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「座右の銘は『大器晩成と言われ続けて80年』」 なんて、長閑なことを言ってたら去年還暦…

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「座右の銘は『大器晩成と言われ続けて80年』」 なんて、長閑なことを言ってたら去年還暦を迎えて驚いた。時間は過ぎるものなのね。専業主婦からの社会復帰で料理関係のお仕事もしてましたが、現在は全てやめて自宅と実家を往復しながら老親みまもりの日々。 夫と犬1、猫1と同居。

最近の記事

勝手にチャレンジ1000 0114 重機

 実家の斜め向かいの家が解体され、土地が売りに出された。住宅メーカーが買ったようで分譲住宅の幟がたった。まだ建物は建ってないけど、母屋と庭に建てた一軒分の更地に3階建てが四軒建つのだそうだ。近頃のうちには庭は不要だね。  どこかから、あーあーあーと、声がする。  朝からおじさんが発声練習でもしているのかと思ったら、整地する重機の音だった。擬音語にすると、ウィーン、ウィーンとか、ガーガーとか、なのかな、と思ったのだが、そんな一般的な表記とは違う。どう聞いても、母音はあ段の、し

    • 勝手にチャレンジ1000 0113 今年の梅について。母の考察。

       今年は梅が不作だった。  和歌山を始め、日本各地の生産地で不作のニュースが聞かれたが、我が家に一本ある梅の木にもほとんど実はならなかった。もっとも、うちのは梅の実を取るための木ではなく、観賞用の枝垂れ梅なのだけど。それでも毎年、花の後にはそこそこ実もできて、買ったりもらったりした梅と一緒に梅干しになったりシロップになったりしていた。けれども今年はたった5粒。5粒といえどもちろん自然の恵み。すももと一緒に小さなガラスびんに入れて、酵素ジュースにした。 しかしながら、近くの八

      • 勝手にチャレンジ1000 0112 青じそ

        夏の香り、青じそ。 お庭にちょっとあれば薬味やお料理に重宝しますね。我が家でもこぼれ種で毎年決まった辺りに生えていたのだけれど、ある年、植木屋さんのエコ的なお勧めで、草刈り後に出た草を捨てずにさ、粉砕して庭に撒いて戻すということをしたら、だいたいこの草はここ、というのがシャッフルされ、シソだけでなく庭の様子まで様変わりしてしまいました。そのうちまた生きるものは生き、絶えるものは絶え、で落ち着いていくのでしょうけど、今年の青じそはなんとなく数も少なく、まばらにポツンポツンと芝の

        • 勝手にチャレンジ1000 0111 ごめんなさい!!!

           今日は丑三つ時にくりに起こされ、暗いなか庭に出る。その後、もうしばらく寝てくれ、と、なだめての5時、今度は明るくなった庭に出た。眠い。  庭に一本「イチゴの木」という木がある。子供が小さいとき祖父(私の父)と一緒に植木市に行って、売れ残ってたから、と買ってきたものだ。15㎝くらいの高さでこんもりとした可愛い木で、ここに植えよう、何て、適当に庭に植えて置いたら、今では2メートルくらいの木になった。毎年たくさんの白い小さな花が咲き、それが真っ赤な実になる。ちょっとヤマモモのよ

        勝手にチャレンジ1000 0114 重機

          勝手にチャレンジ1000 110 雨漏り。そして思うこと。

           夜中、ベッドの頭上近くの天井からタン、タン、と規則的な音がしていて目が覚めた。昨日からの雨はいよいよ激しくなり梅雨末期の豪雨と言った様相を帯びてきた。  タン、タンという音はそのうち何ヵ所からも響き始め、これはマズいと飛び起きた。雨漏りである。  時代劇の貧乏長屋、欠けた茶碗を並べる笠張り浪人の妻。戦争の傷跡の残る町で雨風をしのぐだけのバラックのなか、拾ってきた空き缶を置く子供。ホームドラマのお茶の間、あらもう、やだー、っとバタバタと雑巾雑巾!なんて騒ぐ昭和の中年姉妹達。

