やじまーじゃんnote

麻雀は特に関係ないです

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アブストラクト・マイパーソナリティ

私がnoteを書こうと思ったきっかけのひとつは、「自分の内面を言語化する」ことだ。 この作業は内面的な恥部みたいなところを削り取って、人に見せられるかたちにするというカロリーの高いもので、なかなか着手できずにいた。その結果、いくつかのお茶濁し記事を世に放ってきたのだが、最近になってようやく気力が湧いてきたので、その灯が絶える前に書いておこうと思う。 (ところどころ出てくる写真に意味はありません。大学時代に撮った風景写真とともにお送りいたします。) その日暮らしを続けてき

    • 2023プレイリスト全曲感想

      毎年、Spotifyで年間のプレイリストを作っている。あくまで個人で楽しむためだけのものなのだが、せっかくなので全曲の一言感想を書いておきたいとふと思った。備忘録としてもいいと思うし。 【このプレイリストに関して】 ・曲順=登録順ではないです。ランキングでもないです。通して聴くときに良い感じになるように、主観で曲順を決定しています。 ・1アーティストにつき1曲としています。 ・個人的によく聴いた曲なので、リリースが2023年でない場合もあります。 1:Something

      • ひげとダンディズム

        どうも、青髭大魔神です。またの名をMr.青髭です。 どうやら私はひげが濃い。その事実を認識するようになったのは大学に進学してからだろうか。 高校の時から、朝ひげを剃ってから登校していた。基本的に毎日剃ってはいたが、朝起きるのが遅くて時間が無かったりうっかりしてたり、剃らずに学校に行く日もたまにあった。 さすがに3日4日放っておくと目立っちゃうのでそこまで放置することはなかった。でも1日剃り忘れたくらいでは別に気にならなかったということは、当時はそんなに大したひげではなか

        • 考察!音楽と地域性

          バンドのディグをしていると、「○○発!スリーピースバンド」とか「○○出身4人組バンド」的な表現をよく見かける。○○には、京都とか世田谷とか、地名が入る。 この表現ってなんだろうとぼんやり考えていたところ、思ったよりいろいろな方面の事柄に関連がありそうだったのでまとめてみることにした。 出身地は大事なのか? 大事やろ!派 バンドの紹介において、そのバンドがどこの出身なのかという情報はそもそも大事なのか。必要なものなのか。大事派といらない派の両方の意見を考えてみる。 大事

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        アブストラクト・マイパーソナリティ

          What a Wonderful Birthday!

          誕生日の思い出 学生時代、8月生まれの人は誕生日が夏休みなのでスルーされがち、というのはあるあるだと思う。8月25日が誕生日の私も例外なくそうだった。 そもそも聞かれなければ誕生日がいつか公言はしてこなかったし、友達がたくさんいる方ではないので、私にとって誕生日はそれほど大きなイベントではなかった。 去年の誕生日はひとり映画、一昨年の誕生日は自動車学校と、ここ数年もやはりパッとしない誕生日を過ごした。 台湾で過ごす夏 遡ること数ヶ月前、私の所属する研究室の夏の海外研

          What a Wonderful Birthday!

          熱源

          好きなアルバムはと聞かれてパッと思いつくのがcinema staff「熱源」である。リリースは6年も前だし、それ以降リリースされた曲もあるのだが、ここは思い切ってマイフェイバリットアルバム「熱源」の解説してみよう。 「熱源」ここが好き ①演奏が最高 演奏がバチバチかっこいい。シネマのバンドサウンドは、打ち込みでは表現できない人間臭い、有機的なところが好きなポイントであり、「熱源」は特にその部分にこだわっているように感じる。細かいアレンジも良い意味で無駄が多く、演奏に注目し

          欲をいうなら、山が見える所で。

          山が好きだ。登ってよし。眺めてよし。今回は山を語ろう。 しかし、山岳部時代のことを綴るとなると、書きたいことや書かねばならぬことが山ほどあるので(山だけに)キリがない。ビッグトピックを扱うと却って筆が進まないのだ。実際、そんな書きかけの大型noteがたくさんある。 なので今回は山に対する上っ面の愛だけ。短編で。 山のある風景 東京に移り住んで3年経つ。生活上不便なことはなくそれなりに楽しく刺激的な毎日だが、この住環境にひとつ不満があるとすれば、それは風景に山が無いこと

          欲をいうなら、山が見える所で。

          汗と涙の物語(辞書的な意味で)

          汗と涙の物語を書こうと思う。ただし、努力して何かを成し遂げた話ではなく、生理現象としての汗と涙の話である。 汗の物語 梅雨のシーズンは蒸し暑くて参ってしまう。この時期は、少し外に出ただけで背中に服が張り付くような、いやな汗をかく。 私はもっと、気持ちよく汗をかきたいのだ。適度な運動で汗をかくのが良い。ジョギングがいいね。 中学までやっていたバスケは室内スポーツだ。このスポーツの汗かきポイントは、体育館内に風が入ってこないことである。体育館の窓は下の方に小さいのと、2階

