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日本の論点 2021~22 大前研一 (著)

今回は、本の紹介をする。僕は、読んだ本については、あらすじや要点を紹介するのは得意ではない。したがって、自分が読んだときの衝動や感情に残っていることを徒然なるままに書いてみるようにする。でもわざわざこうやって文章に残すのは、お勧めの本だからだ。今の日本のこと、世界のこと、経済のことを客観的に論理的に理解したいと思ったら、大前研一さんの本を読むのが一番いい。わかりやすい文章で明確に簡潔にまとめられているし、大前さん自身の実績からすると本のクレディビリティは高いということになるからだ。

自分は、毎年12月になると必ず、「日本の論点シリーズ」を買って読む。大前研一氏のグローバル視点から見た経済やビジネスの分析が好きだからだし、彼のようになりたいなと思うこともある。この本は、大前氏がプレジデント誌で書いてる記事がピックアップされて、加筆されているが、世界のこの一年を振り返ることができるようになっている。
今年の一番のトピックは、新型コロナであるが、変動が激しかった。感染者数は日々変化するし、また日本政府の対応も日々変わっていき、リーダーシップの在り方が疑われる一年となった。しかしそんなときでも世の中がどう動いていて、私たち個人一人一人はどうかかわっていけばいいかを学ぶことによって動くことができる。この本を読めば、何らかのヒントが得られる。
読み方は、自分の好みに応じて何パターンかあると思う。

だから、自分にあった本の楽しみ方をすればいいと思う。人によっては目次だけを見て、自分が興味がありそうなトピックについて書かれた部分だけを読む人がいると思う。それだけでも十分価値があると僕は思う。僕は、一通りざっと飛ばし読みをして、二回目に興味をもった箇所をコーヒーを飲みながらゆっくりとメモを取って読んでいく。まるで自分が一流のビジネスパーソンにでもなっているかのことをイメージして読む。

本の内容は非常にわかりやすいし、今後の自分自身の社会での在り方に参考にできることが多い。そして自分なりに解釈して、自分なりに考えていく。それを習慣にしてる。機会があったら、友達同士で読んでズームとかで意見交換とかしてみると、面白そう。自分もやって、いろんな考え方を多面的に学んでみたい。
大前氏の意見に100%同調できる部分があった。日本は、20世紀の経済にとらわれたままで、21世紀の経済にアップデートできていない。まさにそう思うことが多々ある。この本を読んでいるとまさに日本はこのままでは沈没すると思う。またその中にいる日本人も、自らが変革をしていかないと生き残っていけないのではないかと危惧することもある。改めて、「自分になる」ことを確立しようと思う。

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