わし

FUJIFILM|X100F(19.4/27)|X-Pro3(20.6/29)|関東田…

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FUJIFILM|X100F(19.4/27)|X-Pro3(20.6/29)|関東田舎在住|自分にしか書けないものを、書いていこうと思います|

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    iPhoneやfujifilm-x100fで撮った日常の切り取り。

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    • 一眼レフカメラという選択

      2023年6月24日 僕は、PENTAXのデジタル一眼レフカメラである、K-3 Mark IIIという名のカメラを手に入れた、ミラーレス全盛期にである カメラに詳しくない方々に簡単に説明しますと、カメラには映像素子があり、そこにレンズを通して得た光を電子信号に換えて、写真という名の画像が生成されるのであるが、元々、ファインダーと呼ばれるのぞき穴は、映像素子の前に組み込まれたミラーと、それを反射させるプリズムガラスがあることによって初めて、レンズ越しに見える世界が映る これ

      • 日常|X100F

        かれこれ3年の付き合いになる 初めて買ったカメラがこのX100F、コンパクトデジタルカメラという括りの中で、その範疇に似合わない外観と性能を宿した、FUJIFILMの人気機種である 一つ難点を言うと、開放F値である絞り値2の描写が、甘くて解像度がそれほど良いわけではない、故に、現代レンズのような開放からピント面がシャープなレンズのつもりで使うと、痛い目に遭ってしまう 否、その描写が受けつけなければ絞ればいい話なのだが、開放で使いたいと願うユーザーは多い、しかしながらこの

        • blue

          朝になる前の、曖昧な光がたまらなく愛おしい、寝ぼけたまま、携帯電話の灯りをつけると、目に飛び込んでくる人工的な光、わたしはそれを求めてはいない、かと言って、明かりすぎる太陽光も、求めてはいない、この、何かが変わるかもしれない青さが、期待をさせてくれる、わたしの人生の1ページ、否、意識されないレベルの、ある一コマの中のしょうもない部分に、ふらりとやってくるこの青さが

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        記事

          詩|あなたに

          日々の記憶が 眉間を皺寄せさせたり 口元を綻ばせたり それに振り回されたり あなたと居る今が ただ幸福なだけなのに 光が差す部屋の中で 暗がりを求めて 内側に引きこもろうとする あなたは明るい部屋が好き わたしもそうなりたいのだ 手を繋いで あてもなく歩くと 小さな花が 道端に咲いていた 縁石から灰色を突き破って咲いている あなたはその力強さに 驚いて わたしに同意を求めた わたしは確かにそうだと頷く それ以上に あなたのその気づきが 忘れていたものを 表出させてくれた

          詩|あなたに

          随筆|吐き出すためのバケツ

          鬱憤が溜まる、消化し切れない食べ物は、胃に留まり続け、時に不快感を催す、鬱憤とは、消化し切れない食べ物が、いつまでも胃の中に停滞しているようなイメージだろうか 吐き出すためのバケツと言うと、少し乱暴な言葉になってしまう、綺麗な表現をしたいのだが、少し思いつかない、これは今の自分自身の気分のせいなのだろうか お皿が用意されている、このお皿は何かを乗せる為に存在している、お皿としての価値を決めるのは、何も、何かがそこに載った瞬間だけではなく、そのお皿自体にも大変な価値があるの

          随筆|吐き出すためのバケツ

          日記|タケノコサディスティック

          6:55頃、起床 今日も特段、悪い夢を見ずに起きる事ができた、猫野郎がうんちをしたが、あまり量は多くない、彼女がいない朝は、当然のように、トイレ始末や、餌の準備はわしが行う このルーティンは、肌に染み付いているので、やらないと少しぽっかり穴が空いたような気持ちになる、やっている事は、執事のような手の込んだサービスであるのだが(そんなに手は込んでいない)、猫野郎は、それを当たり前だと思っている、気付けば、餌はお皿に盛られておるし、トイレは片付けられている、ご飯の後のお昼寝(

          日記|タケノコサディスティック

          日記|朝の気分

          6:45起床 毎日、気分が悪くて仕方がない朝は、昨夜に観る夢のせい 今日は珍しく、悪い夢も観ずに、いつもより少し早めに起きる事ができた そんな朝は、心が幾分か穏やかになれる、「生きている事が辛いなら」、森山直太朗の歌も、頭には流れない(否、毎朝その歌が流れるわけではない) 早めに起きると、時間に余裕があるため、ただそれだけで一日のスタートが変わってくる、本当は毎朝、早起きしたいのだが、習慣とは怖いものだ、あの頃のように、5:00前に起床して、家事をこなし、ご飯を食べ、テ

          日記|朝の気分

          君が生きている事に、ただ、感謝する、君が生きているだけで、それだけで十分だと、それ以上の欲は生まれないのだと、そんな綺麗事が、いつものスタンスであればいいのに、欲深さが、時に君を見えなくしてしまう、真理を見つめて

