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卑弥呼の真のビジュアルが判明した

人類は、全てアフリカで誕生したといわれている。
我々ホモサピエンスはもちろんのこと、欧州に生息してたネアンデルタール人も、アジアに生息してたジャワ原人や北京原人も、みんなアフリカで発生したという「アフリカ単一起源説」が今では正しいとされている。
以前は「多地域進化説」というのがあり、アジアの猿人が進化して北京原人やジャワ原人に、というように世界各地で人類が生まれたという考え方もあったんだが、近年になり進んできたゲノム研究の結果、この説はもう完全に否定されたようだ。

アフリカでしか人類は生まれなかったということは、もともと猿はアフリカにしかいなかったのかと思いがちだが、そうではないらしい。
猿はアフリカ以外の世界のあちこちにいたとのこと。
ただ、その中でアフリカにいた猿のみが劇的な進化を遂げたんだ。
一体、あの大陸で何があったの?と思うよね。
映画「2001年宇宙の旅」は、その疑問にこういうアンサーを示している。

ある日突然アフリカ大陸に謎の物体「モノリス」が現れ、それに触った猿たちは・・・
急に知性を得て、道具(武器)を使い始めた。

なるほど。
「モノリス」が、聖書でいうところの知恵の実だったわけか。
そして「モノリス」は、アフリカにしか出現しなかった。
そう考えないことには、アフリカ単一起源説はうまく説明がつかないよね。
で、こういう「モノリス」が実際に存在した可能性も、実はあるんだよ。
もちろん、それはあんな謎めいた黒い立方体なんかではなく、普通に天然の鉱石さ。
ただし、それが放射能を帯びたウランのような鉱石だったとしたら?
もちろん、そんな強い放射能を浴びれば通常なら生物は死ぬだろう。
しかし多くが死んでいく中で、ある特定の猿の種族だけが染色体を変容させて生き残ったとしたら?
それは一種の奇形種ということになるんだろうが、結果は大脳の異常なまでの肥大、そして全身の体毛の消失。
そうやって猿はある時期に突然、知性ある霊長類に変容したと考えられないだろうか。

猿からヒトへ、の一般的な解釈

この絵のどのタイミングで「モノリス」に触れたのかは分からんけど、多分人類の誕生は緩やかな進化の着地点ではなく、ある時期に事故のような急な形で生まれたんだと思うよ。
そういう考え方の方が、色々とツジツマが合うのさ。
大体、全身を体毛で覆われていた猿が、進化として体毛を失ったというのがおかしいじゃないか。
「不要なもの」がなくなるのが進化だとしても、体毛を失った人類は、体毛の代わりにわざわざ服を作ってそれを着たわけで。
本当に、体毛は「不要なもの」といえただろうか。
私としては、放射能の影響で想定外に体毛を失ってしまった、と考えた方がツジツマが合うと思うよ。
健康でノーマルな猿の目線で見れば、放射能の影響で奇形種として生まれた彼らは「キモッ!こいつら頭デカすぎ!」「キモッ!こいつら毛がない!」と嫌悪の対象だろうし、完全にモンスター扱いである。
やがて彼らの多くがアフリカから追放され、新天地を見つけなければならない事態になった。

ホモサピエンスの世界への拡散

彼らの集団はアフリカを出て、まずは中東に。
しかしそこで満足しなかったのか、しばらくして一部は欧州へ、一部はユーラシア大陸を東へ。
我々日本人のご祖先様は、後者の方に該当する。
で、ご先祖様の一行はインド行ったり中国行ったりしたんだろうが、これがなかなか定住しようとしない。
その気持ち、少し分かるけどね。
私も引っ越そうと思って不動産屋と物件を見て回る際、「これより良い物件が後から出てくるんじゃないか?」という気がして、ついつい「次の物件、行きましょう」って言っちゃうのよ。
きっとご先祖様も、私と同じ感覚だったんだろう。
しかしラッキーだったのは、最後の最後で大当たり物件、この日本列島に巡りあえたことさ。
こんな条件のいい掘り出し物、正直なかなか出てこないよ。

①気候は寒すぎず暑すぎず、ちょうどいい。
②川が多く、清浄な水源に困らない。
③森林が多く、木の実が豊富。
④海流の関係で、海で魚が多くとれる。
⑤獰猛な大型獣が少なく、暮らすのに比較的安全。

さすがに、これは即決だろう。
変に妥協せず、最後まで粘った甲斐があったよな。
で、ご先祖様たちは、この島国で暮らし始めた。
水も食材も豊富なので、奪い合う必要がないから戦争も起きない。
ひたすら平和に1万年をそこで過ごせたようだ。

土偶

これは、縄文人が作ったとされる土偶であり、正式名称を「遮光器土偶」という。
遮光器というのは何かというと、古代のイヌイット(以前はエスキモーと呼ばれていた民族)が使ったとされるサングラスのようなものである。

イヌイットの遮光器

土偶の目元と似てるよな。
じゃ、縄文人がイヌイットと同じく遮光器を使ってたのかというと、それは分からん。
ちなみに、古代イヌイットの衣装はこんな感じである。

イヌイットの民族衣装

これ、どう見ても私には土偶にしか思えないんだが・・・。
たまたま、似てるだけ?
いやいや、偶然にしちゃ酷似しすぎだ。
普通に考えれば、縄文人とイヌイットに交流があったと見るべきだろう。
しかし、イヌイットがいる北米大陸と日本とでは距離が離れすぎている。
船を使って行き来しようにも、古代の船で太平洋横断というのは、さすがに無理があるだろう。
じゃ、そもそもイヌイットはどうやって北米大陸に辿り着いたのか。
それは、ユーラシア大陸から歩いて行ったんだよ。
昔は、ユーラシア大陸とアメリカ大陸は陸続きだったんだから。

昔のベーリング海峡は陸地だった

付け加えると、日本列島も昔はユーラシア大陸と陸続きだったわけよ。

昔、日本とユーラシア大陸は陸続きだった

で、私は思うんだけど、古代イヌイットと縄文人は、ある時期までは一緒に新天地を探す旅をしてた仲間だったんじゃないか?
血縁があったかは分からんにせよ、少なくとも文化は共有する仲間だった。
で、ある時期に縄文人は日本列島に目をつけ、それに対してイヌイットは
「俺たちは、もう少し我慢して東に行ってみるよ」ということになり、二手に分かれることになったんだな。

イヌイットの民族衣装
イヌイットの民族衣装
イヌイットの民族衣装

イヌイットは我々と同じモンゴロイドであり、北米大陸に渡った初代の部族はもう絶滅したらしいが、別の部族があとを継いで文化を継承してくれたようだ。
縄文人と同じく顔にタトゥーをしてるし、生魚を食う我々と似て彼らは生肉を食うし、やはり彼らの文化は縄文文化と共通するものがあるように思えてならんわ。
だとすれば、縄文人って意外とああいうファッションだったのかもな。
その末裔の卑弥呼も、意外とこんな感じだったりして・・・。

卑弥呼?

いや、困ったな。
私の中での卑弥呼のイメージは、こっちなんだけど。

Fate Grand Order卑弥呼

現実は、それほど甘くないということだ。

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