものがあれば、持っていっても良いのではないでしょうか。

学校ビル1階にあるRose Pharmacyのレジカウンターにはのど飴類がたくさん。さすがお膝元。


持薬
病院でいつももらっている薬があれば渡航前に通院してもらっておきましょう。私の場合、花粉症の薬を持っていかなくて済むなと思ってつい、舌下免疫療法の薬まで置いて行きそうになりました。

シャンプー、リンス、ボディソープ
長く学校にいる友達は、日本製のシャンプーだったら使いかけでのいいから欲しいと言っていました。自分の肌にあったものは日本から持っていったほうが良いと思います。

シャンプーがちょうど1ヶ月分足りるか足りないかくらいでしたが、男性用シャンプーの1回分パックも現地で売っていました。

男性化粧品も充実している

シャワー室は石鹸よりボディソープのほうが使いやすいですね。
現地の色んな商品を試してみるのも楽しいかもしれませんが。

マンゴーやココナッツなど南の国らしいフレバーが色々

トイレットペーパー、おしりふき
フィリピンはトイレにトイレットペーパーがないので持ち歩くようにと、よく言われます。しかし、学校や寮、ショッピングモールや空港のトイレにはトイレットペーパーは常備されています。私はロールを1本持っていきましたが最後まで使いませんでしたし、何ロールも持参していた人もいました。
ただし、ダブルのトイレットペーパーは貴重品らしいので、こだわりのある人は持参も一手かもしれません。
主に必要になるのは、出かけたときです。そこで、私のおすすめは、「ネピア おしりセレブWET おでかけ用 12枚入り」のまとめ買い。

ほかにも、除菌シート、洗顔シートなどは余裕を持って持参すると良いと思います。

虫除け
「社会人がセブ島で英語留学してみた体験記」ではデング熱に関する記述があってドキドキしていました。

また、最近はマダニの話も聞くので気になっていました。
そのため、虫よけ、ダニよけなど何種類か買い込んでいったのですが、結果的には学生寮に住んでいる限りは必要ありませんでした。
レッスン中の雑談で「昔はデング熱が大変だったっみたいね」と言うと「そうそう。それで学生寮をきれいにしたのよぉ」なんて話してくれました。
コンドミニアム住まいの人からはコバエやGの話を聞きましたし、雨季と乾季によってもまた状況は違うのかもしれません。
週末に郊外に出かけるときに、虫よけスプレーを使ったくらいでしょうか。

日焼け止め、サングラス
現地でも買えますが、肌にあったものがあれば持っていくのが良いでしょう。特に週末のツアーなどに参加するのであれば。
サングラスも忘れてはいけません。

アヤラモールのWatsons Pharmacy

水着

現地ツアーで大学生の友達たちと海に行くことになり、あたふたと水着を探すことになりあたふたしました。
学校と道路1本隔てたショッピングモール、アヤラモールの2階の隅(学校側から行くと右奥)に露天のように小さな店が並んだ一角があり、そこで手頃な値段で購入することができました。
学校から少し離れたより大きなショッピングモール、アヤラセンターにはおしゃれでスポーティーな水着を売っていましたが、一緒に行った友達に「ツアー代金とあんまり変わらないくらい高いですよ」と言われて、おおそうか、と思いとどまりました。

着替え、タオル

荷物を減らすためにも、最後は現地で捨てても構わないような服やタオルを中心に揃えました。足りないものがあれば現地で調達するつもりで。
学校は温度の変化が大きいです。例えば、学生が8人入るグループレッスン用の個室は、部屋ごとに温度の設定ができるため、暑いときもあれば凍えるほど寒いときもあります。学生寮の温度も当初はちょっと暑い気がしましがた、途中から「ちょっと冷房効きすぎですね」と言い交わすくらいになりました。幅広い温度帯に対して自衛で対応できるよにしておきましょう。
外歩きのときは、日差しが強いので、薄手の長袖シャツが便利でした。
大きなバスタオルは学生寮の自室のなかでは乾きにくいので、スポーツタオル程度の大きさで良いと思います。
寮の場合は週2回洗濯物を出す日がありますが、戻りが翌日ではなく翌々日になることもあるため、服のローテーションが余裕を持って組めるようにしておきましょう。場合によっては、日に2回シャワーを浴びたくなることもあります。
昼に着る服のことばかり考えがちですが、部屋着の着替えも忘れずに。
UNIQLOが近くにあるのは便利です。靴下は27センチまでしかありません。

和手ぬぐいを何本か持っていったところ、コップや電動シェーバーなどを自室の棚に置くときに下に敷いたり、週末のツアーに出かけたときに濡らして首に巻いたりと意外と重宝しました。

