見出し画像

ベビーリーフと河内晩柑のサラダ

ここのところ、目まぐるしく環境が変わっていった。
お休みの日にゆっくりと過ごすのもいつぶりであろうか。

気が付けば梅雨入りとなり、私のくせっ毛の前髪はうねりにうねっている。
髪も伸びてきたようだけれど、中々このうねり上げている髪の毛を切りに外に出ることも避けたいご時世である。

「ああ。暑い。」

そんな時に、ふとスーパーで見かけた黄色い彼。
――――――河内晩柑。

人というものは暑くなるとサッパリとしたものや、酸味のきいたものを食べたくなるものだ。
また、彼の黄色く丸い見た目も食欲をそそるのだ。

河内晩柑という名前を見た時、大阪の地の物なのかと思ったのだけれど、大阪の河内ではなく熊本県の河内町で見つかった自生種なのだとか。

見た目はグレープフルーツに似ているのだけれど、苦みは無くてスッキリとした甘みがある。
特に今の時期は果汁がたっぷりで、酸味も甘みもしっかりとしているのだとか。

という訳で、そのまま食べても良いのだけれど、サラダとして食べてみる。

▶レシピ

▼材料(1人前)
・河内晩柑………………………………………………………5房程度
・ベビーリーフ………………………………………………40g
・パプリカ(赤)………………………………………………1/8個
・オリーブオイル……………………………………………小さじ1
・塩…………………………………………………………………ひとつまみ
・黒胡椒…………………………………………………………お好みで

▶作り方

1) 河内晩柑の下処理をします。皮に縦に切れ目を入れて親指を入れると外側の皮がふわっと剥けます。中身を潰さないようにゆっくりと剥いていき、房を一つづつ外して薄皮も外していきます。
※薄皮は実の中央から薄皮を破いてゆっくりと外すと綺麗に身を外せます。

2) ベビーリーフは洗って、しっかりと水気を切る。パプリカは細かく刻み、河内晩柑とお皿に盛っていきます。

3) 塩と黒胡椒を散らしたら、オリーブオイルを回しかければ完成。

▶さいごに

河内晩柑の果汁がたっぷりで、塩と黒胡椒とオリーブオイルと口の中でフレッシュなドレッシングになっていく。
酸味も甘みもしっかりしているので、シンプルだけれど非常に美味しい。
このサラダにドレッシングは要らぬのだ。

正直を言うと、彩りのため…と散らしたパプリカも食感のアクセントとなって、いい仕事をしている。

そうです。こういう爽やかな酸味がある食べ物を欲していたのです。
ゴールデンウイークは環境の変化に伴う様々なことに忙殺されていて、疲労が溜まっていたのかもしれない。
人間が忙しい時に感じる時間は一瞬に感じたりするが、それは一種のアドレナリンが出ている様なものなのだと思っていて、身体はちゃんと疲れているのだ。

だいぶ落ち着いてきたので、ここいらで少しゆっくりとしてから、また次の目的地まで歩き始めよう――――。

そう心で呟きながら、食後の珈琲が入ったカップを傾ける。

この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?