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発信と戸惑いが生む人間関係の歪みと対策

こんにちは!TechArtIdeaのYo-yohです。

最近「発信」に関する記事を書いておりますが、少し前にあった出来事についてお話します。


事例:自己発信して犯罪者のように扱われた学生のお話

半年くらい前でしょうか。とある学生さんが、将来のキャリアを見据えてTwitter活動を始めました。プロフィール写真は顔出しで、団体のリーダーを務めているということで、ほぼ本名も明かしている状態です。

その人が年末年始に地元に帰ったところ、親戚や昔の友人たちから大バッシングを食らったそうです。

単純に心配してくれるなら良いですが、「突然頭が狂いだしたのか」「ナルシストなんじゃないの?」「あなたはそんな人ではなかった!」

さしずめそんなところと思います。

その学生さんは、ショックを受けつつも活動を続け、今では数千人のフォロワーを抱えるインフルエンサーとなり、取材案件も受けられるほどになりました。何事も継続です。


なぜ周りの人は責めたのか?

なぜ、周囲の人が異常に反発・非難したのでしょうか?

考える理由は以下と思っています。


①顔出しに対する心配

②得体の知れない行動をする者への排除意識

③自意識過剰な者に対する非難(お調子者に対する粛清)

④行動力がある者に対する嫉妬

⑤自分たちが慣れている環境や価値観が破壊される恐怖


理由が①であればまだ愛を感じますが、残念ながらそうではない様子でした。

なぜ②~⑤のような現象が生じ、その学生さんを傷つけたのでしょうか。

世間一般でも似た事象が見られ、才能ある芽をつぶしています。

原因追及と対策を考えていきましょう。


発信偏差値の低い大多数の世間

まず②と③が起きる原因について。前提として、組織主義で村社会文化をルーツに持つ日本では自己発信に対してネガティブなイメージを持っています。

海外が

・自己発信=自分に責任を持ち生きる

ことに対し、日本(特に田舎)では

・自己発信=うぬぼれ・傲慢・奇人・謙虚でない

といった風潮が否めません。

私も残念ながら似たような被害(言われ)を被ったことがあります。


出る杭を打つ環境から、脱却できない大人達

④の原因について、②と③の裏返しとなりますが、村社会や人間関係のしがらみを気にして「自己発信したいけど出来ない人」「度胸を持てない人」も潜んでいます。

そうした人たちは、人目を気にせず発信できる耐性を持つ人を羨み妬むことがあります。自分に出来ないことを悠々と成し遂げる人を見て、もどかしさを覚えることってありますよね。

自分が持てないものを手に入れている人を攻撃する人が、一定数いるのです。


環境に支配され無意識に依存する人達

以前の記事でも紹介しましたが、自己発信できない人はマクロ的に見て存在できないに等しいです。

情報社会では一層そうなります。大多数の中に埋もれてしまい、自身の居場所を構成することができなかったり、周りの環境に適応できなくなる懸念があります。

情報社会とは対照的に、

考え方が古く、頭の硬いレガシーな環境では、自己発信しなくても存在感を保てるところもあります。環境に洗脳されているが故、発信をサボっていてもコミュニティの中に存在できます。しかしその環境はたいてい問題を抱えていて、人間関係や上下関係が適切でなかったり、文化や思い込みが偏っていて排他的です。それなのに外部社会から置いて行かれると周りに責任転嫁したり八つ当たりする始末。皆さんも心当たりはありませんか?

冒頭でお話しした学生さんの地元が、まさしくこういったレガシーな環境だった訳です。将来を見据えWeb活動していた学生さんは、周りから目の敵にされてしまいました。


レガシーな外野に対する対策

こうした人たちとの対策ですが、

・距離を置きましょう(!?)

と真っ先に言いたいところですが、実際そう簡単にいきません。

中には大切な友達もいて、一過性のことで縁を切るのも間違いと思います。

なので、レガシーな人たちには、環境に洗脳されやすい性質を逆手にとって味方にしてしまいましょう。

(どういうこと、、??)

つまり、環境という前提に左右される人は、前提さえ崩して新しく再構築すれば(つまり説明してわかってもらえれば)手のひらを返すからです。

彼らは簡単に手のひらを返す人たちです。よくは思いませんが、アンチになるよりは味方にしたほうがマシです。。。


よって、以下の対策を試しましょう!

・今の時代はこれが主流なんだ!と多少盛ってでもしつこく強調する

・結果を出して見せつける(彼らは権威主義に弱いので。)

・今の流行について、多少鬱陶しがられても細やかに説明する(考えなしに行っているのではなく、細かく理解した上で行動しているとアピールすると、環境に依存しがちな人々は、「そういう環境があるのか」と自分勝手に脳内補完し、思考停止して、勝手に納得します。)


環境に従う能力はある程度は必要ですが、依存すると迷惑人になりがちです。だからこそ、相手の環境をアップデートしてあげるくらいの意気込みでいたほうが、私たちも傷つきを抑えつつポジティブにその人と関われます。

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環境の変化が激しい世の中です。

環境適応力や、適応の速度は人それぞれ。きっと今回お話ししたようなすれ違いは多々発生するでしょう。

出来ればお互いに新しい考え方を広め合って、お互いの環境をアップデートし合える、そんな世の中にしたいものです。

そして、新しいアイデアや行動が潰されないように、日々心掛けていく必要があるのです。


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