はさみ、爪切り
1カ月もいると、眉毛だって伸びてくるものですね。

耳栓
周りの人のいびきで眠れないという経験はしませんでしたが、あると安心です。

首枕
飛行機のなかで助かりました。

文具

ノート、消しゴム、シャーペン、芯など日本のクオリティのものがあれば安心です。
シャーペンはアヤラモールのダイソーやDIYのお店でも見つけることができます。

家電・PC・スマホ関連

ノートPCを持っていくべきか否かは迷いどころです。
レッスンでは持参のPCを使う必要はまったくないため、予習復習や、個人的な必要性を検討して判断することになります。
カランメソッドのレッスンには、先生が話したフレーズをタイプする(またはノートに書く)「ディクテーション(Dictation)」が含まれており、先生が話した文章をその場で急いでタイプ(または書き起こし)します。予習復習の際にキーボードがあれば、感じがつかみやすいと思います。
私は仕事の関連のサイトに入る必要が生じたときのために念の為ノートパソコンを持参していました。そうした必要がなければ、基本的にはいPad mini で充分でした。これにBluetooth接続のキーボードでもあれば万全ではないでしょうか。

電子辞書は必要ありません。構内はWi-Fiが完備されているので、スマホの検索で充分でした。普段入力しなれているので、そのほうが楽です。
現地で必要を感じてから、辞書アプリをダウンロードすれば良いと思います。

バッテリー充電ケーブルもお忘れなく。レッスンの間の休憩時間は10分しかありませんし、フロア内に充電用の設備はありません。
学生寮住まいの方は、3メートルのUSBケーブルがあるといいでしょう。自室内の電源は足元にあるため、寝ながらスマホをいじろうとすると、ケーブルの長さが足りません。現地で買うにしても、この長さのケーブルを探すのはちょっと手間なので。

ハンディ扇風機、扇子

無ければないで構わないのですが、レッスンルームは熱がこもりがちなので、常備している先生も結構いらっしゃいました。
ハンディ扇風機は持っていかなかったのですが、部屋の換気のときにドアの隙間から外向きに排気させるような使い方は出来たかなと思います。

雑貨

意外とよく使うのが水筒、コップです。これは現地のお店を紹介する際に改めて触れますが、かさばるので現地購入でも良いと思います。

ドレッシング
脂っこい学校の食事のなかで、生野菜とフルーツは貴重なさっぱり食材です。ただ、ドレッシングは2種類しかない(途中まで1種類だった)ので、単調になります。かといって、近隣スーパーの日本食品コーナーで売っているドレッシングは大きなボトルでとても使い切れません。
私は途中でマニラに週末旅行した際に三越モールの地下で胡麻ドレッシングを購入しましたが、毎日の食生活の彩りが豊かになって満足度が高かったです。

学校の食事でいちばんサッパリしているのは、朝ご飯に目玉焼きでしょうか。塩か醤油、そしてなぜかあるブルドックソースをかけて食べていました。ゆで卵が出ることもありました。

日本茶
日本茶のティーバッグは自分で楽しむだけでなく、友達や先生、カフェのスタッフにちょっとしたお礼で配っても喜ばれました。マニラの三越モールで購入したのですが、日本から持っていけばよかったなと思いました。
アヤラモール地下のスーパーで売っている日本茶は砂糖入りです。玄米茶はありますが、量が多いし急須がありません。ダイソーでは抹茶ドリンクの粉末を売っていたと思います。

アヤラモール地下のスーパーにある日本食品コーナー

自分への甘やかし

私は海外に1週間以上いると無性にあんこが食べたくなります。
そこで、日本橋三越に行ったときに、とらやのスティック羊羹と山田屋まんじゅうを買いました。羊羹の賞味期限が長いことは割と知られていますが、山田屋まんじゅうも45日間という脅威のロングライフ商品です。

結果的にはお腹の調子が悪かったため未開封のまま手元に残ったので、4週間の留学予定の半分が過ぎた3周目のはじめに、周りの人にお配りしたところ、ちょうど2週間滞在の仲間が帰国して寂しくなっていたところでもあり、大変喜ばれました。
また、出国時に成田空港で買ったじゃがりこも手つかずだったので、4週目に入って仲間と1本ずつ分け合って食べたのですが、若い人には高級羊羹1本よりよぽどウケが良かったです。
「もうちょと頑張ったら、あれ食べよう」と思えるものを手元においておけて、元気が出たような気がします。

旅行ガイド

電子書籍だと旅先でもかさばらず、必要なページだけスクショしておけるので便利です。

その他の準備

携帯電話のローミングに3つの選択肢

携帯電話は大きな問題です。
学校内で生活しているうちは不便はありません。
一番大事なのは、現地についてすぐ。
生活環境を整えるために買い物行きたい、ちょっと観光して街の雰囲気を掴んでおきたい、と思っても、スマホがないと土地勘がわかりません。ふだん、いかにGoogleMapに依存して生活をしているかを痛感します。
あとは、週末の観光や買い物のときくらいでしょうか。
大型ショッピングモールの場合はフリーWi-Fiの電波は飛んでいますが、フィリピンの電話番号だけが対象ということが多かったです。
外国人でも自由に使えるフリーWi-Fiはマニラとセブの空港ターミナル以外は記憶にないです。