          汗と涙の物語(辞書的な意味で)

          えんぴつはあまりいいデバイスではないわ

          マヌケな事故 特段大きな怪我もなく、大きな事故にも遭わず、それなりに健康に生活してきた。 ただ、小さい頃の私は今より衝動的な人間で、突飛な行動をしてはその度に痛い目を見てきた。 例: ①幼稚園の頃、私はあやとりが好きだった。ある日、何を思ったか私はあやとりの紐の両端を持ってピンと張り、自分の背中や首の後ろを乾布摩擦の要領で擦っていた。あやとりの紐は細いので、そんな風に擦りでもしたら当然摩擦がキュッとかかる。そのあとはご想像の通り、首の後ろに一直線のやけどを負った。なんか

          えんぴつはあまりいいデバイスではないわ

          大物noteを書いております。バードビュー・シリーズもいずれ続編書きます。

          大物noteを書いております。バードビュー・シリーズもいずれ続編書きます。

          胸を張って生きる

          他人から見た自分の姿 自分の姿を客観的に見る機会というのは少ない。たまに集合写真やLINEで共有された写真の中に自分が写っているのを見ると、自分って周りの人からこんな風に見られてるんだなーと気づかされる。 特に、気を抜いているときに撮られた自分は、表情が死んでたり顔が事故ってたり、正直見れたものではない。 中学生の頃、生徒会に所属していた私は、開式の言葉とか代表挨拶やら、大勢の前で話をすることが何度かあった。そういうイベントでは、カメラマンが広報用の写真を撮りに来ること

          胸を張って生きる

          ソムリエ志向

          コーヒーブーム 私の所属する研究室で、コーヒーが密かなブームになっている。ただのコーヒーではなく、ちゃんと豆から挽くタイプのそれだ。 キャンパス内に併設されたカフェのポイントをコツコツ貯め続けた研究室同期が、ついに貯まった100ポイントを先日コーヒー豆に引き換えた。彼はその後、コーヒーミルやらドリッパーやら揃え、研究室内でコーヒーを嗜む環境を見事に整備した。 各種器具の共同出資者として、最近私もそのコーヒーを頂戴している。普段からコーヒーをあまり飲むほうではなかったし、

          ピアノスタルジー

          ピアノと私 今でこそギター大好きマンの私だが、楽器を嗜むきっかけとなったのは他でもない、ピアノだ。 幼稚園の頃から某Yピアノ教室に通っていて、たしか小学6年まではレッスンを受けていた。自発的に習いたいと言い出したものではなかったし、楽譜をなぞってちまちま練習するのは正直あまり楽しくなかった。発表会はめっちゃ緊張するし。 そんな私がピアノを弾くのが楽しいと思えるようになったのは、実はレッスンを辞めた中学以降だと思う。中学生になり、弾く機会こそ減ったものの、年一のクラス合唱

          ピアノスタルジー

          金縛り備忘録

          高校3年生のとき、なぜか頻繁に金縛りにあう時期があった。 1ヶ月の間に4、5回金縛りにあった。後にも先にも金縛りの経験はこの期間しかない。なぜこの時期に集中していたのかは未だに分からない。今回はそんな金縛りのお話。 ファースト・コンタクト ある夜、ふと目が覚め(実際に目が開いたかどうか覚えてないが)起き上がろうとすると、全く身体が言うことを聞かない。あれ、と思ったがこの現象を理解するのに時間はかからなかった。 金縛りや!!! ところで、私には霊感的なものがまるでない

          バードビュー・シリーズ③「鍵の学校」

          2015年5月 夜の22時になると彼は決まってラジオをつける。すると、エレキギターの音で学校のチャイムが流れる。 そのラジオの名前は「SCHOOL OF LOCK!」。TOKYO FMをキー局に全国で放送されている、中高生向け番組だ。"校長"と"教頭"が軽快なトークで進行し、お便りを読んだり、時にはリスナーと電話をつないでトークしたりもする。 そして何より、SOLは、中高生のための音楽番組だった。いわゆる邦ロックと呼ばれる曲を積極的に流し、人気ミュージシャンが担当するコ

          バードビュー・シリーズ③「鍵の学校」

          バードビュー・シリーズ②「遥か彼方」

          2015年3月 冬が終わり、穏やかな春が来た。 ロックバンド・カルチャーと出会った彼はというと、いよいよ色々なバンドのCDを集めなくてはという気持ちで春休みを過ごしていた。 だが、明確にこのバンドが好きだとかこんなジャンルが好みだとか、そういう指標を彼はまだ持ち合わせていなかった。 「好きなバンドのCDをコレクションする」という行為を自分もしてみたいという、それだけだった。他の人と違うなにかでありたいという、それだけだった。 衝動だけで電車に乗り、TOWER REC

          バードビュー・シリーズ②「遥か彼方」