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GWの旅、再び台湾へ。今年から「臺灣文創書店東京」というシェア書店(ブックスタジオ)で開始しており、その仕入れも兼ねて、本屋巡り。今回は古本屋を中心に廻っています。

◯臺灣文創書店東京
https://www.instagram.com/taiwanbooks.tokyo/
https://www.facebook.com/taiwanbooks.tokyo

◯ブックスタジオ

台北駅までバスに乗る


台北駅北側の鉄道博物館「國立臺灣博物館鐵道部園區」に行こうかと、ホテル近くのバス停から台北駅までバスに乗る。

今思うと、中山駅→北門駅まで緑線で一駅でした。赤線でも一駅だが、博物館が台北駅から遠いので、当時はバスの一択しか思いつかず.…

652番に乗り、台北駅へ。googlemapでバスも使えるので慣れれば、使いやすいです。ただし幾つか注意点あり。
・バスが来たら、手を挙げるなどアピールしないと、降りる客がいなければ通過してしまう。
・乗車時、下車時に悠遊卡をリーダーにタッチする
・「前から乗車」等あまりルールはない
・渋滞等でルートが突然変わることがある

以前、レインボーパレードのときにバスに乗り、パレードルートを避けるために車内アナウンスのあと、急遽ルートが変わったことがあります。
台北駅バス停に到着。忠孝西路と重慶北路の交差点に近いバスターミナルに到着。すると忠孝西路の対岸にリノベーションされた建物発見。

國家攝影文化中心 臺北館

「國家攝影文化中心」は日本語で言うと、「写真美術館」。こちらの方が面白そうなので、訪問地変更。朧気ながら、以前リノベーションして開館したニュースを見た記憶があります。

2023年5月初旬に開催されていた企画展は、二次大戦後の台湾を記録した写真家による写真展と現代作家の展示の2つ。

國家攝影文化中心 臺北館(旧大阪商船株式会社台北支店)資料館

展示室の中に建物の常設展示室があります。1937年大阪商船株式会社台北支店として、渡邊節設計により、この建築が建てられています。その後臺灣航業有限公司、臺灣省公路局(交通部公路總局前身)の事務所になり、その間、改修増築がされていたとのことです。

改装後は、3階建てが4階建てになり、東側が一部撤去され、9階建ての別棟が増築され、かなりの改変がされましたが、2014年に台北市の指定為市定古蹟に指定され、「國家攝影文化中心臺北館」に改修することが決定されたようです。出来るだけ竣工当時の姿に復元改修され、2019年に完成したとのことです。

他の博物館もそうですが、見学していると、よくよく年配の方々の団体に遭遇します。ガイドの方の熱の入った解説に魅了されます。

廊下

1階には、ショップと書店(図書館?)あり。ショップは、華山1914文創園区にもある、セレクトショップの未来市ですね
https://www.taipeinavi.com/shop/664/

建物外周のピロティー部分にも改修の解説があります。

最上部の塔屋は、4階部分の増築時に取り壊されてしまっており、今回鉄骨で再建されたとのこと。洋式の外観に瓦屋根を乗せた構成、1937年竣工だけに、1930年代の流行の帝冠様式を取り入れた最先端の建築だったことがわかります。

台北記憶倉庫(三井物産株式会社旧倉庫)・北門

國家攝影文化中心から忠孝西路を西へ。三井物産株式会社旧倉庫をリノベーションした台北記憶倉庫。台北城の遺構「北門」
三井物産株式会社旧倉庫は、再開発で曳家を行い、移転して現在の場所で再生されたとのこと。

博愛路 看板が示すとおりカメラ街

撫臺街洋樓

次の目的地「撫臺街洋樓」。ここも台北市の市定古蹟。1階が石造で作られ、その上に木造が乗る構成。

1910年に合資会社高石組の社屋として建てられたとのこと。内部の展示でも創設者の高石氏をかなり詳細に紹介しています。

今回手に入れた子供向けの絵本ですが「高石大叔看臺北(高石おじさん台北を見る)」という絵本があります。ここで初めて知ったのですが、合資会社高石組というのは、建設会社で、臺灣博物館、現在の華山1914文創園区の酒造所、松山文創園区のタバコ工場等の建設に関わっていたようです。この絵本では、日本統治後に台北の環境が劇的に変わったこと等々、その歴史を紹介しています。