ここでは3つのパターンに分けて解説します。
1)何もしない
ドコモのahamoだと、現地についてからでも設定画面のモバイルネットワークでデータローミングをONにするだけで不自由なく使えます。ただし、15日間だけ。SMSで通信速度が最大128kbpsになると、通知のSMSが届きます。それまでに利用したデータ量とは関係ありません。
ずいぶん懐かしい数字です。世の中の通信量が大きくなっている時代に、これは辛いです。GoogleMapで行き先の検索ができなくなります。
タクシーアプリのGrabのほうがまだ通じやすいのですが、地図上に呼んだ車の位置がリアルタイムで反映されないので、まだ現れないかなと思っていたらもう近くまで来ていていて驚いたりします。マニラの三越モール前のように高層ビルがひしめいているエリアでは電波が拾えなくて、近くの公園まで移動してようやく電波を拾うことができました。
そんなわけで、週末にアクティブに動きたい人は現地の回線が使えるように準備しておくほうが吉です。

2)出発前に日本で回線契約を済ませる
日本で色んなサービスを比べたうえで回線契約を済ませている人が多かったです。
最近のeSIM対応機種だと物理的にSIMを差し替えしなくても回線の切り替えができ、値段の選択肢も柔軟なサービスがいくつか出てきています。

3)現地で格安SIMを契約する
QQEnglishの入学ガイドには、学校に到着後にアヤラモールで格安SIMを契約することを推奨しています。学校のカウンターで聞いてもアヤラモールに行ってくださいと言われるし、掲示板にはアクティベーションの案内も貼ってあります。
学校としては空港の手続きが混み合うとピックアップの集合時間に遅れることを心配しているのかも知れません。
しかし、分かりづらいのでおすすめしないです。
現地で手続きした人に聞くとパスポートの提示を求められる場合があるのですが、入学後は短期の人を除いて留学ビザ取得のために10日間ほどパスポートを学校の預ける必要があるので、そういう意味でも不便だと思います。

セブ空港の国内線到着の場合は、荷物をピックアップしたあと、レンタカーなどの企業と並んでブースがあります。

マニラで乗り継ぎに時間の余裕があれば、その時間内で済ませておくのが安心だと思います。

相談するとすぐに色んなデータ量のプランを提示してくれるので判断は楽だと思います。

市内での格安SIMの契約は以前より簡単ではなくなっている気がします。
また、以前のガイドを見るとWi-Fiルーターを借りましょうと書いてあったり、スマホ周りのサービスは移り変わりが早いのは日本もフィリピンも変わらないのかも知れません。
eSIMなど国際的なサービスが発展充実してくると、このあたりのサービスもまた変わっていくのかも知れません。

テレビの録画予約を忘れずに

長期間日本を離れるので、好きな番組の録画予約は忘れずに。放送系コンテンツは海外利用に著作権の縛りがあるので要注意です。
NHKプラスは海外ではアクセスできません。TVerは途中までは行けるのですが肝心の番組は再生されません。ニュースサイトの動画は見られたり、見られなかったりです。
もっとも、新しい生活に慣れるのに精一杯でドラマをゆっくり見る時間はないかも知れませんが、昭和生まれとしてはTBSドラマの「不適切にもほどがある!」は行方が気になりましたし、NHK大河ドラマ「光る君へ」は、たらればさんの投稿を見ながら想像を膨らませていいました。

電子書籍系のサービスは問題なく使えました。

不要なサブスクの休会、退会

新しい生活に慣れるのに精一杯という意味では、AmazonMusicやAmazonAudibleのサブスクサービスも、気がつくと2週間は使っていませんでした。気がついて慌ててお休みにしました。
サブスクで届く商品もあったのでスキップしました。

理容室、美容室

1カ月もいると髪も伸びます。私は出発直前に短く切ってもらいましたが、現地で髪を切った人、カラーをした人もいました。日本人スタッフがやっている美容室があるそうです。

現金
留学ガイドにはお土産代をふくめて5万円程度と書いてありますが、円安のご時世ですし、社会人なので、余裕を持っておくのが良いと思います。
ショッピングモールでも現金主義のお店があったり、観光ではなく生活となると、意外とクレジットが使えない場面は多いです。

帰国の翌週、買物しようと思ったら財布の小銭が全部ペソだった


次回は
第6回 知っておくと便利な学校周辺情報(レストラン、スイーツ、体調不良のときにおすすめの食事)
です。

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