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趣味|一眼レフカメラという選択

2023年6月24日
僕は、PENTAXのデジタル一眼レフカメラである、K-3 Mark IIIという名のカメラを手に入れた、ミラーレス全盛期にである

とてもかっこいい

カメラに詳しくない方々に簡単に説明しますと、カメラには映像素子があり、そこにレンズを通して得た光を電子信号に換えて、写真という名の画像が生成されるのであるが、元々、ファインダーと呼ばれるのぞき穴は、映像素子の前に組み込まれたミラーと、それを反射させるプリズムガラスがあることによって初めて、レンズ越しに見える世界が映る

これが主流だったのだが、時代の流れで徐々に衰退し、今ではそのミラーなりプリズムなりを取っ払ったミラーレスカメラが主軸になった

理由は、単純にミラーとプリズムを廃すことによって、重量が変わってくるからである、技術革新は、便利に楽に軽量化という流れを作り、カメラもその域を出るわけではなかった、一眼レフカメラの弱点である重さが、時代の流れに少し足枷になったのであろう

最も、重いことだけが衰退の原因ではないのであろうが、それを語りたいわけではないので、割愛します

FUJIFILM X100F
FUJIFILM X-Pro3

現時点で僕が持っているカメラは、FUJIFILMのX-Pro3とX100Fであり、この2機種はミラーレスカメラである、レンズ越しに見た嘘のない世界が広がる一眼レフカメラとは違い、映る世界は電子情報を介して得た世界である、その世界は、予め定められたゴールの地図を持って探検するような、もとい、正解がわかっている物に正解だと告げるような世界でもある

これが悪いことのような言種ではあるけれど、特段、そういった意図はない、 その世界は間違いが多くはなく、正解までの距離が近いという効率主義の現代にとっては、とても頼りになる革新性がある、御多分に洩れず、僕もその恩恵を受けて生きてきた(というよりも、その世界が当たり前であった、ガラケーのカメラ機能に映った世界もまたそう)

ただ、スマホやカメラで写真を撮っていく中で、その正解が自分の中の正解ではなく、何かに当てはめたような正解のように感じてしまった自分がいるのは、これは間違いではない、僕はそう感じていく中で、カメラで写真を撮るというアドバンテージをもっと体験したいがために、光学ファインダーという機構に大変な興味を持ちはじめていた

X100F

液晶画面と睨めっこするのではなく、ありのままの世界から自分なりの正解を探していく、その世界に浸りたいと思っていた(ここでいう正解とは、撮れた写真に対する誰かと比較した時のそれではなく、自分の中で対峙していく中での嘘のないもの)

FUJIFILMのこの2機種は、OVFモードが使える、OVFとは光学ファインダーである、素通しのガラス越しに、電子情報を組み込ませて、あたかもOVFで撮影しているような感覚(否、それもハイブリット型のOVFではあるけれど)を得ることができるものである、勿論、ピントを合わせる際は、電子情報に置き換えられた小さな小窓でそれを確認する必要にあるが、僕が望んでいる世界と近しい体験ができ、これがこの2機種を使う上でのスタンダードな撮影手法になった、もちろん、マニュアルでピントを合わせて、撮影結果は、その都度確認するのではなく、休憩時や帰宅後に見る、これがフィルムライク的な使い心地でとても気に入っていた

FUJIFILM X-Pro3
FUJIFILM X-Pro3

事件は唐突に訪れる

東京は新宿、北村写真機店というカメラのキタムラが運営するおしゃれなカメラショップに訪れた時である

階段を登り、登った際の踊り場にポツリと展示してあったNikonのフィルムカメラ、New  FM2のファインダーを覗いてしまったのである、フィルムカメラはレフ機なので、僕が望んでいるレンズ越しの嘘のない世界が広がるのだが、覗いた瞬間、こんな綺麗な世界があるんだ、しかもボケまで確認できるやい… 感動したのである

それがきっかけでレフ機に興味を持ちはじめた
では何故、そのままNikonのNew FM2をお迎えしないのか、それはフィルムカメラだからである、フィルムの高騰や、単純にフィルムにお金をかける余裕がなく、気軽にデジタルの世界で趣味を楽しみたいという前提が僕の中ではあったため、デジタルの光学ファインダー機をいつかは手にしたいと志したのである

話がなげええええええええ

ご最もである

本題に入ろう

PENTAX K-3 Mark III
PENTAX K-3 Mark III


時は元禄(令和ですけど)、PENTAXの一眼レフ機にmonochrome専用機が発売されたのは、記憶に新しいと思う、SNSで何の脈絡もなく流れてきたこのカメラのデザインを見たところ、単純にめちゃくちゃなかっこよさがあって(特に、PENTAXのロゴがグレーである部分、主張しないそのさり気なさが凄くいい)、そこで一気にPENTAXという存在が僕の中に現れたのである

調べていくうちに、ミラーレス全盛期の中、一眼レフカメラを製造しているのは、PENTAXしか存在しない、そして、高らかにこれからも一眼レフカメラを作っていくという宣言をした唯一のメーカーでもあるのだ

こんなに胸が躍ってかっこいいメーカーは、PENTAX以外で言うと、独自の路線を貫いているLeicaくらいではないだろうか、僕はそのカメラというより、その熱意だとか意志に投資したいと思って、このK-3 Mark IIIを購入した、応援したくなったのである

我ながら、いい買い物の仕方をしたなという自負はあるし、買って後悔したことが一度もない

PENTAX K-3 Mark III

はじめて覗いた光学ファインダー、実をいうと店内の暗い場所で覗いたため、宣伝文句の割に暗いなあと思ってしまったが、野外でいざ撮影すると、やはりこのレンズ越しにみる嘘のない世界にうっとりできている自分がいるし、もはや正解を探すとかそれ以前に、撮っていて楽しいと思わせてくれるこのカメラは、撮影する体験をよりユーザーに与えてくれる魔法の機械だと感じた

素直にいえば、探り探り露出を変えつつ、ボケの量も最適なところでおさえようだとか、色々難しい部分は多いけれど、ミラーレスにはない魅力が山ほど詰まっているから、このカメラないし一眼レフカメラを使える幸福というのは、思った以上にあるというのは、一眼レフカメラを持つことによってわかることではある

PENTAX K-3 Mark III

光学ファインダーという選択
一眼レフカメラという選択は、僕の中では間違ってはいなかったし、僕の中での正解であった、これを教えてくれたPENTAXには感謝しかありません、ありがとうございます

ということで初めてキーボードでこの長文を打ってみましたが、スマホより断然いいですね、元々、パソコンを使うような環境にはいないので、いい練習になります、また長ったらしい文章を打つことがあるかもしれませんが、その時はお付き合いください読んでくれる人いるかわからないけれど

それでは、肉まんならディエゴスタ派のわしでした
したらば!!!

いわゆる、駄文