撫臺街洋樓は1Fは石造で、台北城の城壁の石材が使われているとのこと、2階は木造。

2階の展示スペースは、小屋裏丸見えで木組みが見えます

2階は企画展示になっているようで、近辺の街路が紹介されていました

西門地下街使用人数

次の目的地に向かうために、捷運西門駅に向かいますが、地下街への階段に地下街の表示あり。台湾は共同住宅には近隣の防空壕となる地下施設が求められるということを聞いたことがあり、その表示でしょうか?

地下街には日本と同様に様々な広告がありますが、これは応援広告でしょうか?日本のアイドルかと思ったが、台湾人のアイドルグループのメンバーらしい

台北お馴染みのバルコニー拡張

西門駅から緑線に乗り、台電大楼駅へ。割と良さそうな住宅地が続くが、バルコニーはお馴染みの鳥かごのような拡張。最上階の連続窓はおそらく増築部分。

芋芋甜點舖(タロイモスイーツ専門店)

タロイモスイーツ

昼ごはん代わり。タロイモは腹に溜まります。

雅博客二手書店

タロイモスイーツの店の並びの古本屋「雅博客二手書店」。このエリアは台湾大学の西側の文教地区。古本屋等学生向けの店が数多くある。

前面ガラス張りの明るい「整理された」店内。どの分野もまんべんなくある。CD、DVDもある

台湾e店(実店舗は閉店・移転?)

この近くのもう一店「台湾e店」は独立書店系では、必ず紹介される店。だが、店舗があったと思われる場所は、すっからかんで貸店舗の広告あり。実店舗は閉店しまったか?移転したようです。

温州街を歩く

温州街を北上、永康街方面へ。大きな樹木が多く、しかも道路にはみ出す。1階には個性的なカフェがあり、高級住宅エリアでもある。

台湾大学に近いので時々日本統治時代の家屋が残り、保存対象になっているものある。

高級住宅街でもバルコニー拡張もある。流石に最近開発されたような建物では、バルコニーが拡張されているのは少ない。

謎のマーク。共同住宅の門扉なのだが、不思議なデザイン

茉莉二手書店(師大店)

台湾の古本屋と言えば「茉莉二手書店」。台北市内に3店舗あり、ここは台湾師範大学の近くの店舗。そこそこ規模も大きくキレイな店舗。品揃えもオールラウンダー系で何でもある。


こちらの店舗は地下あり、かなり大きな店舗です。

青田茶館

同じく台湾旅行中の友人と会う約束をして、茶藝館へ。青田茶館は、永康街の奥にあり、日本統治時代の家屋をリノベーションした茶館で、ギャラリー併設の良い空間です。



庭もあり、そこそろ値段は張るが、この空間で時間を過ごせるのは価値があります。

大来小館

その後、友人を連れて、東門駅に近い台湾料理店「大来小館」へ

どれもこれも美味い。やはりご飯も必要で、今回は魯肉飯を。

一成蔬果店

友人を見送った後、東門駅近くの果物屋へ。5月ということでマンゴーが出始め、台北の有名なかき氷屋「冰讚」も営業開始したと聞いていたので、以前オススメされた果物屋へ。マンゴー、パパイヤ等の台湾の果物から、日本やアメリカから輸入されるりんご等、全て山積みのすごい光景。

マンゴーも出始め、大きさによりピンきりに値段様々。購入してホテルで食べました濃厚な味で、堪能出来ました。旅行に果物ナイフは必須です。
調べると、ここの営業時間も遅くまで営業。他の果物屋も割と朝から夜遅くまで営業しているところが多いので、ホテルの近隣の果物店は予め調べておいたほうが良いかもしれません。
<台北の本屋を巡る旅 3日め終了>

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