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1本の大きな刀ではなく、全身にたくさんの小刀を。
先日、コーチングを受けた時に、ぶん殴られるほどの衝撃が走った。
「スペシャリストではなく、ゼネラリストだ」
1本の大きな刀を背負うことを目指していた。
でも、それは自分の特性的に向いていなかった。
全身に小刀をまとい、戦うことが自分に向いている戦い方だった。
僕は色々やりたくなってしまう性格だ。
好奇心に従って、あれもこれもと手を出していく。
ハマると一気にハマり、一定のレベルを超えると飽きてしまう。
熱しやすく、冷めやすい。
いわば、鉄だ。
悪く言うと、結局どこも一定の成果で終わり、突き抜けることはない。
正直、自分自身でもそれが弱みだと思っていた。
でもコーチに言われた。
「それがよこたつさんの個性、強みです」
ぞっとした。
人よりも好奇心が強く、たくさんのことをやってみたいと思うこと、
好奇心に従って行動できることは強みであると。
たくさん手を出すからこそ、参入障壁が低い。
そして広くやっていく中で、長く続けているものや好きなこと、得意なこと、それが小刀から主力の大きな刀に変化していく。
一つのことを極めている人に憧れている自分がいた。
でも、無理に目指さなくていい。
結局は人と比べるのではなく、自分がどんな人間で、どうしたら幸せなのか
憧れはイメージに過ぎなくて、それを目指さなければいけない訳じゃない。
・憧れていて、自分とタイプが似ている人 →ロールモデル
・憧れているが、自分とはタイプが違う人 →参考
そうすることで、心が軽くなった。
一つのことを極め抜ける人、
何か一つのことを好きになり、応援できるオタク気質の人
尊敬するし、格好いいなと思う。
だが、もう無理に目指す必要はない。
昔、大好きな先輩に言われた言葉を思い出した。
その先輩は、リーダー気質があり、人を引っ張る力や人を惹きつける力があり、憧れていた。
いつも人の輪の中心にいて、周りの人を笑顔にしているし、決断力があり、チーム全体を引っ張っているカリスマ性のある先輩だった。
先輩が引退し、自分たちの代になって、上手くメンバーをまとめられない自分が不甲斐なかった。先輩のようになれていないことに悔しく感じた。
そんな時、先輩に言った。
「僕、先輩のようになりたいんです!」
そうすると、先輩はこう言った。
「たっちゃんは俺じゃない。誰かになろうとする必要はないよ。
人には人の良さがある。たっちゃんだからできることがある。
たっちゃんはたっちゃんらしくしたらいいんだよ。」
その言葉が5年経った今、改めて頭の中を通っていき、腹に落ちていった。
人は人。僕は僕。
ゼネラリストとして生きていく。
それが「やってみたいをやり尽くせ」という自分自身のテーマとも重なる。
たくさんのことに手を出して、全部中途半端でも良い。
周りから、「次は、何やるの?www」と言われること、これが快感だと感じた。
だから、やり尽くそう。
同じように悩む方に届けば嬉しいです。
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