「こんなの欲しかった!」が見つかる グッドデザイン賞 受賞展 2023
今年のデザインウィークも、いよいよ10/29(日)までとなりました。
この週末に足を運んでおきたいデザインイベントをご紹介しましょう。
グッドデザイン賞受賞展 2023
https://www.g-mark.org/learn/past-awards/gda-2023/gde2023
暮らしに身近な商品からアプリ、建築、街の活性化への取り組み、社会問題に対する改善提案、サービスまで、様々なジャンルから選ばれた1,500点を超える「グッドデザイン」が一堂に展示されています。
さっそく見てみましょう。
初日に発表された今年のグッドデザイン大賞(グランプリ)はこちら!
老人デイサービスセンター
52間の縁側
https://www.g-mark.org/gallery/winners/20423
カフェや寺子屋、公衆浴場を備えた、地域の人たちが気軽に立ち寄れる縁側のような老人デイサービスです。
高齢者や子ども、地域に暮らす住民の誰にとっても居場所となる、困ったときに助け合える福祉の地域拠点でもあります。
社会との接点が少ない閉じたデイサービスではなく、高齢者が子どもたちや様々な世代の人たちと日常的に触れ合える場をつくることで、
高齢者だけでなく誰もが幸せに生きられる社会を目指したい、という事業者の強い想いを実現させました。
次はベスト100に選ばれた作品から、いくつかピックアップしましょう。
スマートベビーモニター
「CuboAi 赤ちゃんねんね見守りセット」
https://www.g-mark.org/gallery/winners/14581
赤ちゃんの安全を見守り、記録するベビーモニターとセンサーパッドのセットです。
核家族での子育てはおもに子どもの世話をしている母親への負担が大きく、睡眠不足や孤独感は産後うつの原因のひとつとされています。
この商品はそんな育児の負担や心配を軽減するために開発され、0歳~5歳の子どもに対応。
アプリを使って5名(祖父母なども)が赤ちゃんの様子をリアルタイムで見られて、声がけなどにも対応できます。
赤ちゃんの成長をみんなで見守り・記録することで、一人に負担がかかっていた育児の現状を解消するというツールです。
このスマートベビーモニターが生まれたきっかけは、開発した会社の共同創業者の子育て経験からだそうです。とても説得力がありますね。
防虫機能付きアウトドア用衣料
Foxfire SCアルティメットフーディ
https://www.g-mark.org/gallery/winners/20384
「着る防虫」をテーマにデザイン。アウトドアで活動するあらゆる人を不快な虫から守る、防虫素材を使用したフルジップフーディです。
虫が嫌がる成分を生地全体にドット状にプリント。吸汗速乾、UVカット、接触冷感にも優れています。
個人的な話になりますが私は虫に刺されやすいので、ハイキングや草取りなど蚊の出そうな場所に着て行きたいと思いました。
防災ツール
マンション地震対応箱 MEAS
https://www.g-mark.org/gallery/winners/17178?text=防災ツール
大規模震災が起きた際に、被災したマンション住民が何をすればいいのか、対応や行動の道しるべとなるツール。
熊本地震の対応手順を基にしています。ケガをした時に使う救急箱のように一式がバッグに入っているので、すぐに持ち出せそうです。
洋傘
Shupatto アンブレラ
https://www.g-mark.org/gallery/winners/15258?text=傘
閉じるだけで生地がたためる、ベルトがない傘。
ベルトで生地をまとめる時に手が濡れてしまう、たたむのに手間がかかるといった困りごとを解決しています。
視点を変えると、傘にはまだまだ改良の余地があったんですね!
いかがでしょうか。
気になった4点を選んでみました。
このほかにも多彩な分野の作品があり、
例えば「グッドデザイン金賞」では
電動シェーバー、ダブルクリップ、ポータブル電源、ゲームコントローラー、乗用車、「こども選挙」活動、音声認識システムなどが選ばれています。
(建築、プロジェクトなどの作品は模型やパネル、動画を使った展示になります)
https://www.g-mark.org/gallery/winners?years=2023
10/28(土)は21:00閉場なのでゆっくり見られます。
ぜひ会場で実際の作品をチェックしてみてください。