お醤油屋さんに教えてもらった比率で作ってみた
10月1日は醤油の日。
日本醤油協会さんの新聞広告で10月1日が醤油の日と知りました。
たまたま、多賀町敏満寺の三和醤油さんに行ったのが10月1日。
今日は醤油の日?と三和醤油さんで話していたら、「アナウンサーの安住紳一郎さんが醤油大使で、醤油協会の冊子に載っててな・・・」と、
三和醤油さんから安住さんの話題が出てきて驚きました。
マニアックな話題で。
知ってますよ~と盛り上がりました。実はTBSポッドキャストで、安住さんのラジオ番組「日曜天国」で醤油について、何度も熱く熱く語っているんですよね。
ワインのソムリエノートに全国の醤油の味を、事細かに記録している話などなど、YouTubeでも「日曜天国 醤油」と検索するといっぱい出てきます。
味比べ醤油セットがリスナーに当たるとかも最近あって。ポッドキャストは時差で聴いているので懸賞とか無縁でしたが・・・。
醤油と郷土料理
9月30日と10月1日、日本醤油協会が新聞広告を出していて、
ふるさとのしょうゆプレゼント!!と。
欲しい地域を選ぶと、その地のしょうゆを使った郷土料理を紹介するページに。
地域の食文化と結びつくのは素敵だなあと思いました。
多賀町の郷土料理を作ろうと、
お母さんたちのレシピを再現するじゃないですか・・・。
私は、香川出身なので、醤油もマルキン、出汁醤油も鎌田醤油をよく使っているのですが、その醤油では、多賀町のお母さんたち、IさんやMさん、Kさんの味にならないんですよね。
多賀町の三和醤油じゃないと出来ないんですよね。
芋のツル炊くのも、鮎を炊くのも。
引っ越してきたころは、三和醤油さんの味が辛くて、
だしつゆは、そばつゆのようで受け入れられなかったんです。なにせうどん県民のDNAが強くて。
今は、多賀の食文化が受け入れられているつもりですが・・・。
などと、三和醤油さんと話していましたら、
お醤油屋さんの奥さんも大阪の出身で、多賀町に来られるまでは、濃口はキッコーマン、薄口はヒガシマルで育ってきたとか。
そんな話をしつつ、今、旬の芋のツルを炊くのに
どんな味で炊きますか??と聞いたら、
比率で教えてくださいました。
2:1:1:1
『和食の設計図』分とく山 野崎洋光 さんの本は、だし汁と調味料を、比率で分かりやすく書かれていて、味付けが美味しくできるので、いつも本を見ながら作っています。
まさに、この本のように、空で
「芋のツル炊くんやったら4:2:2:2すなわち2:1:1:1」と、さらっと比率をメモ書きにしてくださったのに驚きました。
私は、比率がなかなか覚えられないので毎度本に頼っているのに、感心しました。
早速、もんぜん市で芋のツルを買ってきて、1時間ほどかけて皮を剥いて準備。
材料
芋のツル・・・一束250gほど
こめ油少々(炒める用)
酒・・・大さじ2
きび砂糖・・・大さじ1
みりん・・・大さじ1
醤油・・・大さじ1
芋のジク煮つくり方
①芋のツルは皮を剥いて、4㎝程に切る
②鍋にこめ油を熱して、芋のツルを入れる
③油が芋のツルにまわったら、調味料を入れる
④弱火にして煮詰める
できあがり
その土地の醤油でその土地の料理を作るのは大事だなあと、醤油の日に実感しました。
三和醤油さんに飾っていた滋賀県の醤油屋さんの数々。70周年記念の前掛け。6年ほど前のものだそうです。三和醤油さんは右の下から4つ目です。
醤油を使う量も昔に比べて減ってきて、廃業されているところも多いと聞きました。
もっと、醤油を楽しみ、土地の料理をいろいろ作って、地元の醤油屋さんの応援が出来たら良いなあと感じた醤油の日でした。
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