          勝手にチャレンジ1000 110 雨漏り。そして思うこと。

          勝手にチャレンジ1000 0109 青い実

           庭の木々に実が付き出した。上の写真は栗、橙、トマト。 そして ブドウは先日棚がこわれるというアクシデントにみまわれたが、着々と実を付けている。棚がなくて困るのは人間でブドウは地べたに這っても実を付けるのだろう。柚子は生り始めるのに植え替えてから二十年もかかったが、生り始めると毎年着実に実を付けるようになった。  昨年たくさん実を付けた柿にはまだ実ができていない。柿と栗は表裏というか、片方が豊作だと片方は不作、というのは母の言ってることで、確かめてはいないけど、我が家の庭

          勝手にチャレンジ1000 0109 青い実

          勝手にチャレンジ1000 0108 蜘蛛の糸とか。

           私はエッセイは書かない 2021年に亡くなった作家魚住陽子の言葉に衝撃を受け、そうか、作家志望ならエッセイ書いてる場合じゃないな、きちんと小説を書かねばと、思いながらエッセイにもならない日記のようなものを書き付けている。  庭仕事のあれやこれや庭に起こる色々なことどもを通じてnote を書く。観察、内省、言語化の練習にもよいな、と思っているのだけど、創作には、もう一段飛翔する瞬発力や筋力が必要だ。えいやっと、書き始めたら持久力もいる。力を付けなければ、と思うし、そのための修

          勝手にチャレンジ1000 0108 蜘蛛の糸とか。

          勝手にチャレンジ1000 0107 リアルサツキとメイの家

          ブドウ棚 が腐って折れた。 くさってる~ くさってる~ ボロ~ ボロ~ 頭のなかで小さいサツキとメイが大はしゃぎでくるくる走り回る。わっしょいわっしょい! コレコレ、おばさんはそんなに嬉しくないから。 ボキッと折れても落ちなかったのは巻き付いたブドウのつるが支えていたようだ。 さてー、どうしようかな。 とりあえず、梯子でつっかえ棒をした。 そして、もう一本、危ない。手前の一本も真ん中あたりが腐食して細くなって撓み、今にも折れそうだ。 シロアリではなく、単純に木が腐食し

          勝手にチャレンジ1000 0107 リアルサツキとメイの家

          勝手にチャレンジ1000 0106 くりとスイカと「エルマーとりゅう」

           私はスイカが好きだ。夏の水分摂取は断然スイカ!です。  で、私とくりで半分こ。中身は私で、外はくり。中半分と外半分(笑)。 皮と実の半分こといえば、思い出すのはこれ。 「このあたりに、なにか、たべるもの、ないかな?」 「りゅうは、いったい、なにをたべるの?」 「じゃあ、みかんのかわは、どうかな?」 と、エルマーは言いました。 りゅうは、目をつむると、用心深く、みかんのかわのはしっこを、ほんのすこしばかりたべてみました。そして、とびはねて、いいました。 「これは、

          勝手にチャレンジ1000 0106 くりとスイカと「エルマーとりゅう」

          勝手にチャレンジ1000 0105 木槿が咲いた

           30年前は、家のぐるりに大小の木槿(むくげ)が植わっていて、いつか数えたら13本だった。いまは、池のそばに4、5本、表に1本。細い幹からしなやかな枝が手指ように広がり、薄く柔らかく、明るい緑の小さい葉が繊細な陰影を作り出している。夏には白い花が咲く。  あー、こどもたちよ、そろそろ夏だからな、あの木に花をつけにゃならん。花の数も多いしの、ちょっと予定が立て込んどるんで、ささっと、つけに行っておいで。と、神様が、見習いの子供天使達を一斉におつかわしになった。子供天使達は一人

          勝手にチャレンジ1000 0105 木槿が咲いた

          勝手にチャレンジ1000 0104 ショーン・タン「いぬ」

           以前、A・マッソの加納さんが紹介していた、ショーン・タンの「セミ」を買いに本屋に行って、「いぬ」も買ってしまう。 「セミ」は、ちょっとシニカルだけど、「いぬ」は、犬と人間の長い関わりが、静かに、熱く、ストレートに胸に迫る作品だった。絵本の力と言うものを久々に感じた。     夜、くりのすけと庭に出る。  くりが、セミの脱け殻を見つけた。ベランダの隅の乾いたところにいつまでも残っていた脱け殻だ。くりは草とか花とかをかじったりするし、手頃な石ころなんかをあめ玉のようにカラカラ

