鹿間羊市

フリーライター。 ジョークサイト「脱線言語ミュージアム」(https://www.shikama-yoichi.website/)運営中。 Educational Lounge様(https://www.educational-lounge.com/)にて、「像に溺れる」連載中。

鹿間羊市

フリーライター。 ジョークサイト「脱線言語ミュージアム」(https://www.shikama-yoichi.website/)運営中。 Educational Lounge様(https://www.educational-lounge.com/)にて、「像に溺れる」連載中。

    マガジン

    • 日記・エッセイ

      思ったことをなるべくそのまま残しとこうと思います。推敲などしていないので論理性は皆無です。ぼやきが多くなるかもしれません。

    • シカマの「マジか」な漫画批評

      えげつねぇタイトルセンスのマガジン。 気になる漫画について語ります。作品の魅力、そこに映し出されている世相、そういうものに言及したいと思います。

    • NBA

      NBAについて書きます。ただのファン日記。 永遠のコービーファン。 KD、ドンチッチ、CP3、カワイ、ジミーあたりが好き。 スマートも好き。マギー萌え。

    • ボツ企画とか

      主観的な要素が強かったり、企画としてインパクトに欠けていたりなどの理由から、メディアで記事にならなかったものを掲載していきます。編集や校閲など入っていないため、記載に誤りなどあればお知らせいただければ幸いです。

    • 東京西側放送局:配信後記

      • 26本

      収録時に喋りきれなかったことについて各人が書き下ろした記事を公開しています。

    最近の記事

    • 固定された記事

    プロフィール

    文芸・ジャーナリズム関連の記事をメインに扱うフリーライターです。 1986年生まれ、早稲田大学文学研究科哲学コース修士課程修了。非常勤講師やWeb制作会社のライターとして勤務した後、2020年に独立。 このnoteでは主に趣味で書いた詩や小説をアップしています。ご感想などいただけるとうれしいです。 お仕事のご依頼も受け付けています。 ご連絡は下記アドレスまでお願いします。 shikama.yoichi@gmail.com 公開中の創作物「像に溺れる」……Educatio

      • 「挫折つづきの君たちへ」あらすじ

        幼い頃から優秀な兄と比較され続け、「自分は特別な人間ではない」と思い続けてきた翔平。バスケットボールとの出会いを通じて、兄とは別の生き方を見出すが、高校に入りあまりのレベルの違いに心が折れる。 兄の非行により崩壊しかける家庭のなかで、生来のひたむきさを取り戻し、「特別ではない人間」としての生き方を地道に探っていく。 万年ベンチウォーマーの、小さな小さな英雄譚。 作品リンク https://note.com/yoichi_shikama/n/n35cf7ea591bc

        • 「挫折つづきの君たちへ」本編

          幼稚園の制服を、いつまでたっても着ることができなかった。ボタンを留めるのがどうしても苦手だった。ひとつ留めていくごとに、こっちの体まで動かなくなってしまう気がするのだ。 最初はボタンの留め方を逐一教えてくれていた母も、毎朝癇癪を起こすぼくにあきれ果て、いつしか諦めの表情でじっとこちらを眺め、バスの時間ギリギリになって無言でボタンを留めるようになった。 「リンゴが3つ、ミカンが6つあります。あわせていくつになる?」 両手の指で数えようとしたが、ミカンの分の指が足りなかった。

          • 「ネガティヴィテート」あらすじ

            洗礼によって感情の起伏を抑えられた人々の暮らす町。孤児院で育ったハルは、疎外感を抱きながらも唯一の理解者であるユナを心の支えに学校生活を送っていた。 ところが、怒りの爆発によって超能力に目覚めた「ネガ」たちの集団である「リベラ」の襲撃を受け、孤児院の仲間とユナはどこかに連れ去られてしまう。 自身も「ネガ」の能力に目覚め、リベラの対抗戦力「ヴェヒター」に所属することになったハルは、ユナと仲間を取り戻すべく、黒い光を身に纏いながら熾烈な戦いに身を投じていく。 第1話 https

