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「よはく」の難しさ

何の心配ごとも気がかりなこともなく、まっさらな気持ちで過ごせた休日。

最後にそんな休日を過ごしたのはいつだろうか。

仕事のこと、家族のこと、人間関係のこと、そんなあれこれが常に頭の片隅にあると、体は休めていても心が休まらない。

そうと分かっていても、「心を休め、余白をつくること」は難しくて、脳内では過去の後悔や未来への不安ばかりが目立ってしまう。たとえそれがほんの少しの割合でも。

片付いていない仕事、返さなきゃいけないメール、追いつかない数字、進展のない二人の関係、そんなことより無になりたい。

ぼくらに必要な時間は、何かを消費する時間ではなく、何も消費しない時間。

コンテンツ過多の時代、気づけば何かを消費する方へ向いてしまう。

「今日も何もしなかった」

そんな日ほど、ひどく目が疲れていて、たくさんのコンテンツを消費している。

“本当に、何もしない”

何もしていないその瞬間に集中できている、そんなひととき。

それは、海を眺めいる時かもしれないし、コーヒーを飲みながらほっとしている時かもしれない。きっと、何だって良い。

それが、自分のことしか考えていない、自分のためだけの時間になるなら。


「余白を作ることは、わがままでいること」なんだろうな。

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