          勝手にチャレンジ1000 0104 ショーン・タン「いぬ」

          勝手にチャレンジ1000 0103 ジャスミンとコブミカン

          すっかり実家の子になってしまったジャスミンとコブミカンだが、冬を越えて4年目も元気に夏を迎えられそうだ。 このとき一緒に引っ越したライムは結局枯れてしまったのだけど、ジャスミンとコブミカンは洗濯物干場の屋上でしっかり育っている。  コブミカンは新しい赤く小さな葉がたくさんつき、春先は葉の色も薄く、手触りもへなへなしていたジャスミンも、すっかり色濃くしっかりして、花も咲き始めた。 何より嬉しいのは、こぶみかんにアゲハの幼虫を発見したことだ。例年この時期にはたくさんの幼虫を養

          勝手にチャレンジ1000 0103 ジャスミンとコブミカン

          勝手にチャレンジ1000 00102 家猫ネオちゃん

           ネオは私のベッドに潜り込むか私の上に乗るかして一緒に寝る。密着しなくなったら、春だなーとか、寄らなくなったら、夏だなーとか、感じる。蜜月的な私たちの夜に水を差すのはくりのすけの鳴き声だ。くりが鳴き始めると、私がなだめたり叱ったりしに、くりが寝ている居間に行く(と言っても、襖一枚隔てた隣の部屋)ので、ネオもニャッと短く鳴いて起き上がる。にゃんだよー、こどもー。はいはい、いってらっしゃい、みたいな感じだ。そして、くりを静かにさせて、また、寝室に戻り一緒に寝たり、もう起きたからご

          勝手にチャレンジ1000 00102 家猫ネオちゃん

          勝手にチャレンジ1000 0101 トマト。

           ちょっと遅くなったけど、トマトの苗を買ってきた。今年は中玉のもの1株だけ。  一昨年、昨年と、暑すぎたのかトマトは不振。ことしはどうかな?中玉で挑戦!  ところが鉢がない。去年のトマトの鉢はライチーが入居済み。候補物件はカタバミや例の葉っぱの大きいスミレが占拠している。 スミレとカタバミかー。2つとも地面に溢れてる、といえば溢れてるのだけど・・・。   去年のトマトの土が残ってる。結局、袋に花と野菜の土、というのを足して袋に植え付けた。昨今良く見る袋で栽培方式。 カタバミ

          勝手にチャレンジ1000 0101 トマト。

          勝手にチャレンジ1000 0100 祝100回!何事も実践あるのみ。千里の道も百歩だわ。

           100回にして告白します。  実は、私は別に園芸はそんなに好きではなかったのです。小学校でもお花を育てる園芸委員をするなら、ウサギやニワトリの世話をする生物委員、いきものがかりの方がまだすきだったし。だけど、やっぱりそれも毎日エサやりや掃除があるし、ちょっとめんどくさいな、と思ってしまうような子供でした。やりたかったのは本を読むことだけ。完全なるインドア派で体を動かして花壇を作ったり、花を愛でたり、戸外で緑を楽しんだり、ということにはあまり関心がなかったのてした。しかし、う

          勝手にチャレンジ1000 0100 祝100回!何事も実践あるのみ。千里の道も百歩だわ。

          勝手にチャレンジ1000 0099 発見、くちなし!

           先日から、夜中あるいは明け方庭に出るとどこからか良い香りがするのに気付いていた。橙の花(ネロリというものですね)は終わったし、何か他に芳香のある植物がうちにあっただろうか?ハーブ類は葉をもみもみすれば香るけど、まわりに香りを振り撒くものはうちにはない。暗闇の中、まるでくちなしの花のような素晴らしい芳香が満ちていた。  さっき、小雨の中、くりのすけと庭にでた。黄色いものが目の端に映った。黄色?不思議に思って良く見たら、地面にたくさんの黄色の花が落ちている。待て待て、こんな花

          勝手にチャレンジ1000 0099 発見、くちなし!