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          • ぼくは世界からきらわれてしまいたい
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            「ネガティヴィテート」第3話

            ヴェルがいたのは、最初にハルが連れてこられたのと同じ白い部屋。 「アオとミドリは戻ってて」 「せちがらいなぁ」 「よるべないなぁ」 ハヤトの言葉に、とぼとぼ二人は戻っていった。 ノックをしてハヤトが部屋に入り、ハルもそれに続く。 ハルを見るなり、ヴェルの顔が引きつり、身構える。そのリアクションにハルは少しショックを受けつつ、生きていてよかったと安堵を感じるのでもあった。 「……私、なんで生きてるの?」 「外部の人間には言えない。ただ、君の存在は一度間違いなく消えている。あと

            「ネガティヴィテート」第2話

            「そいつ、処分しちゃおう」 突然殺意を向けてきた女に、ハルは尻込みする。 パンパン、とハヤトが手を叩いた。 「まぁまぁ。ごめんね、この子、ちょっと中二入ってて。過激な言動がカッコいいって思っちゃってるんだよね。ピアスも全部シールだしね」 「は? 消し炭になりたいか」 「ホラね? でも、仕事には一番真面目だから、勘弁してあげて」 女は舌打ちして、少し照れたように黙り込む。 「ほら、自己紹介」 「レン。アナン・レン」 「サクラギ・ハル。よろしくレンさん」 「気安く名前で呼ぶな。カ

            「ネガティヴィテート」第1話

            人間はかつて、みずから作り出した力によって文明を滅ぼした。 荒廃した世界には新しい神が現れて、残された人間たちを理想社会へと導いた。 世界は小さくなったが、そこには争いも貧しさもなくなった。 神に従順であること。 生きるために必要なのは、ただそれだけだ。 「あなたはこれから、凄惨な試練を乗り越えなければいけません。あなたは、これまで知らなかった怒りを知ることになるでしょう。怒りに身を任せてはいけません。許すことを知りなさい。他人はもちろん、自分自身を許す術を見つけるのです」

            世界を切り取りはじめたウーレイ

            4月からウーレイが保育園に入り、GW明けから妻が仕事に復帰した。フリーライターとして独立してからはじめて、自宅での業務に集中できる環境が整ったわけだが、GW直前に受けた尿管結石の手術の経過が芳しくなく、5月前半はほぼ死に体で過ごした。 ともあれ、腫れ上がっていた腎臓も落ち着いたらしく、1年ぶりに健康不安のない日常が戻ってきた感じがする。尿管結石との戦いの記録はまた別の機会に書くつもりだが、なんにせよ再出発の気分に包まれている今日この頃である。 家に家族がいると、気分転換に

            ウーレイはトーマスを酷使する

            息子のウーレイは電車が好きである。毎日「カッカー(カンカン、踏切のこと)」と叫んではリモコンをこちらに差し出し、電車のYouTubeを見せるようにせがんでくる。 数ヶ月前、私の母、すなわちウーレイの祖母からプラレール一式とトーマスをプレゼントされ、それなりにお気に入りである。ただし、線路の方は組み立てるそばから破壊されてしまうので、トーマスはもっぱら道なき道を走っている。たまにソファーの下まで潜り込み、手の届かないところで虚しくカタカタ音を立てていたりする。クイックルワイパ

            漫画『オトメの帝国』に学ぶ「尊さ」の存立構造

            私はこれまで、「尊い」という言葉に対して懐疑的であった。しばしば聞かれる「推しが尊い」といった言明を、「好き」の言い換えくらいにしか認識していなかったのである。 ところがこのほど、私は突如として「尊い」の本質的意義を内在的に直観する機会に恵まれた。友人に勧められて読んだ漫画『オトメの帝国』が、私の精神に「尊い」のビッグウェーブを到来せしめたのである。 『オトメの帝国』は、現在ジャンプ+で連載中の百合漫画である。女子校を舞台に、さまざまな百合カップルの恋愛模様をオムニバス的

