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ヒトサマの都合

今朝のテレビでデンマークが、人への感染が認められた「水貂」という動物を1700万匹殺処分、というニュースを報道していた。

私は水貂という動物が何なのかわからなくて、白くて大き目の鼠っぽい死体の山の映像を見つつ、(これはイタチ?カワウソ?)と予想しながら「養殖場って、デンマークではこんなもの食べてるんかね?」と旦那に聞いたら「食べるんじゃない。毛皮だけ取るんだよ」と言われて、水貂というのは「ミンク」の事だ!と思い当たった。

(*ミンク:改めて調べてみると、イタチ科の動物でした)

そしてすぐ、「え?毛皮だけ取るなら、取った後は??」と気になりました。今回はミンクから人間へのコロナ感染が確認されたから、という理由で大量殺処分がニュースになっただけで、実はそうじゃなくても、もし毛皮を剥いだら殺処分、という事なら、どちらにしても殺される運命しか選択肢のないミンクがいたたまれな過ぎると思いました。

そんな事を言ったら、家畜だってと言われるかもしれませんが、生存の為に、「他の命をいただく」という大義名分が立っていると、それなりの必然性もあるかなと思えてしまう自分。これも確かに身勝手でしょう。

でも、ただ毛皮を取る為、という「それがなくても生存に全く問題ない事の為に」大量飼育され、ただ殺されていくというのは、これは、そういうのやめましょうよ、という話がもっと広がって行ってもいいんじゃないの、と思いました。


↓↓ミンクをガス室送りにする事を「ウチは最も動物思いの殺し方です」という養殖場オーナー。

↓↓こちらは、動物を殺す前に失神させて皮を剥ぐやり方を批判しているもの

↓↓こちらは毛皮を剥ぐことが地球の環境保護であり、人間が管理していくべきだと正当性を主張している日本毛皮協会のサイト。

朝から何か色々な事をすごく考えさせられたニュースでした。


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