          君が生きている事に、ただ、感謝する、君が生きているだけで、それだけで十分だと、それ以上の欲は生まれないのだと、そんな綺麗事が、いつものスタンスであればいいのに、欲深さが、時に君を見えなくしてしまう、真理を見つめて

          生きてることが辛いなら、そんな歌を、森山直太朗が歌っていた、今ふと頭に思い浮かんだ、ちゅらさんの再放送を観た、生きてるって楽しい、国仲涼子はそう海に叫んでいた、人生は、人生は思った以上にうまくはいかないけれど、楽しい方がいい、わがままに生きよう

          生きてることが辛いなら、そんな歌を、森山直太朗が歌っていた、今ふと頭に思い浮かんだ、ちゅらさんの再放送を観た、生きてるって楽しい、国仲涼子はそう海に叫んでいた、人生は、人生は思った以上にうまくはいかないけれど、楽しい方がいい、わがままに生きよう

          もう会えないのね、いやまたどこかで、喪失の後、僕はシャワーを浴びた、暫く俯いていると、出窓の向こうから女性の笑い声が聞こえてくる、恋人が冗談を言って笑わせているのだろう、当時はそれが当たり前のようで、本当は、幸福でしかないその笑い声は、耳の裏側でしこりのように残存した

          もう会えないのね、いやまたどこかで、喪失の後、僕はシャワーを浴びた、暫く俯いていると、出窓の向こうから女性の笑い声が聞こえてくる、恋人が冗談を言って笑わせているのだろう、当時はそれが当たり前のようで、本当は、幸福でしかないその笑い声は、耳の裏側でしこりのように残存した

          人を想うことが、苦しみにも、悦びにもなり得るような不安定さが、私たちが自我を持つことの醍醐味でもあろうと、貴方は言った、それを上回る愛があることもまた真実なのだと、貴方は言った、貴方を守りたい、それ以外は必要ないのかもしれない、僕はそう思った、貴方を愛するということ

          人を想うことが、苦しみにも、悦びにもなり得るような不安定さが、私たちが自我を持つことの醍醐味でもあろうと、貴方は言った、それを上回る愛があることもまた真実なのだと、貴方は言った、貴方を守りたい、それ以外は必要ないのかもしれない、僕はそう思った、貴方を愛するということ

          そうだ、明日、ピクニックにでもいこうよ、柄のないブルーシートに、近所のパン屋さんで買った美味しいクルミパンと、コンビニのコーヒーを、ただ、何もない草原の中で、その匂いがいつかの思い出となるようにと噛み締めながら、ねえ、いいでしょう、特別は要らないんだ、ありのままで、それだけで

          そうだ、明日、ピクニックにでもいこうよ、柄のないブルーシートに、近所のパン屋さんで買った美味しいクルミパンと、コンビニのコーヒーを、ただ、何もない草原の中で、その匂いがいつかの思い出となるようにと噛み締めながら、ねえ、いいでしょう、特別は要らないんだ、ありのままで、それだけで

          不自然にあくびをするものだから、どうしたのと問いただしても、上の空で今日の空を見上げる、言葉にしなくては伝わらない物事は確かに多いけれど、言葉は嘘を多分に孕んでいる、君が放つその匂いや色が、真実を伝えている、明日の天気を伺うように、どこか不安な形をした君がここに居る

          不自然にあくびをするものだから、どうしたのと問いただしても、上の空で今日の空を見上げる、言葉にしなくては伝わらない物事は確かに多いけれど、言葉は嘘を多分に孕んでいる、君が放つその匂いや色が、真実を伝えている、明日の天気を伺うように、どこか不安な形をした君がここに居る

          詩|愛について

          愛を出そうとする瞬間があるならば、それは、既に、愛がその場から消失した瞬間でもある、いつの日もそこに眠っているはずのものを、人は見向きもせずに、ただ己の欲に従って生きている、見つけるべきものは、途方もない出口の、見えない場所への終着点ではなくて、ただそこにある、置き去りにされそうな自己の救済である、愛はそれを可能にする、そう信じている

          詩|愛について

          随筆|スポットライト

          人は、少なからず、その環境に良くも悪くも依存して、そこに影響される、これが正しければ(否、これをわしは正しいと信じているが)、触れる物事の選定が、今の自分を作っていくし、そこに責任も生まれる、その自分自身に作り上げた自分への責任である だからわしは、その環境に身を置いたことで得られることの、一寸先の未来の自分の顔を思い浮かべる、その顔が酷く沈んでいるのであれば、その選択は間違いである わしはわしを生きているのだから、何も自ら、救いようのない世界に、足を踏み込まなくてもいい

          随筆|スポットライト