            タコピーとは私たちのことである――Web漫画『タコピーの原罪』について

            ※ネタバレ含 少年ジャンプ+で連載中の『タコピーの原罪』(著:タイザン5)が面白い。 ハッピー星から「宇宙にハッピーを広めるため」にやってきたタコピーが、学校で過酷なイジメに遭っている小4のしずかちゃんを救うため、ドラえもん的「ハッピー道具」を用いて悪戦苦闘する物語である。 この作品において特徴的なのは、しずかちゃんを救うはずのハッピー道具が、彼女の現状を改善することには一切寄与していない点である。出会った当初から、タコピーは空を飛ぶ道具などでしずかちゃんを喜ばそうとす

            NBAの“イケおじ”たちを紹介するぜ

            NBAが開幕した。これからNBAを見始める人にとって、もちろん見ていて楽しいのはスーパースター達のスケールのでかいプレイだろう。 しかし、あらゆるチームスポーツがそうであるように、スターだけではチームは成り立たない。黙々と自分の役割をこなす「ロールプレイヤー」たちの仕事に注目してみるのも、NBAの楽しみ方のひとつである。 今回は職人気質のロールプレイヤーのなかでも、味のあるベテランたちを紹介しよう。 P.J.タッカー/マイアミ・ヒートいまNBAでもっともアツいイケおじと

            「大学の授業で月30万円」の記事が今さら炎上しているワケ

            東洋経済オンラインの2015年の記事がなぜか燃えている。「「仕事が楽しい」の本当の意味を教えよう」と題された記事であり、楽しさの正体を探るための思考実験として「月給30万円もらえるとして、定年まで大学に通いたいと思えるか」という問いが発される。記事の筆者は「そんなん楽しくないよね、まだ仕事する方がいいでしょ」というスタンスを取っているが、Twitter上では「30万ももらえて大学とか天国やん」といったリアクションが溢れている。 記事の要旨としては、「つらいことのなかで、たま

            ウーレイと飛び去った鳩

            息子のウーレイを公園に連れて行った。外を歩かせたのである。地面に下ろすと、数秒躊躇した後、よたよたと歩きはじめた。案外受け入れるのが早かった。 それはいいのだが、とにかく歩みを止めない。ずっと地面の感触を確かめながら、無言でぐるぐるうろうろしている。何かを確かめようと必死なのである。 10分以上歩き続けているので、休憩させようと持ち上げるが、潔癖な猫のように体をよじらせ腕から脱出しようとしてくる。世界に対する認識のすり合わせが済んでいないのだ。仕方なくその場で水だけ飲ませ

            かりんとうと虚無

            かりんとうが好きだ。黒糖のも、白砂糖のも好きだ。コストに対するカロリーも高い。100円で600kcal前後である。コンビニで手に入る食品の中ではトップクラスのカロリー・コスト・レシオを誇っている。 カロリー・コスト・レシオは1円あたりのカロリー量であり、私はお菓子や菓子パンを購入する際、これが「5」以下の食品は決して買わないようにしている。これはなかなか厳しい基準であり、一般にハイカロリーと見なされるドーナツの類いであっても、クリアできるのは半数に満たない印象だ。私がどれだ

            埼玉県民が「右折待ちで右に寄らない」のは“心がきれい”だから

            東京都民から埼玉県民へとクラスチェンジしたときに、驚いたことが三つある。夜道の暗さ、舗装の悪さ、右折待ちの車の右に寄らなさ、である。前の二つはしばしば言われることだし、まぁ街の規模やら自治体パワーやらで納得できる。最後の現象が謎なのである。埼玉県民は、いや、ぼくが住んでいる飯能に限った話かもしれないが、右折待ちのときに右に寄らないのだ。 もちろん、どこの地方でも右折待ちで右に寄らないドライバーは存在する。しかし遭遇率が尋常じゃないのだ。家から出て300m、前方に見える右折待