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2022年「ガンジツスゴクオモイシンブン」(元日凄く重い新聞)蒐集行 第8章 ~今年の「ガンジツスゴクオモイシンブン」蒐集行④いよいよ元日~

毎年元日付の分厚くて重い新聞を集めています。

元旦を迎える

静岡県浜松市のビジネスホテルで迎えた年越し、その瞬間は既に寝入っていましたが、それは早朝から元日付の分厚くて重い新聞、即ち「ガンジツスゴクオモイシンブン」を集めるためでした。
5時前に起床し、着替えてすぐにホテルをチェックアウト。まずはコンビニに赴き静岡県の地元紙「静岡新聞」や浜松市の拠点で現地発行・印刷をしている「中日新聞」東海本社版、全国紙・スポーツ紙など各種を買っていきます。
お陰でポイントも貯まります。
それから腹ごしらえ。昨晩に引き続き牛丼屋で2022年最初の食事です。

1月1日早朝の浜松駅前。

一通りの新聞入手を終え、腹ごしらえもして一気に重くなった荷物を抱えつつ浜松駅に行きます。
駅構内の売店では開店前の作業をしていましたが、元日付の新聞の仕分けもしていて暫く眺めてしまいました。元日付の新聞は本紙に挟み込む別刷りが多く、結構大変です。

売店開店前の作業風景。自動ドアの向こう側で新聞の包みを開けて仕分けと別刷りの挟み込み作業を行っている。

手持ちの「青春18きっぷ」を改札口で提示し、日付のスタンプを入れてもらいます。自動改札が普及しているので隅っこにある有人改札は問い合わせなどで詰まっている事も多く、通過に時間がかかる時もあります。

浜松6:01発特別快速米原行きに乗車する。

ホームに上がるとこの日の始発電車が停まっていました。貴重な豊橋以遠に直通する電車です。しかも一気に米原まで行ってしまいます。

特別快速米原行き。車内は有難い転換クロスシート。

政令指定都市を発着する路線で始発電車が6時台なのは違和感がありましたが、何はともあれ2022年に最初に乗った浜松6:01発特別快速米原行きはまばらな乗客を乗せて定刻発車しました。
豊橋を過ぎて夜明け直前の三河湾を眺め、内陸に入った時点で初日の出を迎えました。

夜明け前の三河湾を望む。

名古屋に近付くにつれて乗客も増えてきました。

名古屋到着前に初日の出。

名古屋で電車を降ります。改札を出て売店に向かいます。改札内にも売店があるのですが、品揃えは改札外の売店の方が充実しています。

名古屋駅構内売店の新聞陳列。

ここでも「中日新聞」や「中部経済新聞」など一通りの新聞を買い、すぐに改札に入り、次の電車を待ちます。

新快速大垣行き入線。

次に乗ったのは新快速大垣行き。西に向かいます。岐阜県に近付くにつれて晴れ渡っていたものの車窓に白いものが混じるようになりました。

晴れているものの雪が残る。

木曽川を渡り岐阜県に入り、岐阜駅で降ります。

しかし、その判断は誤りだったと後で気付きます。

間もなく岐阜駅。

岐阜駅で落とし穴に

岐阜駅構内で「岐阜新聞」を入手しようと目論んでいました。確か岐阜駅はホーム上ではないものの改札内コンコースに売店があり、そこで容易に「岐阜新聞」が手に入ります。なので15分後の特別快速米原行きに容易に乗れる、と考えていました。

昨年、2021年1月1日の岐阜駅改札内コンコース。左下にお目当てだった売店が見える。(参考まで)

しかし、ホームからエスカレーターを降りたところ、改札内の売店は改装工事か何かで跡形もありませんでした。
慌てて改札を出て正面にある売店を覗くと、なぜか「中日新聞」「岐阜新聞」が売り切れていました。昨年の元日は山積みになっていたのに…。

昨年、2021年1月1日の岐阜駅売店の新聞陳列。(参考まで)

そこで、更にエスカレーターを下りて高架下にあるもう1つの売店に向かいます。そこでも在庫は少なかったものの何とか「岐阜新聞」の入手が叶いました。
それから改札口まで上がり、ホームに上がったもののお目当ての特別快速米原行きは目前で発車していってしまいました。次の電車は15分後の大垣行きですがそこから先の接続はなく、更に1本後に来る30分後の特別快速米原行きまで待つ事を強いられました。
幸いホーム上にもエアコン完備の待合室がありましたので、時刻表を見ながら待ちました。これでしたら前の電車で大垣まで行ってしまい、大垣で「岐阜新聞」を買った方がすんなりいったな、と後悔する事しきりでした。

特別快速米原行き入線。


乗った特別快速米原行きも車内は結構混んでいましたが、座れました。
濃尾平野の端にあたる大垣を過ぎると急に雪深くなってきました。

大垣電車区を望む。

更に落とし穴にはまる

乗客の乗降に必要最低限の除雪がなされた関ケ原駅ホーム。

関ケ原で「乗客のトラブル発生」のため、発車が遅れました。予定では10分弱の米原での乗り継ぎの間に改札横のセブンイレブンで滋賀版の「京都新聞」「中日新聞」を買うつもりでしたが、間に合いそうにありません。

滋賀県に入って最初の駅、柏原駅ホーム。

結局遅れたまま米原に到着。ホームの反対側で待ち構えていた新快速姫路行きに急き立てられるように乗り換えます。滋賀版の新聞入手は京都に向かう途中どこかで途中下車をせざるを得なくなりました。

米原でJR西日本の新快速に乗り換え。

確か、米原から野洲まで新快速と快速電車はそれぞれ30分おき、野洲からは本数が増えます。どうせなら野洲以西で降りた方が次の電車まで待つ時間が短く済みます。
滋賀県はコンビニで売っているような地元紙はありませんが、両隣の「京都新聞」「中日新聞」がそれぞれ滋賀版の新聞を発行しており、両紙とも題字下に「滋賀」と書いてあります。「京都新聞」は全域で売っているのですが、「中日新聞」は販売区域が彦根市や長浜市など県東部に偏っています。ですので、駅の売店でも売っている箇所は限られています。
確か、石山駅なら構内のセブンイレブンで「中日新聞」置いていたな、と思い出し、石山で降りる事にしました。

彦根も雪に埋もれていた。

石山で新快速姫路行きを下り、改札口を通りセブンイレブンに行きましたがこちらでもピンポイントで「京都新聞」「中日新聞」が売り切れていました。
溜め息を付きつつ再び改札口を通ります。希望を託せるのは大津駅のみになりました。

ここまでの旅程

浜松6:01→特別快速米原行き→名古屋7:27
名古屋7:52→新快速大垣行き→岐阜8:12
岐阜8:52→特別快速米原行き→米原9:40
米原9:50→新快速姫路行き→石山10:30


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